Learn about different artists and how they're using Live.

Producer

Artists

Producer's Corner - The FrontlinerのEDMアーティスト・プロフィール特集

上: Producer's Cornerで特集されているアーティストのひとり、Mr. Bill The Frontlinerは、実力のあるアーティストと新進気鋭のミュージシャンの両方に関する記事とニュースを提供する、EDM界の優れたソースとなっています。 「Producer's Corner」と名付けられた特集記事で、The Frontlinerは一連のミュージシャンやサウンド・デザイナーにスポットを当て、お気に入りの機材やテクニックについて話を聞いています。インタビューを受けたアーティストには、Mr. Bill(写真)、Morten、His Majesty AndreなどのLiveとPushのユーザーも含まれています。この特集記事からいくつか抜粋してご紹介しましょう。 「友達と学ぶのは重要だと思う。これを始めてから、いきなり学習のスピードが10倍になった。毎週、アイデアやソフトウェアについて学んだ知識を共有していたからね」 - Mr. Bill 「一番大切なのは、お金で買えるものではないと思う。体験と耳 – 頭さえ付いてればお金をかけなくても手に入る。それに、学ぶことと体験することはお金に換えられないものだ。高価な機材は音楽制作のプロセスを支援してくれるし、頭を悩ませることや時間の浪費を防いでくれるけど、ごく普通の機材を使っても、オーディオ分析プラグインの読み方を知っていればいい結果を生むことができる」 - His Majesty Andre The Frontlinerで詳しく読む

Kawehiが「Heart Shaped Box」をカバー

Artists

Kawehiが「Heart Shaped Box」をカバー

才能豊かなシンガーでありマルチな楽器演奏者であり、オリジナル楽曲やNine Inch NailsやRadioheadのカバーで私たちを驚かせてくれたKawehiの活動を、私たちはしばらく追ってきました。彼女の最新ビデオでは、Nirvanaのヒット曲「Heart Shaped Box」に、彼女ならではのヒネリを加えています。以下から見て、聴いてみましょう: Kawehiについてもっと詳しく その他のアーティスト記事

Archie Pelago:クリエイティブ・コレクティブ

Artists

Archie Pelago:クリエイティブ・コレクティブ

Archie Pelago in the studio Archie Pelagoの音楽を聴けば、通が揃うニューヨークのクリエイティブ・サークルでこのトリオが評判となっている理由が分かるでしょう。ジャズ、ニューミュージック、エレクトロニクスの技巧的な混合からは即興の純粋な喜びがにじみ出ており、しばしば誤用される「フュージョン」の本来の意味を存分に示しています。 AbletonはArchie Pelagoの本拠地ニューヨーク・ブルックリンにCosmo D(Greg)、Hirshi(Dan)、Kroba(Zach)を訪ね、スタジオそしてステージでのクリエイティブなコラボレーションの方法について話を聞きました。 チェロ、サックス、トランペット、DJイング、エレクトロニクス – どうしたらこれらすべてを上手くまとめることができるのでしょうか? Cosmo D:チェロは子供の頃から弾いていて、その後でAbleton Liveを使い始めました。即興にはずっと興味があったのですが、チェロとLiveの相性はとてもいいんです。徐々にこの2つは融合し、非常にオーガニックなものになりました。 Kroba:自分のサックス・サウンドのスペクトラムを広げる手法をいつも模索していました。以前はエフェクト・ペダルを使用していたのですが、GregからAbleton Liveを紹介されてからは、これだけ使用しています。エフェクト・ラックとしてだけでなく、リアルタイム・ルーピング、リサンプリング、複雑なMax for Liveなど、何にでもLiveを使用しています。Liveを使用することで、それまで不可能だったサウンドや音色構造をプレイすることができます。 Hirshi:私はトランペットを学びました。今でもレコーディングでは演奏しますが、最近はDJを重点的に行っています。一番興味をそそられるのは、自然かつ自由に新しい手法を試すことができ、オーディエンスに反応できることです。私にとって、これは他の楽器を演奏するのとまったく同じ感覚です。 こういったすべての要素を、技術的にはどのようにして融合させているのですか? Kroba:それぞれ、ラップトップにAbleton Liveを入れています。HirschiのコンピューターにはDJイング用のSeratoも立ち上げていて、The BridgeでAbleton Liveと同期させています。その他2台のLive用コンピューターはテンポ同期するようHirschiのシステムにMIDI同期でつないでいます。HirschiがSeratoのトラックをスタートさせるとそれがマスターテンポとなり、3基のAbletonシステムすべてが同期します。 Hirshi:すべてのオーディオ信号はこのDJミキサー(Rane Sixty-Eight)を経由します。ここで、Serato/Liveシステムの出力用のチャンネルと、Cosmo DとKrobaのAbleton Live出力用のチャンネルを分けます。 Cosmo D:プレイしているときは、各々がクリップのスタートや新規クリップの録音をリアルタイムで行います。拍が合っていなければならないので、それぞれのコンピューター間のMIDI同期が非常に重要になります。クリック音は使用していません – 私たちに聞こえるのはオーディエンスと同じ音楽です – が、この「体内メトロノーム」を共有しているので、安心してインプロビゼーションが行えるというわけです。 Archie Pelagoのセットアップは、Seratoに同期する3台のAbleton Liveシステム、Push、その他のコントローラーですね。 さまざまなコントローラーをLiveと使用されているようですが。 Cosmo D:はい、これらは、Liveを他のアコースティック楽器と同時にプレイするのに重要となります。Krobaと私はどちらもKeith McMillenフットコントローラー(12ステップ)を使用しています。主にmAbleton Liveのセッションビューを進めたり、プレイバック用にチェロやサックスをオーディオ・クリップとしてその場で録音するのに使用しています。 他にも、Liveのエフェクトのコントロール用に各自がLemurとiPadを使用しています。iPadコントロール・レイアウトは最大2ページ程度に制限して、可能性の幅を広げすぎて見失わないようにしています。私たちのセットアップは、一見複雑に見えるかもしれませんが、実際にはとても効率のよいものになっています。 先ほど「リサンプリング」という話が出ましたが、サックスやチェロの音をリアルタイム録音し、ループ化して、オーディオ・ループとしてプレイバックするということでしょうか? Cosmo D:はい、その通りです。たとえば、チェロを演奏するとき、信号はオーディオ・インターフェース(Motu MicroBook II)からLiveのセッションビューの1チャンネルに直接送られます。このチャンネルのオーディオ出力は、録音用に準備している別のチャンネルの入力にルーティングされています。フットコントローラー(MIDIアサイン・モードに設定されている)の1つのボタンを、録音チャンネルのトラックローンチ機能に割り当てています。つまり、チェロを演奏している間に、選択されているクリップ・スロットへの録音を開始できるのです。クリップは、あらかじめ設定しておいた長さで録音されます。また、同じフットコントローラーのペダルを使って、録ったばかりのクリップのプレイバックを開始させることができます。...

