Learn about different artists and how they're using Live.

Minilogue:セットアップ

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Minilogue:セットアップ

Minilogueにとって、エモーショナルかつ精神的な秩序は、作曲プロセスにおいて欠かせない役割を果たしています。スウェーデン・マルメ郊外の穏やかな自然に囲まれたスタジオで、Sebastian MullaertとMarkus Henrikssonからなるデュオは、みずみずしく進化するテクノをさまざまなハードウェアとソフトウェアを駆使して作曲していますが、そのセットアップの中心をなすのがLiveです。下のビデオでは、SebastianがMinilogueのテクノロジーについて簡単に説明しています。 Minilogueについてさらに詳しく知りたいなら、Minilogueのクリエイティブ・プロセスや影響について詳しく説明したビデオをご覧ください。 スタジオ・テクノロジーの拡張をお考えですか?Pushについて詳しくはこちらから。 この記事をFacebookでシェア

Minilogue:限りなくヒューマン

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Minilogue:限りなくヒューマン

Minilogueの音楽は、エモーションと目的に突き動かされている ― 最新アルバム「Blomma」のリスナーは、美しくダイナミックなディレクションの贅沢な時間(なかには45分を越えるトラックも!)に遭遇することになるでしょう。スウェーデン・マルメの郊外にあるSebastian MullaertとMarkus Henrikssonのスタジオに招かれたAbletonは、彼らのコラボレーションとスタジオでの制作の様子をうかがい知ることができました。リリース作品が生まれるスタジオでのジャミングの状態に入る前に、2名のアーティストがそれぞれの思考と感情に対峙する方法を下のビデオからご覧いただけます。 Minilogueのスタジオセットアップについてさらに詳しく知りたいなら、SebastianによるMinilogueのハードウェアとソフトウェアに関する詳細な説明をご覧ください。 Liveを初めてご使用ですか?簡単な説明を読んだら、さっそく始めましょう。 この記事をFacebookでシェア

オマー・ハキム – ヒューマン・リズム

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オマー・ハキム – ヒューマン・リズム

オマー・ハキムは、間違いなく40年のキャリアを持つ最も成功しているドラマーのひとりです。マイルス・デイヴィス、デイヴィッド・ボウイ、スティング、スティーヴィー・ワンダー、最近ではダフト・パンクなどのアーティストとコラボレートし、無数の伝説的レコーディングにグルーヴをもたらしています。Ableton Live用の初Packリリースの機会に、Abletonはロボットまでもが頼りにするヒューマン・ドラマーとなったその存在についてオマーにいくつか話を聞きました。 ダフト・パンクのトーマ・バンガルテルが『Giorgio by Moroder』とあなたに関するエピソードを披露しています。「彼に近づいて行ったとき、とっても複雑なドラムンベースのプログラミングをハミングしてたら、彼が「こんな感じかい?」って(ドラムを叩く)。ハミングどおりなだけじゃなく、イメージより10倍もいいドラミングになってた。「すげぇ!自分のプログラミング・スキルに囚われて、こんないいドラミングを逃すとこだったなんて」って思ったね。そのパートはわずか2テイクほどだったんだよ」 マシンやアルゴリズムでは再現できない、ドラマーにしか実現不可能なものとはどのようなものだとお考えですか? あのときのことはよく覚えています。自分たちの欲しい音についてはっきりとしたイメージを持っていながら、そのアイデアを元に実験したりアイデアをふくらませる自由をくれるアーティストとスタジオにいると楽しいですね。 これこそ、マシンやアルゴリズムでは実現不可能なことだと思います。ミュージシャンとして、人間としての経験です。ギブアンドテイク、感情のやりとり、のびのびと自然にふるまい、瞬間を楽しんでいるときに起こる思いがけないうれしい驚き…。 (ダフト・パンクのように)エレクトロニック・ダンス・ミュージックをバックグラウンドに持つミュージシャンのリズムに対するアプローチが、ジャズやロック・ミュージシャンのアプローチと異なると感じたことはありますか? ドラムやパーカッションを演奏するミュージシャンとはリズムに対する考え方が異なっていることは確かですが、それは必ずしも悪いことではありません。実際の楽器を演奏しないので、その楽器のルールに縛られることがないのです。そのため、彼らは非常に興味深いクリエイティブな方法でパーカッション・サウンドを使用することにオープンです。 2014グラミー賞でダフト・パンクと共演するオマー・ハキムをチェック: 「ポケット」という言葉がよく聞かれますが、についてご説明いただけますか。 この質問をされるといつも困ってしまうんです!人間の感じるフィーリングと音楽を作るというプロセスを説明することはとても難しいので…。いろんな音楽文化を分析すると、とても興味深いことがわかります。どの文化にも、どの国にも、その人々が共感できるフィールやグルーヴがあります。それはもうDNAの一部のようなものです。世界のあるところには、人々の心を躍らせ身体を動かすダンス/EDMビートがある。また別のところには、8分の9拍子の不思議なグルーヴの音楽があり、人々を熱狂させ、踊らせている。 アーティストと仕事をするときは、(それがステージであってもスタジオであっても)グルーヴへの自分のアプローチについて考えすぎないようにしています。音楽に最も合う演奏をしようとだけ心がけています。 Live Packでご提供いただいたグルーヴやサウンドの使用方法として、どのようなイメージをお持ちですか? 本当に役に立つおもしろいアイデアの数々を提供できていればいいなと思っています。これらのグルーヴのいくつかが、クールなベースライン、興味深いリフ、メロディのコンセプトなど、曲の構築のインスピレーションにつながればうれしいです。 The Loop Loft Omar Hakim Drumsをチェック

