Rondenion: あたり前の情景に隠れて

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Rondenion: あたり前の情景に隠れて

Rondenionとして知られるHirofumi Gotoは、まだ謎の多い日本人プロデューサーです。2013年に初のアルバム『Luster Grand Hotel』を発表した頃から、少しずつ取材を受け始めましたが、それまで10年近くのキャリアがありながらも人前でのパフォーマンスやメディア露出はほとんどないまま、シカゴのStill Music、オランダのRush Hour、ドイツのYoreなどから発表したアナログの12インチを中心とした作品で、国内外のダンス・フロアを彩り、DJたちから評価を得てきました。彼が日本人であるということを知らないリスナーも、まだたくさんいるのではないでしょうか。 そのサウンドは、ラフな質感とソウルフルなグルーヴを併せ持った、MoodymannやTheo Parrishを彷彿とさせるディープ・ハウス。実は、意外にもJ-Popバンドを通してダンス・ミュージックに出会い、クラシックの音楽教育を受けてきたというバックグラウンドを持っています。現在はホームタウンである三重県を拠点に活動しているRondenionに、浅沼優子がその制作アプローチやインスピレーションについて東京で話を聞きました。 Rondenion - “Luster Grand Hotel” もともと正式なクラシック音楽の教育を受けていらっしゃるんですよね? そうですね。中学生のときからブラスバンド部に入っていて、ピアニストでもある顧問の先生に「君は音楽の才能がある。君には繊細なものを感じるので、サックスをやりなさい」と言われたんです。それで騙されたつもりでサックス専攻で、音楽高校に進学しました。 実際に専門的に学んでみて、手応えはどうだったんですか? 正直に言うと、少し自分の求めていたものとは違うと思いました。実は、僕の音楽的初期衝動は、幼少のときに聴いたTM Networkなんです。それで初めてシンセ・サウンドに触れて音楽を面白いと思ったので、単旋律を演奏することよりも、楽曲全体を作りたいという気持ちがあった。 中学校のブラスバンド部の友達にエレクトーンをやっている子がいたのと、顧問の先生もシンセサイザーを使う人で、学校にYamaha SY 85が置いてあったんです。それに触れてみたところ、「僕がやりたかったのはこれだよ!」と思って。使い方を教えてもらいました。その友達とバンドを始めて、だんだんとサックスに対する興味は薄れていきました。でも、僕が住んでいた三重県では、まだサックスが上手い方だったので、サックス専攻で東京の音楽大学にも進学するんですが、自分で曲を作る方に興味が移っていましたね。あとはデモテープを作って、レーベルに送っていました。その数ヶ月後にFrogman Recordsからリリースが決まりました。 Texhnolyze Soundtrack - “Spleen” (Hirofumi Goto Mix) この頃は何を使って曲を作っていたんですか? YamahaのA3000というサンプラー、KORGのD8というMTRを主に使っていました。サンプル・ベースの曲作りです。自分で演奏したものと、他のソースからのサンプルと、両方を使っていました。 TM Networkというと、シンセ・ポップのグループですが、どうしてそのようないわばヒップホップ的な手法を採るようになったんですか? 確かにTM Networkはポップスなんですが、その後期はいわゆる四つ打ちのダンス・ビートになっていったんですよ。それがダンス・ミュージックに興味を持ったきっかけではありましたが、同じ頃808 Stateとか、あとYMOのダンス・リミックス盤が出ていて、ハウス/テクノを知りました。しばらくは打ち込みでそういうトラックを作ったりもしていたんですが、その後ヒップホップを聴いて、「これどうやって作っているんだろう?」という風にサンプリング・ミュージックに出会ったんです。確かに、打ち込みだけではこの感じは出ないもんな、と分かった。それで、やっと自分のやりたいと思っていた音楽が作れるようになりました。 初期のHirofumi Gotoという本名から、Rondenionという名義に変えてシカゴのStill MusicからEPをリリースされていますよね。名義を変えたこと、海外のレーベルにアプローチしたことにはどんな理由があるんですか? 当時Frogmanは規模が縮小していて、かといって他に日本には他にあまりレーベルがなかった。必然的に海外へ目を向けざるを得なかったんです。それに、ハウス・ミュージックの世界でいうと、日本のレーベルから発信してスターになっている人はほぼいない。ですから、自分が気になっていたいくつかのレーベルにデモを送りました。 海外でのリリースだと、自分の目では見えないのでインターネットで検索出来ないとマズイと思って新しい名義を考えました。Hirofumi Gotoだと、どこかの会社の社長とか出て来ちゃうんで(笑)、インターネット上で自分の動きが追える名前にしようと思って。Rondenionで検索したら、一件もヒットしなかったんです。これが2003年頃ですけど、Rondenionという名前を決めてからは、対象はもう海外のレーベルに絞っていましたね。 Rondenion - “Shake Dance” 名前からでは日本人だということすら分かりません。レコードが逆輸入されて日本でも人気が出たと言えますよね? 日本でも日本人だということは知られていなかったですから。音を聴いても多分分からないですし。それも面白いと思っていました。日本では、日本人だと聴いてもらえないところがあるんです。レコード屋でも、「日本人コーナー」に入れられてしまう。それが嫌だった。だから、日本人だと分からない名前にした方がいいだろうという狙いもありました。 私は今もサンプラー中心に曲作りをしているのかと思っていたんですが、実はほとんどソフトウエアで作っているというのを聞いて、それも驚きました。現在のスタジオ・セッティングを教えてもらえますか? LiveとCubaseの併用ですね。まずLiveを使ってラフなループをまとめます。それでいいビートが出来上がったら、全体の構成を組むのにCubaseに移すというのが今の基本的なやり方ですね。Liveだけで作ることもありますけど。何かCubase特有の機能を使っているというわけではく、編集が楽だというだけですね。...