Input/Output: Dizz1

Artists

Input/Output: Dizz1

メルボルンを拠点にするターンテーブリスト兼プロデューサー兼ドラマー兼教師のDave Norris(aka Dizz1)は、トラックごと、ビートごとに、着実にその評判を築き上げてきました。UKのレーベルTru Thoughtsから届けられた彼の最新リリースである「Everyday Grind EP」は、Dizz1のタイトかつテクスチャー豊かなインストゥルメンタルに、Aloe Blacc、Om’Mas Keith、Warrior Queenなどのフロウを乗せた作品です。シリーズでお送りするInput/Outputは今回、(Live Setの無料ダウンロードを介して)「We Go Ridin’」の裏側に迫り、Dizz1にこの曲の制作について詳しく聞きました。 「We Go Ridin’」のドラムは、キックドラムがベースも兼ねているように聴こえます。この効果はどのように作り出したんですか? 通常、僕はひとつのトラックの中に、ひとつはトーンを、ひとつはキャラクターを出すために最低二つのキックを使うようにしていて、スタイルによっては低音域にサブ・シンセも使います。でもこの曲の場合は、808が曲のキーと共鳴する独特のヴァイブを持っていたので、僕は808のサンプルを使い、キックはひとつだけにしたんです。その時々によりますが、808のサンプルによってはフロントのクリックのおかげでキックを足す必要すらない場合もあります。でも結局最後は、好みの問題ですね。 それに、スネアドラムをどう重ねるかもかなり重要で、この曲では2種類のスネア、自然な音と太めの808の音、それにクラップも重ねてあります(でも個別に)。僕のドラム・パートの作り方においてはチューニングがとても重要で、それが合っていれば、たくさんのサウンドを足し合わせたようではなく、まるでひとつの音源のような統一感を出せますし、ミックスの際にもまとまりが良いので、その為に外科的なEQ処理をしなくて済みます。 「We Go Ridin’」のLive Setのダウンロードはこちらから - Live 9 Standard か Suiteが必要です。 「We Go Ridin’ feat. Om’Mas Keith」のLive Setには、ヴォーカルとバック・コーラスが書き出されてマスタリングがされています ― この曲はリード・ヴォーカルのアカペラを中心に曲を組み立てミックスするというプロダクション手法を取ったのでしょうか?Om’Mas Keithとのコラボレーションはいかがでしたか? 実は、僕は2008年にバルセロナで開催されたRBMA(レッドブル・ミュージック・アカデミー)に参加した際にOm’Masと出会ったんです。ある晩に遅くまで一緒にジャムをしたことがあって、次の日に彼に会った時に、その作業中だったトラックを彼に聴かせたんです ー そしたら彼は、「そいつを俺のProToolsにぶち込んでくれ!」と言ってきた。フォーカルがあまりに素晴らしかったので、それが僕にとってのある種のリトマス紙となり、僕の作るアレンジメントの判断基準になりました。このバージョンは原曲よりもよりクラブっぽい雰囲気になっていて、「Everyday Grind」EPは全体的にそういう内容にしたかったんです。 「We Go Ridin’ feat. Om’Mas Keith」のLive Setには、ヴォーカルとバック・コーラスが書き出されてマスタリングがされています ― この曲はリード・ヴォーカルのアカペラを中心に曲を組み立てミックスするというプロダクション手法を取ったのでしょうか?Om’Mas...