Four Tetが10分間でトラックを作成

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Four Tetが10分間でトラックを作成

1枚のレコードからサンプリングし、これらのサンプルだけを使用してトラックを作成しなければならないとしたら…?それもたったの10分で。 Dontwatchthis.tvでは、さまざまなミュージシャンにこの難問に挑戦してもらい、結果を映像化しています。シリーズ最新回にはFour Tetが登場し、マイケル・ジャクソンの超有名作品「スリラー」をピックアップしてLiveでスピーディに作曲しています。クリエイティブなこのエクササイズから生まれたすばらしい結果を、下のビデオからご覧ください。 本シリーズの他のビデオを見る

Dan Freeman:指揮官の素顔

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Dan Freeman:指揮官の素顔

かさばるハードウェア・サンプラーを使用したバックグラウンド作業やニューヨークをベースに活躍する多数のミュージシャンとのコラボレーションを行ってきたDan Freemanは、豊富な経験を持つミュージシャンです。Ableton認定トレーナーでありDubspotインストラクターでもあるDanは、ソロ・アーティストC0m1xとして、バンドCommandante Zeroとして、さらに他バンドとのコラボレーションで世界各地でパフォーマンスを披露しています。 教育者としての活動、ツアー、TV on the RadioのTunde Adebimpeとの活動などのプロジェクトを進行させている多忙なスケジュールについて、またPushを使用したアシッド・ハウスの再発見について、Danに話を聞きました。

Ryo "HumanElectro" Fujimoto - ビートボクシング、シンセ、インタラクティブ・コントロール

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Ryo "HumanElectro" Fujimoto - ビートボクシング、シンセ、インタラクティブ・コントロール

HumanElectroの異名を持つビートボクサーRyo Fujimoto(リョウ・フジモト)はスリリングなパフォーマンスでオーディエンスを魅了しています。印象的なボーカル・パーカッションをシンセやループと組み合わせ、ハードウェア・コントローラーとジェスチャー・ベースのLEAP Motionを使用してエフェクトを調整しています。東京のクラブDommuneが40分に及ぶRyoのライブ・セットをレコーディングしストリーミング公開しています。強烈なビート・トリップをご体感ください。