ドゥドゥ・マローテ – 文化的な「共食い」

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ドゥドゥ・マローテ – 文化的な「共食い」

ブラジルにフォーカスを当てたシリーズ記事が先週から始まりました。前回の記事 では、ここ数十年のブラジル音楽の歴史からAbletonが発掘した作品やアーティストをいくつかご紹介しました。ブラジルのプロデューサー集団についての次回記事 の前に、マーク・スミスによる、ブラジルのポピュラー音楽の現在と過去を結ぶある人物にインタビューをお届けします。 マローテとOberheim Matrix-12(1986年) 2億を超える人口にもかかわらず、ブラジルの音楽シーンはブラジル国内にとどまっています。80年代、90年代といったインターネット以前の時代に、エレクトロニック・ミュージックのプロデューサーたちは、強い地元志向で制作を行ってきました。彼らの音楽には、ハウス、ダンスホール、ジャングルといった世界的なジャンルの面影を聞くことができますが、こういったスタイルはもっぱら素材として使用されるのみであり、再構築され、それとは分からない作品へと昇華されています。ブラジル人による、ブラジル人のための音楽です。 これは偶然ではありません。シーンの根底には、国際的な影響と地域文化のニーズの間の点をつなぎ、ブラジルのエレクトロニック・ミュージック革命を形作ってきた人々の存在があります。ドゥドゥ・マローテはそのひとりです。マローテは、ブラジルのエレクトロニック・ミュージック・シーンの最先端を20年以上にわたって進んできました。ボサノヴァのドラムンベースとの融合、ダンスホールのポップ・ミュージックへの取り込みなど、マローテは、現在のブラジル音楽形成のカギとなる変革を支えるブレーンとして現在も活躍しています。Abletonは、彼のキャリアにおけるさまざまな出来事、インスピレーションを失わない制作テクニックについて彼に話を聞きました。 ブラジル初のヒップホップ・アルバムをプロデュースしたという功績をお持ちですが、音楽制作というコンテキストにおいて、キャリアをスタートさせた当初のブラジルはどのような状況でしたか? 私は生まれも育ちもサンパウロです。巨大で、複雑な都市です。都市部は人口2千万人を越え、スケールでいえば中国やインドネシアの都市と同じくらいです。とにかく巨大で、ごちゃごちゃしています。でも同時にすごくワクワクする街でもあります。サンパウロでは連夜パーティーが開催されていますし、いろんなことが起こり、あらゆる種類の音楽が流れています。サンパウロで生まれ、それからずっとここに住んでいます。80年代にミュージシャンとしての活動を始めました。現在は48歳です。1980年、15歳のときに初めてシンセを手に入れました。それがYamaha CS 5で、メモリが内蔵されていなかったんです。なので、オシレーター、フィルター、モジュレーターらすべてについて学ぶ必要がありました。15歳のときです。音楽プロデューサーとしての活動を開始したとき、初のブラジリアン・ヒップホップのアルバムをプロデュースしました。だから、そうですね。