Second StoreyがPushを実演

Artists

Second StoreyがPushを実演

Alec Storey(aka Al Tourettes aka Second Storey)は、アンビエントな雰囲気とシャープでパンチのあるエレクトロスタイルのビートを作り出す名手です。AlecはSonic Stateでスタジオ・ライブを行い、PushとLive 9を使用したワークフローを披露しました。その様子を下からご覧ください。 昨年リリースされたEP「Margosa Heights」収録のAlecの音楽をお楽しみください。 Pushについてさらに詳しく

Rishabh RajanによるJポップのマッシュアップ

Artists

Rishabh RajanによるJポップのマッシュアップ

以前ご紹介した、認定トレーナーRishabh RajanがさまざまなKポップ曲を題材にマッシュアップを披露したビデオは好評でした。そのRishabhが、今度はJポップのマッシュアップ・ビデオを公開しています。今回は、Capsule、Perfumeなどのソングライティング/プロデュースで有名な中田ヤスタカを取りあげています。Rishabhは今回もPushを使用し、友人Iam Lamがアコースティック・ギターで参加しています。下からビデオでご覧ください。

Input/Output: Komon & Appleblim

Artists

Input/Output: Komon & Appleblim

最初のSideshowのリミックスをきっかけに、Appleblimとして知られるLaurie OsborneとKomon(またはKomonazmuk)として知られるKeiran Lomaxは、その後も複数の優れたリリースを通してコラボレーション関係を築き上げてきました。彼らの最新作である「Jupiter」EPは、長年の友人でもあるWill Saulが共同運営し、各方面からリスペクトされているAus Musicからリリースされました。私たちはLaurieとKieranと話す機会を得て、スタジオでの共同作業、「Jupiter」制作秘話、そして曲を完成させる上でコラボレーション相手がいることの利点などを聞きました。 実際の制作時は、お二人は一緒にスタジオに入るのですか?それともセットを相互に送り合いながら作っていくのでしょうか? 二人:一緒にスタジオに入ります、99%の場合は。 Keiran: 同じ気分を共有するために、お互いに曲を聴かせ合ったりして、DAWのスイッチを入れる前に二時間くらい一緒に過ごすこともあります。 Laurie: 僕たちは、僕がブリストルに引っ越したときからずっと友達だったので、最初は本当に仲間同士で協力するという感じだったんですが、一緒にスタジオに入るといい結果も伴うということが分かってきた。共同リミックスが本当に上手くいったので、それを4~5曲やるうちに、オリジナルの曲も作ってみた方がいいんじゃないかということになった。面白そうだと思ったし、それまではリミックスの依頼ありきで、もっと「仕事」という意識だったんです。そこから、「ワオ、これをスタジオに持ち込んで、ゼロから曲を作れたらいいんじゃないか?」と思うようになった。 お二人で共同作業をする際は、どのようにアイディアをまとめるのですか? Keiran: 最近の作品に関しては、わりとマニュアル通りにPushとMax for Liveを使いこなすようにしていますね。僕もまだ学びながらという感じなので、例えばチャンネル・ストリップを作成したら、早い段階でLaurieにも見てもらうようにしています。 Laurie: 彼が、「ちょっとクールなもの作ったんだけど、この前の夜にやり方を覚えてさ、まずはこれを使ってみないか」と言ってくるんですよ。最近作った曲のひとつは、Keiranが作り方を覚えた音楽生成パッチから作り始めたし… Keiran: 一つの音がすべて音階に合う24の音を生み出すんです。 Laurie: そういうものを聴くと、「ワオ、これはクレイジーだな。すごく面白いけど、僕一人だったら絶対こんなこと出来なかっただろうな」と思って、それを曲作りのとっかかりにする。それから、テンポを決めて、ビートを足していこう、という感じで進めていきます。 