Noah Pred: Third Culture

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Noah Pred: Third Culture

Noah PredのAbleton Liveセットの非の打ち所のない構成具合から考えれば、彼が「Thoughtless Music」という名のレーベルを共同設立したのは少し皮肉です。しかしまた、新アルバム「Third Culture」にも表れているとおり、Noahは、耳を傾ける者をリズムとサウンドに没頭させる言外の深みと音楽を操る力を持っています。「Third Culture」は、Thoughtlessの立ち上げ、Noahの故郷であるトロントからベルリンへの移住といった、数年間にわたる変動から生まれました。 ミュージシャンやDJとしてのキャリアに加え、NoahはAbleton認定トレーナーとして、AskAudio/macProVideoやベルリンのNoisy Academyでインストラクターとしても活躍しています。AbletonはNoahにインタビューを行い、ミュージシャンとしてのこれまでの活動について、移住過程でのアルバムの作品づくり、音楽制作についてや現在の音楽業界で前進していくための関する生徒へのアドバイスについて話を聞きました。 数年前にベルリンに引っ越されたと伺っています。「Third Culture」はベルリンでお書きになったのですか、それとも一部はトロントで? トロント時代に書き始めたトラックもいくつかありますが、90%はここベルリンで書きました。 ベルリンへの移住は音楽に影響を与えましたか? ベルリンへの移住が何の影響も与えなかったというと嘘になります。音楽は自己表現の一形式ですから、アーティストの人生に起こるすべてのことに影響を受けると思います。ただ、このアルバムを書いているときには、ここに移住してきたこと以外にも、数々の心を動かされる出来事がありました。それらすべてが重なって作品が生まれてきたのです。クリエイティブ・プロセスという冒険には、物事を行う新たな手法と、検証すべきサウンドを見出すという側面が必ず存在するものです。 アルバム制作時にPushはご所有でしたか? Pushを入手したのは3分の1ほど書き上げた後だったので、残りの3分の2はPushで生成した素材といっていいでしょう。ですから、今回のアルバムにはPushを使用した痕跡がしっかり残っていますよ。少なくとも全トラックの半分で、核となるメロディとリズムをPushを使用して生成しています。このインストゥルメントがなければ、まったく別のアルバムになっていたと思います。 Noah Pred - photo by Jacob Hopkins Pushを使用したスタジオ・プロセスについて少しご説明いただけますか? Pushのあるなしに関係なく、最も重要なのはトラックをセッションビューからスタートさせることです。ここでできるだけジャミングや即興アドリブ演奏をするようにしています。リズムのアイデア、サンプル、メロディのアイデアのうちどれからスタートするかはトラックによって異なります。Pushでは、まず最初にドラムラックにStep Sequencerを使用します。カスタムのドラムラックをたくさん作成しているのですが、Pushを使えば、メロディのバックボーンとなる面白いリズムを簡単に作成できます。その後、MIDIエフェクトラックを使用します。MIDIエフェクトラックはさまざまなコードボイシングやその他同じようなものにかなりの頻度で使用します。Pushでの次のステップは、使用したいスケールを見出すことで、さまざまなインストゥルメントを使用してそこから作曲をスタートさせます。 「Third Culture」 Liveパックをダウンロード タイトル曲「Third Culture」のセットは、非の打ち所がないほど整然と構成されていますね。 ここまで整然としているのには僕の性格も影響していると思いますが、トラックをセッションでの即興アレンジモードからアレンジメントでの完成されたプロジェクトに確実に持って行けるよう、僕が考え出したシステムから生まれた結果でもあるんです。 ループからフルトラックを作成する際のプロセスについてもう少しお聞かせください。どのようなプロセスなのでしょうか? まず最初に、セッションビューでクリップのシーケンスのようなものを作成します。たとえば、すべてのドラムクリップを下準備してマスターとなるドラムクリップを作成できるようにしておき、その後どのようにスタートするかを考えます。次に、トラックの冒頭で使用したくないドラムパートをすべて無効にしてから、そのクリップを複製し、次に来るパートを有効にします。無効なノートはマスタークリップ内にすでにあるので、こうした操作が可能なわけです。 こうして、クリップを複製しつつ、クリップごとに新しいパートを有効にしていきます。その後、ベースラインやコードなどをどこに入れるか考えて、それらを含めた演奏をセッションビューからアレンジメントビューに録音します。 この演奏には間違いも含まれていますし、この後も演奏やエディットを繰り返すことになりますが、ここで重要なのは、生まれたばかりの新鮮なエネルギーと直感的な印象を捉えることです。アレンジメントビューできっちりコピー&ペーストすることからは生まれないエネルギーを捉えることができると思います。もちろん、これらの作業中にもパラメーターの調整を行っています。アレンジメントビューに移ったら、オートメーション処理を行います。トランジションやエディットをチェックして望みどおりのインパクトやフローになるよう確認したら、その後ミキシング処理を行います。 Noah Pred - photo by Jacob Hopkins ジャム演奏から楽曲を完成させるというのは、プロデューサーの卵にはなかなか難しいことのようです。教えていらっしゃるクラスでもその傾向が見られますか? はい、クラスでも生徒たちに言い聞かせるようにしています。生徒たちには、即興的なスケッチから完成された作品を仕上げる段階的なプロセスを伝授しています。ただ、制作プロセスは人それぞれ異なるので、どれが正しいとか間違っているとかいったことは言わないようにしています。自分にとってうまく機能するシステムが僕にはあるので、それが生徒たちの参考になればと思っています。 アーティストとしてもご活躍ですが、業界の現状を考慮して、作品を耳にしてもらいたいと願っている生徒に対してはどのようなアドバイスをしていますか?活動するアーティスト層が厚くなり、新人アーティストの活躍が非常に難しくなって来ているように思えます。 生徒には焦らないようアドバイスしています。自分の音を見つけるのに時間がかかることもあります。作品をリリースするようになって5年経っても自分の音が見つかっていないということになれば、その5年間にリリースした作品のことを後で後悔することになるでしょう。だから、私はまず自分の音を見つけることを勧めます。そうすれば、業界でも独自性を発揮できます。独自性が強いほど、どのような分野であっても頭角を現すことができると思います。 Liveでアルバムのミックスも行っているとお聞きしました。カスタムのチャンネルストリップ(「Third Culture」Liveセットダウンロードに付属)についてお聞かせいただけますか? サウンドの種類をもとに、すべてのトラックをグループにまとめてバス送りしています。ドラムはすべてまとめてバス送りしています。低域もいつもまとめてバス送りし、その後ミッドをまとめてバス送りします。アルバムはすべてLiveでミックスしました。Live 9に付属のAbletonプラグインを使用しましたが、とても気に入っています。温かみを加えるDynamic...

MachinedrumとLando

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MachinedrumとLando

Ninja Tune、Planet-Mu、Hotflush、Monkeytownなどのレーベルでリリースを重ねているTravis StewartとAntaeus Royは、MachinedrumとLandoとしてそれぞれエレクトロニック・ミュージックで確固たる地位を築いてきました。長年の友人である2人が初めて一緒にスタジオに入ったと聞き、Abletonは彼らのコラボレーティブなプロセスをうかがい知る絶好の機会と考えました。そこでAbletonは、彼らのアーティストとしてのこれまでに迫るビデオを制作。音楽的軌跡、制作スタイルの変化、スタジオ環境などにフォーカスを当てたものとなっています。下からご覧ください。 Machinedrumはベータ版からPushを使用していましたが、Landoがこのインストゥルメントに触るのは初めてでした。高級アナログ機器とビンテージが並ぶスタジオにそのルーツを持つとも言えるPushは、Landoのハンズオンの制作手法にうまくフィットしたようです。AbletonはベルリンのUFOスタジオで2人にインタビューを実施し、友人という間柄の極めてクリエイティブな2人で行うコラボレーティブな制作プロセスについて詳しく話を聞きました。 Pushについてさらに詳しく知りたいなら、チュートリアルシリーズをご覧ください。 Machinedrumについてさらに詳しく Landoについてさらに詳しく

Ambivalentによる「Hexen」大解剖 - 無償Liveセットとインタビュー

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Ambivalentによる「Hexen」大解剖 - 無償Liveセットとインタビュー

遊び心を感じさせる「R U OK」、2012年のイマーシブなミックス「_ground」などの良質なリリースで、Ambivalent名義で活躍するKevin McHughは、ミニマル/テクノ・ミュージック界で一流ミュージシャンのリストに名を連ねています。Kevinは長年にわたるLiveユーザーでもあり、スタジオ制作、ライブ・パフォーマンス、DJセットの一部としても使用しています。 Octopus Recordingsからの最新リリース「Blackfish EP」と同時に、Kevinは新曲「Hexen」の主要サウンドとシーケンスをフィーチャーした無償Liveセットを公開しました(注:使用にはLive 9 Suiteが必要です)。AbletonはKevinにインタビューを行い、「Hexen」のサウンド・デザイン、ミニマル・ミュージック制作における苦労、完全五度の美しさについて話を聞きました。 「Hexen」では数少ないパートが効果的に使用されていますが、この制約がトラックにスリリングさを与えているように思えます。トラックのパート数の判断の決め手となるのは何ですか? 「シンプルであることは簡単だ」などと言う人にかぎって、間違ったことをやっているのではないかと思います。私も同じで、しっかり理解できているとは断言できません。制作における自制はてこずる事柄のひとつです。アイデアには複雑さが必要になることもありますが、重要なのは、「今加えようとしているこれは、最終形に必要なものなのか?」という問いを投げかけることです。私はこの問いをプロセスの早い段階で投げかけるようにしています。完全なアイデアがありながら、そこから逸脱する余地のある状態に達することができればいいですね。欠かせない要素を取り出し、その声を優れたアレンジとして形にすることが重要です。切りのいいところに到達するまで、出来の良し悪しについて自問しないように気を付けています。何週間もかけても完成しない考えすぎのループ1つが出来上がるより、完成させたトラック10つをあきらめる方がましです。 「Hexen」のアレンジでは、クリップとエフェクトは生で演奏したのでしょうか?それとも手動で編集されたのですか?通常、アレンジはどのように行っていますか? Live Packにはオリジナルのセッションと同じシステムを使用しています。キーボードを使って演奏したあるアイデア(シンプルなペンタトニックのリフ)からスタートし、他のシンセを加えてレイヤーを追加しました。その後、AbletonのMIDIツールChordを使用して各シンセに完全五度とオクターブを追加し、シンプルさを保ちながら、ハーモニーに厚みを与えました。元となるツールが同じなので、オリジナルのセッションをこのLive Packで再現するのはとても簡単でした。 「Hexen」では、和音に3種のシンセがレイヤーされています。各レイヤーのサウンドのデザインについてお聞かせください。 オリジナルのトラックにある外部シンセで使用したパッチのいくつかを再現しようと考えました。オリジナルでもレイヤーされていたものです。Abletonシンセにも同じパワーがあり、場合によっては私が使用したオリジナルのシンセより機能に優れています。アナログ機器とデジタル機器の違いは、単に好みの問題だと思っています。あるインストゥルメントで別のインストゥルメントを再現しようとする試みはなかなか面白いものでした。どれほど重複するものなのか理解することができました。レイヤーにより、シャープでアタックの強いサウンド、オリジナルのパッチで気に入っていたエンベロープや波形を残すことができました。その一部は、特定のパッチの進化具合とアレンジ内の別のボイスによる強化の必要度により決まります。Operatorのインスタンスのひとつはすばらしいのですが、他が変化を続けるのに対して、こちらは変化しません。Analogのインスタンスはハーモニーを強化するために置かれていますが、他を打ち消してしまうようなことはありません。 パッチの設定が完了したら、Dynamic Tubeツールで少し色づけし、プリアンプなどのサウンドを再現していきました。その優れた再現能力には驚きました。 Ambivalentの「Hexen」のコード進行 コードの複雑度もトラック内で変化しています。これについてもお聞かせいただけますか? 常々思うのですが、アイデアについて考える際、最も重要な場面は、そのアイデアがどこまで広がるものなのかを試すときだと思います。そういう意味で、テクノは、あるフレーズから最後の一滴までアイデアを絞り出すのに適しています。このトラックは、このフレーズからドラマとストーリーを生み出す試みでした。目新しいことは何もありません ― 私より上手くやれたアーティストはたくさんいるはずです ― ただ、一定のゾーンだけにとどまるべきフックではないように感じられました。私が求めていたのはジェットコースターでした。行き先のわからないまま上へ上へと引っ張り上げられ、ゼロ地点に突き落とされ、またスタートするというような感覚です。 ハイハットはAnalogでシンセサイズされています。このような形でドラムをシンセサイズすることは多いのですか?サンプリングではなくシンセサイズすることの利点とは何でしょうか? オリジナルのセッションはVermona DRM1を使用して録音されていて、ハイハット・ボイスのディケイとフィルターをオープンにしたライブ・テイクを録音しました。コントロールを触りながらアレンジに合わせて演奏するのはとても楽しかったですよ。Analogプラグインは自然な選択でした。ノイズ・フィルターとエンベロープというクラシックな構造とサウンドを持っていますからね。ここでもDynamic Tubeを使用してオリジナルで用いたシグナル・チェーンをエミュレートしました。Live Packのアレンジ・セクションのオートメーションと自分のライブ・スタジオ・レコーディングが近づくよう努力しました。 ベースのトラックでのおさまりがいいですね。EQが効果的に使用されているように思えます。これについて詳しくお話しいただけますか? ベースの倍音には長い間苦労してきました。特に、キック・ドラムに合わせて調整する際は大変でした。トラックの出来はそこにかかっているといっても過言ではないでしょう。ベースは十分な倍音の幅が必要ですが、ミックス全体を支配してしまうことがあってはいけないし、キックがしっかり抜けるよう余裕を持たせなければなりません。このトラックでは、キックの基音と二次倍音の周波数をベースから引き出し、ベースラインのリーチがローミッドにおさまるようにしました。これで、シンセ・レイヤーの副倍音のじゃまをせず、私の好きなブーミーなサウンドを聴かせることができます。ベースがリードと同じピッチを追うようにすることで交差するポイントを見つけ、ベースのローパス・フィルターと、リードのハイパスとシェルフをそれぞれ設定することができます。少しだけサイドチェーンをかけるとキックに余裕ができ、ふくらみが強調されすぎることがありません(多少の膨張感はありますが)。サイドチェーンには、ソースがデジタルであるかアナログであるかにかかわらず、いつもAbletonのコンプレッサーを使用しています。シンプルで、機能と透過性に優れたツールです。Abletonのエフェクトでのサイドチェーンはすばやく簡単に設定できますし、またLive 9のEQにはハイパスとローパス用のシェイパー・カーブ、スペクトル表示、ミッド/サイド処理などの便利な新機能がたくさん搭載されています。 Ambivalentについてさらに詳しく 「Hexen」LiveセットをOctopus Recordingsからダウンロード