「Jupiter」にはOperatorとAnalogを使用していますよね? Laurie: ああ、今になってアレンジを確認してみて、「ワオ、これがOperatorでこっちがAnalogだったか」と思った箇所はいくつかありましたね。僕は自分がどういう風に作ったかすぐに忘れてしまうので、「あの部分ってどうやったんだっけ?」と思い出せないことがよくあります。自分ではすごくアナログっぽい音だと思ったところが、実はOperatorをGrain Delayなどで加工した音だったりする。おそらくEPを聴いた人が「ああ、これは絶対Roland Jupiterでしょ」と思うであろう箇所が、実は違うんですよ。 僕はAbletonを使い始めてもずっと使いこなせなくて、まだ学びながらやっているので、Keiranがそれで作業しているところを横で見ているといつも本当に感心するし、少しずつ勉強させてもらってます。 Keiran: 君はアレンジメントをやり方を知っているし、カット&ペーストなども問題なく出来ているよ。 Laurie: 僕たちは一緒に座ってしばらく音楽的なジャムをして、そのクリップを一緒にエディットしたりする。僕がKeiranを必要とするのはそういうときで、隣にいてくれて、そのボールを受け止めて少し走って、またパスしてくれる ― 意味わかるかな?そういう相手がいないと、僕一人でぐるぐる考え込んでしまいますから。でもKeiranがいると、次のステップに進めてくれて、どんどん組み立ててくれるんです。 [背後で「Jupiter」の収録曲が流れているのを聴いて] これは君のFM音源で作ったキック音だっけ? Keiran: ああ、これはOperatorを使って完全に合成したキック音で、その最後に足したのはDynamic Tubeだけだ。 Komon's custom kick synth Rack 「Jupiter」収録の「Glimmer」には、複数のシンセをレイヤーしたような音が入っています。これはどう作ったのか説明してもらえますか? Laurie: 確か、Arpeggiatorsで作り始めたと思います。Ableton内蔵のScaleやArpeggiatorsなどは、僕たちが特に気に入ってよく使っているものですね。僕はずっとアルペジオに固執してきたタイプなんですが自分ではどうやるのかよく分かっていなかった。ただKeiranと一緒に作業をしていて、一つのコードでそれが出来て、その上から、7セミ・トーンだけピッチを上げた別のアルペジオを足したんです。 かなり要素は多いんですが、KeiranのEQのスキルが高いので、それらが全てうまく納まるんですよね。ごちゃごちゃしたりとか、やりすぎな感じになり兼ねないものを、それぞれがちゃんと所定のスペースにはまっていると思います。僕がこの曲を好きな理由は、とてもクリアで(各要素が)分離されているところなんです… 中心にキラキラするシンセがあって、上部にクリックっぽいパーカッションがあり、ボトムにはファットで丸みのあるベースがある。それがとっ散らかったりごちゃごちゃせずにまとまって聴こえているといいんですが。 Keiran:...

CyHi the Prynce & Tec Beatzの新作ミックステープ

Artists

CyHi the Prynce & Tec Beatzの新作ミックステープ

カニエ・ウェストのGOOD Fridayシリーズで初登場したCyHi the Prynceは、Pusha TやAkonといった他のビッグネームからの支持を得た新進気鋭のMCとしてその名を上げています。今週リリースされたCyHiの新しいミックステープ、「Hystori: Black History Project」は、米国における黒人の歴史に対する政治的および社会的な意識を提起しています。ディープで口承的なスタイルのCyHiは、コレッタ・スコット・キングやジャン=ミシェル・バスキアといった伝説的人物に自身の個人的な体験を関連させています。 カニエをエグゼクティブ・プロデューサーに迎えた「Hystori」は、リリース後すぐに高い称賛を得ています。CyHiは、「Hystori」でプロデューサーTec Beatzも起用しています。Tec BeatzについてのAbleton記事を下からご覧いただけます。 Blazinstreetzから「Hystori」をダウンロード Tec BeatzとPushについてさらに詳しく

David Rothenberg:虫の音楽

Artists

David Rothenberg:虫の音楽

Abletonコミュニティには、個性的なミュージシャンがたくさんいます。しかし、ジャズ・ミュージシャン、環境哲学者、教員、作家として活躍するDavid Rothenbergほどバラエティ豊かな肩書きを持つアーティストは珍しいかもしれません。Davidの著書「Bug Music(虫の音楽)」は、虫が発する音とリズムが人間に与えてきた影響を年代順に追ったものです。この特集記事では、Davidの視点と経験を彼自身に語ってもらいました。 これまでに、サヨナキドリ、マネシツグミ、シロイルカ、ザトウクジラとデュエットしてきましたが、虫との演奏はなかなか大変でした。セミの大群に対して人間はただひとり、数万匹の虫がドローンやシンセのようなうねりを生み出しているなかで人間の出す音はひとつだけです。うまく溶け込む方法を見つけようと試みています。 こちらは、イリノイ州スプリングフィールド湖でジュウサンネンゼミの大群とジャミングしようとしているところです。ジュウサンネンゼミは13年に1回大発生するのですが、逃すことのできない機会だと思いました。シャツの中にも多数の虫が入ってきて、シャツを着てても着てなくても関係ないような感じでした。その日の夜のアーバナでのコンサートに数匹を連れて行ってバンドに参加してもらいました。 Ableton Liveは、自然界の音のサンプリングやミックス作業にだけでなく、動物の発する音のスピードを上げ下げしたり、リズムに対する動物の自然なアプローチに手を加えることでどのように人間の耳に聞き取りやすい音になるかを研究したい科学者にとっても非常に便利です。たとえばこのジュウサンネンゼミは、一匹一匹はシンプルな「ジー」という音を出しますが、数万匹が同時に音を発すると、森中に響き渡るドローンとなります。私は、根気よく一匹ずつ鳴き声をマイクに収め、不均等にカスケードさせたグレインディレイをかけることでこれを再現しました。 鳥やクジラよりずっと前から、虫の鳴き声は、人間を楽しませ、人間の作る音楽にインスピレーションを与えてきました。現在まで続く人間のリズムやパターンといった概念やノイズへの興味はここから始まっているのかもしれません。バグ(虫)ステップがなかったら、ダブステップは存在しなかったかもしれません! 小さなカンタンたちが鳴き声を合わせるのは、彼らの脳のニューロンが「近くにいる別のカンタンの鳴き声を聞いたら、それに合わせて自分の声を少しだけずらす」という、たったひとつの音楽的ルールしか知らないからです。泣き声が揃ってしばらくすると、森中のカンタンが一緒に鳴き声を上げます。VJ Manzoの力を借りて、このシンプルな同期のアイデアを音楽ツールに変えてしまうMax for Liveパッチを開発しました。どうぞお試しください。 Cricket Sync for Max for Liveをダウンロード パッチを開いた状態で虫のトラックをひとつずつリセットすることで、カンタンの鳴き声を合わせたりばらばらにしたりでき、実際の虫たちのリズムを再現することができます。 自然界で生まれるこのようなリズムには、人の心を捉える何かがあると思います。それらは、協和音と不協和音、明瞭と不明瞭、音楽と雑音(ノイズ)の間を行き来するものです。しかしノイズとはいったい何でしょう?ときには耳にしたくない音を指し、またときには人々の心をつかんで離さない音響効果のことを指します。人間のノイズへの興味は、虫の鳴き声が生み出す音風景(サウンドスケープ)に対して私たちの祖先が抱いてきた思慕から来るのではないかと考えています。虫の鳴き声にインスピレーションを得て作られた音楽は、世界各地にたくさんあります。 「モンキーチャント」とも呼ばれる有名なバリの伝統合唱ケチャは、鳴き声を合わせるカンタンや、Max for LiveパッチInsect Syncと同じ仕組みです。 アフリカの熱帯雨林に住むピグミーは、ある種完全な音響の自然環境で、虫、カエル、鳥の鳴き声に合わせて歌うことで知られています。これこそ、ベルリンで制作作業を進めていた最新映画「Song From the Forest」のテーマです。 虫と演奏するのは、ジョークでも、人目を引くための手でもありません。音楽として感じることのできる範囲を広げるために行っているのです。イリノイでの初挑戦の後、あれほどのセミの大群のなかで演奏するのは賢明でないことは学びました。とはいえ、数百万匹がいたというわけではなく、周辺の木に止まっている数十万匹だったのですが。少なく見えるかもしれませんが、音はよく聞こえます。こちらは去年の夏、ニューヨーク州ニューパルツのハドソンバレーでのジュウシチネンゼミ大発生時のものです。 考えてみてください。このセミは、17年に1回だけ(種類によっては13年に1回のものもあります)、このような大群として私たちの目の前に現れるのです。この現象も、非常に長期にわたって同期されたビートのようなものです。人間が合わせて踊るには遅すぎますが、セミには可能なのでしょう。17年の間地下で生き続け、地上にはい上がる力を蓄え、わずか数週間の間に、歌い、飛び、つがい、死ぬのです。 フィールドでのライブパフォーマンスとスタジオ制作の内容をアルバムにまとめようという段階になって、虫の鳴き声にインスパイアされたまったく新しい領域の調性に興味を持ちました。私のアルバム「Bug Music」のラストの曲が示すような、エレクトロニック・ミュージックにおける現在のトレンドに関わることになったのは驚きでした。 今年はヨーロッパや全米ですばらしいミュージシャンである虫たちについて講演しています。このテーマに関する本も執筆しました。エレクトロニック・ミュージックと、数百万年にわたって人々の耳に届いている虫の鳴き声との関係についての章もあります。 こちらは、友人であるノルウェーのMungolian Jetsetが、グリッチと虫について歌った歌詞の付いたチューンを披露しています。 そしてこちらは、聖書に記された災害にインスピレーションを得たコンピレーションCDにImogen Heapが提供した作品で、虫の鳴き声のサンプルが多数使用されています。 虫の鳴き声にインスパイアされた作品や虫の鳴き声を使用した作品の一覧は、Spotifyでお聞きいただけます。 私たちは、ジョン・ケージが予言した時代を生きています。ミュージシャンはサウンド自体から直接音楽を作るようになり、音楽を聴くことは私たちが想像もしなかったような美しいサウンドを聞くことへと変化しました。小さな生き物がジャミングするサウンドに着目し、増幅することで、あらゆる種類の魔法が可能になるのです。次に私たちにインスピレーションを与えてくれるのはどんな生き物でしょうか?私は今、4台の4枚羽のドローンと演奏する準備を進めています。なんと話ができるドローンなのです… www.davidrothenberg.net www.bugmusicbook.com David本人が登場するイベント: 2月22日 Wie-Kultur, Berlin 3月7日 Emerge, Phoenix, アリゾナ州フェニックス 3月22日...