Tunde AdebimpeがDubspotでLiveを体験

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Tunde AdebimpeがDubspotでLiveを体験

Tunde Adebimpeは、テレビやラジオでマルチな才能を発揮しているアーティストです。マッシブ・アタックやデヴィッド・ボウイなどとのコラボレーション、ミュージック・ビデオの監督およびアニメーション、「レイチェルの結婚」など映画出演でも有名です。これほど経験豊富なTundeが、プロダクションとサウンド・デザインのスキルを向上させようとDubspotでクラスを受講し始めました。下のビデオでは、Tundeが、Ableton Liveの操作を学ぶ過程でこれまでの経験に関連させて話をする様子や、Dubspot Abletonのユーザー・グループ・ミーティングでの認定トレーナーDan Freemanによる演奏をご覧いただけます。 Dubspotブログでさらに詳しく

アーティストのスタジオ - Exercise OneとHeartthrobをフィーチャーしたPoint Blankビデオ

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アーティストのスタジオ - Exercise OneとHeartthrobをフィーチャーしたPoint Blankビデオ

Exercise Oneのスタジオにて どのアーティストにも、その制作手法には独自のニュアンスというものがあります。アーティストのスタジオを観察することで多くを学ぶことができます。Ableton認定教育機関Point BlankはBeatportと協働し、ベルリンをベースに活動するエレクトロニック・ミュージック界のアーティストを紹介するシリーズを開始しました。こちらから、Exercise Oneをフィーチャーした最新回をご覧いただけます。 シリーズ第1回では、Heartthrobが自身のレーベルIsnisntからリリースした最新作について説明しています。Max for LiveのMIDIエフェクトがいくつか紹介され零ます。 Point Blankについてさらに詳しく

Tim Shiel、進化するゲームのサウンドトラック制作について語る

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Tim Shiel、進化するゲームのサウンドトラック制作について語る

ソロ・アーティストとして、またGotyeのメンバーとして活躍するTim Shielは、新しいアイデアやチャレンジを取り入れることをいとわないミュージシャンです。難易度が変化するiOSのパズルゲーム「Duet」のサウンドトラック制作を依頼されたTimは、ゲーム内容にマッチするスコアをデザインしました。長いLiveセットとして作成された「Duet」サウンドトラックについて、自身が受けた影響について、サウンドの源についてTimに話を聞きました。 このゲームのサウンドトラックは、ゲームの進行やプレイのクオリティに応じて動的に変化していますが、これはどのようにして実現したのですか? このゲームの核をなすシステムは非常にシンプルで、ビジュアルも極めてミニマルなスタイルです。ゲームが進行するに連れて難易度が上がることを除けば、ステージを進めるごとに変化する要素はあまりありません。とても病みつきになるゲームでトランス状態を引き起こすほどですが、ストーリー性はそれほど強くないので、そこをカバーする音楽を作成するというアイデアはどうかな、と思いました。全体としてのまとまりがありながら、特定の場面や感情、集中力、緊張感、解放感とシンクロする、ストーリーを感じさせるものにしたいと考えたんです。より動的でノンリニアなアプローチ(音楽がプレイ要素に反応する仕組み)を採ることも検討したのですが、最終的にはより一般的なリニアなスコアになりました。しかし、流れや動きの要素が十分に含まれているので、プログラミング・レベルではそのような仕様になっていなくても、まるで音楽が指の動きに直接反応しているかのように感じられるようになっています。 サウンドトラック制作開始に際するメーカーからの指示はどのようなものでしたか? (Duet開発元である)Kumobiusのスタッフは、僕に信頼を置いてくれて、好きなようにさせてくれました。これにはとても感謝しています。唯一の参考基準として提供されたのがAphex Twinの「Xtal」で、ここからイメージをふくらませていきました。基準点を示してくれたことで、彼らが求めているものが、エレクトロニックでありながらオーガニックで、音楽的でありながらテクスチュアルなものだと理解することができました。ゲームのビジュアル要素が非常にミニマルなので、ゲームにおける音楽の役割は、シーンの明暗、コントラスト、表現力をもたらすという意味においてより大きなものとなることを、Kumobiusのスタッフは感じていたのだと思います。 Tim Shielによる「Duet」サウンドトラック用Liveセット サウンドトラックは1つの大きなLiveセットとして作成されたとのことですが、このような手法を採った理由は? スコア全体に一貫して同じサウンド・パレットを使用したかったのと、全体を通して繰り返すモチーフや要素があったからです。音源数を最小限にとどめ、暴走しないようにするためにも、1つのLiveセット内でスコア全体を作曲するのは面白い方法かも、と思ったのです。よく言われることですが、ワークフローに制約を設けることで、よりクリエイティブになり、より興味深い結果を得られることがあります。可能性が無限で制約がなさ過ぎるように思えるデジタル・オーディオではまさにその通りです。またこの手法を採ることでより注意深くなり、いくつかの要素をつなぎ合わせたものではなく、スコアを全体として確認するようになりました。あるサンプルのテクスチャに変化を加えれば、同じトラックを使用している他のトラックのミックスにも影響を与えます。ということは、私がアレンジメントで加える変更に反応してスコア全体がコンスタントに変化しているのです。結果として、非常にまとまりのあるスコアとなったと思います。どの場面も「Duet」らしい出来になり、満足しています。 サウンドトラックに使用されたサウンドの作成についてお聞かせください。 Phon.0のBlack Boulderドラム・ラックは重要なスターティング・ポイントとなりました。このドラム・ラックの別バージョン(独自のサウンドを加えたもの)が、サウンドトラックのメイン・キットとなりました。エレクトロニック・ドラム・サウンドと自然な聞こえの木製打楽器と室内音のミックスには、人工的なサウンドとオーガニックなサウンドの調和が重要になると思います。シンセ・サウンドとノイズや即興のドローン・エフェクトにはTeenage EngineeringのOP-1も多用しました。それと、ドラマチックな場面を強調するのにSonicCoutureのeBow Guitarも使用しました。eBow Guitarはアンビエントでテクスチュアルなサウンドの作成に特に最適ですが、私はこれを少し奔放でワイルドな感じにして、月に向かって吠えているようなサウンドにしました。バーチャルのeBow Guitarと、Gotyeのバンド仲間のBen Edgarが弾くスチール・ギターが、面白い相互作用を生んだ瞬間がいくつかありました。 実は私が気に入っているサウンドはゲームの効果音なんです。落ちてくるレンガとぶつかると聞こえる巻き戻しサウンドです。この衝突音と巻き戻し音は、OP-1のバーチャル・テープ・マシンで作成したものです。OP-1には独自のテープ・エフェクトがあるんです。OP-1の巻き戻し音は一日中聞いていても苦にならないのですが、この特徴的なサウンドがぴったりな場面を見つけることができました。 Duetについてさらに詳しく Tim ShielによるDuet OST GotyeとTimの制作についてウェブサイトの特集記事を読む

Moldover:パフォーマンスとコントローラーイズム

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Moldover:パフォーマンスとコントローラーイズム

Moldoverと彼のコントローラー群 ミュージシャン、起業家、教育者として、Moldoverの名は「コントローラーイズム」と同義といっても過言ではありません。コントローラーイズムとは、クリエイティブで表現力豊かなインターフェースをデザインするムーブメントです。macProVideoの新コースとアルバムの制作で現在多忙なMoldoverに、愛用ソフトウェア、コントローラー、鼻を使った2本のリコーダーの演奏について話を聞きました。 音楽を始めたきっかけとなったインストゥルメントは何でしたか? 小学校のリコーダー・アンサンブルで一番まじめに演奏していた子供でした。「歓喜の歌」の2パートを、2本のリコーダーを鼻で演奏することができたんですから。コンサートでこの技を披露することはかないませんでしたが。 あなたにとって「コントローラーイズム」とは何ですか?コントローラーイズムに影響している特定の音楽スタイルはありますか? コントローラーイズムとはシンプルです。新しいテクノロジーを使って音楽を作ることです。今はコントローラーに注目が集まっており、そこからこのムーブメントの名が付けられました。ボタン・プッシャー、フィンガー・ドラマー、デジタルDJ、ライブ・ルーパー、マルチ・インストゥルメンタリストなどは皆コントローラーイストです。すばらしいのは、ムーブメント自体がまだ新しく未発達で、スタイルが一定でないことです。音楽的に解放されることがすべてなんです。 コントローラーイズムのこれまでの発展についてはどのようにお考えですか? 私自身のコントローラーイズムに対する考えはあまり変わっていませんが、私を取り囲む世界は違います。ソロ・コントローラーイストとして初のセットを2003年のBurning Manで演奏しましたが、これまでの人生で最高の時間でした。音楽の未来の一部を体験したと実感しましたし、それを世界と共有するという目的を果たすこともできました。さまざまなコントローラーとソフトウェアを活用し、アンダーグラウンド・パーティを開き、インターネット・ビデオを制作してアイデアを広めるといったことを始めました。それから時が経ち、今では楽器店に行けば、ソフトウェアにシームレスに統合する、目を見張るようなコントローラーを購入することができます。主催していたパーティももはやアンダーグラウンドではなくなり、ツアー・アーティストをサポートできるまでに大きく成長しました。最近では、さまざまな企業とコラボレートしてビデオを制作しています。視聴者数も数千から数百万になりました。このように私の周囲の環境は変わりましたが、あらゆる方法で音楽的に人々の心を解き放つという私の目的は今でも変わっていません。コントローラーイズムが何らかの形でその役に立つのなら、参加できることを誇りに思います。 下:Liveでのクリップ作成とアレンジのワークフローについて説明するMoldover スタジオ・ワークフローでは、Ableton Liveをさまざまなコントローラーとどのようにしてご使用ですか? スタジオでは、パフォーマンス/コントローラーのThe MojoとThe RobocasterをAbletonに常時接続しています。クリップのコントロールとシーケンスには、Ableton Push、Novationキーボード、Vestaxドラム・コントローラーを使用しています。新作コントローラーを試すこともよくあるので、新しいデバイス用のスペースも十分に用意しています。 ライブでのセットアップはどのような形ですか? Liveを作曲とパフォーマンス用ソフトウェアの中心として使用しています。つい先ほどmacProVideo用に2時間のコースを録画したのですが、そこでこのセットアップの詳細について説明しています。ビデオの半分以上の時間を構成と操作方法の説明に使っています。Liveのほぼすべての機能を使用していると思います。さらに多数のプラグインとカスタムのMax for Liveデバイスも使用しています。セットアップは複雑ですが、1つのソフトウェアだけでショー全体のプレイがコントロールできるという機能性には代えられません。 今後のプロジェクトについてお聞かせください。 いつも複数のプロジェクトに同時進行で取りかかっているのですが、今のところは、新作「FOUR TRACK」のKickstarterプロジェクトにほとんどのエネルギーを注いでいます。新曲をたくさん書き、新しい音楽スタイルを作り上げ、他にはない新しいハードウェア・インストゥルメントを作成しています。これらはすべてアルバムにパッケージされる予定です。こちらのビデオを見ていただければうれしいです。ありがとうございました!