Neil Rolnick: A Sampler For The Ages

Artists

Neil Rolnick: A Sampler For The Ages

Darius MilhaudとJohn Adamsの元で作曲を、(FMシンセシスを発明した)John Chowingの元でコンピューター音楽を学び、パリの(MaxMSPを生んだ)IRCAMでPierre Bouezと共に研究者として勤務したNeil Rolnickは、20世紀の近代音楽の多様な潮流に精通した人物だ。しかしながら、学問の世界に30年以上携わってきたRolnickの作曲とテクノロジーに対する見方は、学問的とはほど遠い。実験精神に溢れ生き生きとした彼の音楽は、時に極めて複雑ながらも決して威圧的ではなく、むしろとっつきやすくメロディックで(あえて言ってしまうと!?)口ずさめるほどだ。 音楽パフォーマンスにコンピューターを用いた最初の(70年代後半)一人であるRolnickは、デジタル・サンプリング、インタラクティブ・マルチメディア、ヴォーカル、室内・オーケストラ作品といった分野を網羅し、常に技術的に洗練された手法と、人間的要素のバランスを保ち続けてきた。多くの場合、彼の作品には生楽器、即興演奏、不変のリズム、そしてミュージシャンとマシンのリアルタイムな相互作用が含まれている。 多忙なNeil Rolnickと話す機会を得た私たちは、彼の作曲家、教師、技術者としての進化について聞いた。 あなたのキャリアを考えると、その間に音楽テクノロジーは劇的な変化を遂げました。ハードウエアからソフトウエアへの移行がもたらした、あなたの考える良い点と悪い点とは何ですか? まず最初の問題として、私は技術進歩の賛否を理論化することは非生産的だと思います。実践的な観点では、色んなことが変わった、それに合わせて自分も変わるか、置いていかれるか、のどちらかしかありません。 とはいえ、そこには双方のバランスを取る方法もあります。ソフトウエア・ツールは操作性という面で、BuchlaやMoogといったアナログ・シンセサイザーで8あるいは16ステップのシーケンスを組んでいた、あるいはテープ・ループを使って作曲していた1970年代前半には想像もつかなかったような、ある種の音楽的能力と柔軟性をもたらしてくれました。70年代後半にStanfordやIRCAMでリアルタイムではないコンピューター・シンセシスを使っていた頃と比較してもです。1980年代に「A Robert Johnson Sampler」を作曲した頃でさえ、各5~15秒しかサンプルを保存出来ませんでしたから… 個別のフレーズをサンプルし、ループするのが精一杯だったのです。それと比較すると、現在出来ることの可能性は規模が違います。作り手は、テクノロジーの可能性を越えて、それをさらに押し広げるような想像力を持たなければならなくなりました。 しかしその一方で、全てがソフトウエアに移行したことで、音楽制作は物理的な触れ合いをほとんど必要としなくなりました。再生ボタンを押すことは実に簡単です。でも、少なくとも私にとっては、音楽作りに身体的な関わりを持たなくなったことで何かが失われてしまった。ですから、私は全ての作品において、私自身が音楽に集中しそれを感じてプレイしなければいけない状態を作るようにしています。現在、ピアノとコンピューターのための新しい作品を作っているところで、二週間ほどで公開される予定になっていますが、毎日何時間も自分のパートを練習しています。まるで生楽器を演奏するかのように。アナログ時代は、同じようにケーブルやノブを使ってモジュラー・シンセを生演奏するために練習しなければなりませんでしたから。でも現在は、あえて自分にそれを課しているのです。 あなたの作品、「A Robert Johnson Sampler」がプラットフォームからプラットフォームへと’ポーティング’しても、本質的には同じままを保っているのはどうしてですか? 「A Robert Johnson Sampler」が、音楽的に、1987年と同じままを保っているという見方は興味深いですね。それは、私の音楽の作り方と関係しています。原則的に、私は作品のサウンドとアイディアを先に考えます。それをエレクトロニクスを使って実現するか、あるいは生楽器の演奏家のために書き出すかを考えることは、また別の作業です。確かに実演方法を考案している間に曲自体に対する考え方が変化することはあり得ますが… 曲自体はそのままです。ですから、実演方法が進化しても曲の聞こえ方が大きく変わっていないということは、新たなテクノロジーを起用しても、自分がやりたいことを達成できる段階まで使いこなせているということになります。新しい可能性を開拓するためにテクノロジーを試すことは、新しい作品を作る際にやることが多いですね… そして私はそれをやり続けている。 もともと「A Robert Johnson Sampler」を制作したMac Plus上のOpCodeシーケンサーとハードウエア・シンセとサンプラーという構成から、現在のLiveへのポーティングは、自分に自分が求めるサウンドを実現するにはどうしたらいいか、パフォーマンスに必要な相互作用を作り出すにはどうしたらいいか、を問う作業でした。最近になって、コントローラーとしてiPad上でLemurを使用し始めました。これによって、あらかじめデザインされたインターフェースに限定されることなく、パフォーマンスに必要不可欠な身体的な要素を持たせながら、それぞれの曲に最適なインターフェースをその場でイメージし直し、様々な音の可能性を模索することが出来ます。 あなたは先日、常勤の教師の仕事を退職されました。持てる時間を全て作曲に費やせるようになった今の心境はいかがですか? はい、確かに私は32年間務めたRensselaer Polytechnic Instituteの学部の仕事を終えました。でも実のところ、これまでもほぼフルタイムで作曲も行っていたのです… だからこそ、その間CD17枚分に及ぶ音楽を発表することが出来ました。それに、私の教育に対する姿勢は、生徒に生計を立てたり、家族や人間関係を築いたり、世の中に自分の居場所を見つけたりといった無数の層から成る日常生活の中で、いかに音楽制作に集中すればよいかを伝授することでした。自分自身がそれを実践していないと、人に教えることは出来ません。私が教えた音楽的・技術的なスキルは、アーティストとして生きること、アートまたは音楽を通していかに自分の言いたいことを伝えるかというより大きな課題への道筋でしかないのです。 とはいえ、大学の官僚主義からやっと解放された気分はとても爽快ですね。今でも朝6時に起きて作曲を開始し、複数のプロジェクトに関わっています。 それ以外では、自分の好きな音楽をマッシュアップするパフォーマンスを、現在のテクノロジーを使って実現する方法を模索し始めました。夏の間に、私が10歳か11歳の頃に初めて所有したLPの1枚だった、Everly Brothersの曲を二つ使ったマッシュアップ曲を作りました。これを8月からコンサートで演奏していますが、観客からの反響はとても良いです。この形態、あるいはアプローチは、私が1980年代後半から1990年代前半に特に集中的に従事していた、コンピューターの音楽制作方法でした。20年近く経ってから、またこの手法に戻って来ることは、とても興味深くエキサイティングでしたね… それに、自分が20年前よりもずっとしっかりと説得力を持ってコンピューターによるパフォーマンスが出来るようになったことを実感しました。それに、私の音楽、サンプリング、マッシュアップに対する考え方も確実に進歩しました。 それ以外では、現在はどんなことに携わっているんですか? 昨年の10月に、バイオリニストのTodd ReynoldsとAlan Piersonが指揮するAlarm Will Soundのメンバーたち、Nicole Paiementが指揮するサンフランシスコ音楽大学のNew Music Ensembleを迎えて作った新しいCD、『Gardening...