Dusty Kid、最新アルバム「III」とLiveについて語る

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Dusty Kid、最新アルバム「III」とLiveについて語る

スタジオでのDusty Kid 10年間にわたる作品リリース、そして20年以上にわたる音楽制作を続けてきたDusty Kidは、もはや「キッド」ではなくベテランの域に達しています。Dusty Kidの最新アルバム「III」は、ダビーなリズム、現実離れした雰囲気、心地よいシンセラインが詰まったダブルディスクです。Dusty Kidは、ビンテージ・シンセのコレクションとLiveを使用して、エレクトロニック・ミュージックへと回帰しながら、神童と呼ばれた幼少時代のピアノやバイオリンといったクラシック音楽における経験も活かしています。 そんなDusty Kidに、アルバムについて、無償ダウンロードとして提供されているミックス・バージョン公開について、アルバム・ツアーの計画について聞きました。 Dusty Kid「III」カバー このアルバムを個別のトラックとしてではなく1つの長い体験として聴いて欲しいというリスナーに対する意図を表明されていますね。このことは作曲プロセスにどのような影響をもたらしましたか?たったひとつの巨大なセットを扱っての作業だったのでしょうか? 単一のトラックとして構想していた「Leather Bears Cinematic Suite」以外は、まずトラックごとに作業を開始しましたが、すべてがつながった形となる完成形を強く意識してすべての作業を行いました。トラックが形になってきたところで、それぞれのトラックのすべてのパートを含む1つのセットを作成し、連続するミックスを作成しました。トラック間のトランジションは、結果として作業する上で最もクールな場面になりました。トラックの「寝床」となるさまざまなランドスケープを作成することができました。 最新ビデオでハードウェア・インストゥルメントの再評価についてお話しされていましたが、アルバム制作にはソフトウェアも使用されていますね。ハードウェアとLiveをどのように組み合わせて使用されていますか? サウンドやエフェクトの多くは、外部ハードウェアで録音しています。ここではLiveが重要な役割を果たしています。Liveには、シンセサイザーやエフェクトなどのハードウェアを内部プラグインとして使用・管理するのに必要な設定(MIDIチャンネル、イン/アウト設定など)すべてを含むプリセット・ファイルを作成できるクールな機能があって、クリックひとつですぐに使用できるようになります。これが可能なのは、オーディオ・カードAntelope Orion 32を使用しているからです。このカードには32のアナログ入出力があるので、使用しているハードウェアすべてをカードに接続し、スタジオ全体を簡単に操作し、まるで巨大なモジュラー・セットアップのように扱うことができます。たとえば、SH-101の出力をEms Synthiのフィルターに接続し、結果をSpace Echoに送ってArp 2600でフィルターするといったことが簡単に行えます。こうすることで、複雑なプロセス・チェーンを作成し、時には非常に変わった結果を得ることができます。アイデアとして初めからあったのは、アルバム全体のサウンドを、最近聴かれる耳慣れたサウンドとは異なるものにするということでした。ここ最近の作品は非常にデジタルかつ大音量で、パーフェクトでクリーンなサウンドで、冷たく、時に個性のないものが多いと思います。批評するつもりは一切ありませんが、こういった要素が含まれていれば、90年代にインスパイアされたサウンドからはかけ離れたコンセプトの作品になっていたでしょう。 Dusty Kidのハードウェア・シンセ・コントロール・ラック スタジオでのAbleton Liveの役割は? Liveは私のスタジオの核となっています。他のソフトウェアは使用していません。先ほど話したとおり、Liveならコンピューターからすべてをコントロールできます。外部ハードウェアを使用したいときもクリック操作ひとつですぐに準備できます。これは作曲する際にも重要な機能です。ワークフローのじゃまをしませんからね。 クラシック・ピアノを学ばれていたとお聞きしましたが、電子機器やコンピューターを使用し始めたきっかけは何でしたか? ピアノとバイオリンを勉強したのですが、子供の頃から音楽にとりつかれていたといっても過言ではありません。音楽以外に興味がありませんでしたから。普通なら習得に6~7年かかる作品をあっという間に演奏できるようになる子供でした。それで音楽学校に通うようになり、教師たちから将来有望だと言われていました。11歳のとき、モーツァルトのピアノ・コンサートを演奏したくなり、コンサートのオーケストラ部分をだけを録音できる機器が欲しいとねだりました。こうすれば、録音したオーケストラに合わせてソロ・パートを演奏することができるからです。それがYamaha QY20でした。これをMIDIで手持ちのデジタル・ピアノに接続したのですが、これが電子機器との初めての出会いでした。このモジュールにはベーシックなサウンドだけしかありませんでしたが、TR-909や808のサンプルも含まれていました。こうして、モーツァルトが4つ打ちに化けてしまったというわけです。両親にとってはとんだ災難でしたね! 新作アルバム「III」のミックス・バージョンを無償デジタル・ダウンロードとしてリリースされていますね。今回無償リリースを決断した理由は? 2013年は重要な年でした。Dusty Kid名義で初トラックをリリースしてから今年で10年だったからです。長年私の音楽を聴いてくれている皆さんに何かしなければと思い、感謝の気持ちを伝えるために無償アルバムをプレゼントするのがいいのではと思ったのです。 「III」リリースに続いて大規模なツアーを予定されていますね。アルバムには多数のハードウェアが使用されていますが、ライブはどのような構成となっていますか? すべてのパートは8つのチャンネルにステムとループとして録音されていて、すべての作品のほぼあらゆるパートを完全にコントロールできるようになっています。こうしておけば、トラックのサウンドを他のソングとミックスし、使用できるあらゆる要素を組み合わせて、非常に複雑であるにもかかわらず管理が簡単なライブ・パフォーマンスを構築できます。外部ハードウェアをライブ・パフォーマンスに加えたいとは思いますが、それが可能なのは(自宅に近い)サルデーニャで演奏するときだけです。扱いに注意が必要なシンセを運ぶことは問題ではありませんが、飛行機での移動は無理です。ハードウェアをライブ・パフォーマンスに大規模に使用しているのを見て感心することがありますが、彼らはどうやってすべての機器を運搬しているのでしょうか?飛行機での手荷物の紛失、サウンド・システムの不調、そういった話をよく耳にします。だからセットアップはできるだけシンプルにしようと決めているんです。