クリエイティビティに関する長編ドキュメンタリーをストリーミングで - ブライアン・イーノ、エリカ・バドゥ、リー・スクラッチ・ペリーなど

Artists

クリエイティビティに関する長編ドキュメンタリーをストリーミングで - ブライアン・イーノ、エリカ・バドゥ、リー・スクラッチ・ペリーなど

音楽とは?音楽を生み出すインスピレーションとは?これらは結論の出ない問いであり、しばしば構造を持たない反応を引き出します。これほどまでに広範で魂を伴うものには、正しい答えも間違った答えも存在しません。 ニューヨークのRed Bull Music Academyの最新エディションで、クリエイティビティ豊かなベルリンのMindpirates所属の映像作家たちが有名アーティストへのインタビューを企画しました。こうして生まれたのが、長編ドキュメンタリー「What Difference Does It Make: A Film About Making Music(何が違うのか:音楽についての映画)」です。この映画には、Academyのイベント映像がちりばめられたブライアン・イーノ、エリカ・バドゥ、リー・スクラッチ・ペリー、ジョルジオ・モルダーなどのアーティストの核心に迫ったインタビューが収録されています。 RBMAはこの映像をストリーミング公開しています。下のリンクからご覧ください。 CDMのインタビューではメイキングの様子について知ることができます。

Deferlow、ベースギターとLiveでオウテカとチャネリング

Artists

Deferlow、ベースギターとLiveでオウテカとチャネリング

オウテカのマシンミュージックの名作「Cichli」にインスピレーションを受けたDeferlow(Abletonオースティン・ユーザー・グループのメンバーNate Crepeault)は、ベースギターのサウンドを使用した作品をリアルタイムで演奏しています。エレクトロアコースティックの解釈が展開される様子をその耳と目でご確認ください。

Borderland: Time Changes

Artists

Borderland: Time Changes

Juan AtkinsとMoritz von Oswaldは共に、私たちがその後テクノとして認識することになった音楽を定義づけ、その可能性を広げる上で決定的な役割を果たしました。デトロイトとベルリンという、それぞれのホームタウンである二つの点を線で繋ぎ、彼らは3MBという名義で1993年に初めて共同制作をしています。それ以降、彼らは不朽の名作の数々を生み出してきました ― von OswaldはBaric Chennel、Maurizio、Ryhthm & Soundとして、Atkinsは個人名義及びModel 500として。彼らの新たなコラボレーション・プロジェクト、Borderland(エンジニアとしてMoritzの甥っ子であるLaurensも参加)は、まるで繊細な形状、空間、緊張感、テクスチャーが描き出す風景の中を、地中から響くベースとキックドラムの鼓動に押されて進んでいく、ひとつのトリップのようです。 私たちが昨年開催されたAtonal Festivalで映像に収めた彼らのパフォーマンスを、下のリンクからお楽しみ頂けます。さらに、彼ら3名のメンバー全員と、過去、現在、未来の音楽の作り方について話をしました。 Laurens von Oswald Borderlandのステージでは、あなたはミキシング・ボードとエフェクトを担当していました。スタジオ内でも同じ役割を担っていたのですか? 基本的にはそうです。私たちは、ステージ上でもスタジオ内でも、過去の手法をモダンなアプローチで採用しています ―― 要するに、ミキシング・ボードを重要な楽器のひとつとして捉えるということです。JuanとMoritzが演奏するシークエンスや楽器の音を処理し、最終的なミックスとして送り出すことが私の主な役割です。通常であれば会場のミキシング・エンジニアが担うことなので、少し変わったやり方ではありますが、私たちのやり方には通常とは異なる相互作用があるのです。 楽器としてのミキシング・ボード ―― この考え方には独自の伝統があります。ダブもテクノも、この考えから生まれたもの。Borderlandの他の二人のメンバーは、この両方の分野でよく知られた存在ですが、あなた自身の役割は、その伝統を受け継ぐことか、それとも脱却することだとお考えですか? 基本的には、私たちはライブをなるべくスタジオでのセッションに近づけることを重要視していました。それと同時に、それらは全く別物であるということも意識しなければいけませんでした。一定のテーマが流れるのに沿って、その場でそれに適したアイディアをプロデュースしていくこと。Borderlandの曲は、シークエンス、リズム、モチーフを丁寧に作り上げていく長いプロダクション・セッションによって出来ています。MoritzとJuanにとっては慣れたやり方で、おそらくModel 500の「Sonic Sunset」や「Starlight」も同じように作られたことでしょう。でもこのプロジェクトに関しては、お互いの最大公約数を見つけることが必要でした。ですから、伝統は確かにありますが ―― 脱却している部分もありますね。 L-R: Juan Atkins, Laurens von Oswald, Moritz von Oswald. Photo...