Nicolas Bougaïeff:ミニマル・テクノとSteve Reichの出会い

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Nicolas Bougaïeff:ミニマル・テクノとSteve Reichの出会い

「Decompress」ビデオからの1ショット Nicolas Bougaïeffの名を聞いてピンとこなくても、彼のアーティスト、プログラマー、アカデミックとしての作品を見聞きしたことがあるでしょう。Liineの創立メンバーのひとりとして、NicolasはLemur、Griid、iOS用アプリKaptureなどさまざまなアプリケーションを世に送り出してきました。Nicolasはテクノ・プロデューサーでもあり、ソロ、またMax Cooperなどのコラボレーターとともに作品をリリースしています。 最新リリース「Decompress EP」のために、Nicolasは彼自身の博士論文を利用し、友人であり、コラボレーターでもあるPlastikmanことリッチー・ホーティンのミニマル・テクノを、スティーブ・ライヒやラ・モンテ・ヤングの20世紀ミニマリズムにリンクさせました。下からタイトル・トラックのビデオをご覧いただけます。 Liveで制作された「Decompress」で、Nicolasは彼が「Reich Delay」と呼ぶカスタム・ミックスのMax for Live MIDI Effect Rackを使用しています。Covert Operatorsによる複数のM4L MIDIディレイから構築された「Reich Delay」は、スティーブ・ライヒの作品「Four Organs」の構成をOperatorで演奏したシーケンスに適応させています。Nicolasは、ディレイとキックドラム、ベースライン、「Decompress」で使用されているOperatorパッチをフィーチャーした無償Liveセットを作成しました。無償でダウンロードできます(使用するにはLive 9 SuiteとMax for Liveが必要です)。 Nicolasの作品とDecompressについて詳しくご覧になりたい方は、先進的なこの新作リリースを特集したCreate Digital Musicの詳細インタビューをぜひご覧ください。

BoombaptistのPushパフォーマンス

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BoombaptistのPushパフォーマンス

アーティストがAbleton Pushをスタジオやライブ・パフォーマンスで活用する様子には、いつもインスピレーションをかき立てられます。Ableton認定トレーニングセンターのDub Academyが、アーティスト/インストラクターBoombaptistの素晴らしいクリップを公開しています。歌、Push演奏、追加コントロールとしてのiPad操作と、Boombaptistのパフォーマンスはクリエイティビティを刺激する要素が満載です。下からビデオをご覧ください。