あれがブラジル初のヒップホップ・アルバムでした。非常に素朴なものでした。1989年当時の状況を反映させたものでした。当時、ブラジルではMTVも放送されていなかったんです。放送開始は1990年でした。もちろんインターネットもありません。なので、Run-DMC、パブリック・エネミーなどをわずかに知りながら、それらをブラジルの現実に反映させていったわけです。その頃は、Atari ST、Notator、あとはかなりの数のサンプラーを使用していました。 マローテのスタジオ・コレクション(1987年) そしてこれが、ブラジル初のダンス・ミュージック・アルバムと呼ばれる作品のプロデュースにつながりました。Que Fim Levou Robinというバンドです。テクノトロニックとブラジリアン・ファイヤーをミックスしたような感じですが、歌詞はポルトガル語で非常に押しが強く、このバンドは90年代にまだ根強かったゲイ・シーンへの偏見の払拭に貢献しました。 キャリアをスタートさせた当初から、あなたの活動は音楽制作以外に広がっていたとお聞きしましたが。 当時私はローランドと仕事をしていました。ですので、D50のような新作キーボードやサンプラーすべてに触れることができました。S-760とS-770のリリース時に、ローランドはブラジリアン・ライブラリをいくつか作成しました。このプロジェクトに私も参加し、バンクのコンパイルを担当しました。ローランド創業者梯郁太郎氏の息子さんと一緒でした。息子さんと一緒に、ブラジル国内のさまざまな都市を周り、ローランドのサンプラー用にブラジルの伝統的なサウンドを録音しました。そして、1990年までに、MTVロンドンで働いていたジョン・クラインという人物に出会いました。彼はアメリカ人で、MTVブラジル開局のためにブラジルにやって来ていました。それで、彼とMTVの立ち上げに従事しました。こういういきさつで、ブラジル初のMTVビデオ・クリップ用の音楽を私が作ることになったのです。 あなたは、ブラジルのポピュラー音楽にダンスホールのリズムを持ち込んだことでも有名です。この組み合わせは、私たちが現在イメージする「ブラジリアン・サウンド」にとって重要なものとなっています。 私にとっての初レイヴは、ジャマイカのキングストンでの「Dancehall Ragamuffin」と呼ばれるレイヴでした。1993年のことです。当時はある種のエレクトロニック・ミュージックが流行っていて、イギリス、インド、ジャマイカでも同時に流行していました。バングラと呼ばれるジャンルです。ジャングルが流行る前の話です。ダンスホールと呼ぶ人もいますが、インドにそのルーツを持っています。当時、私はこれらの音楽がとても気に入っていました。ダンスホールに深入りしていましたが、キングストンでのレイヴに行った後、このサウンドに夢中になりました。 そして、このサウンドを気に入っている他のブラジル人に出会いました…。それがスカンクというバンドです。彼らはキャリアをスタートさせたばかりでしたが、気が合いました。彼らはこのサウンドを使いたいと思っていましたが、うまく活用するためのテクニックが必要でした。そこで私がプロデューサーとして参加することになったのです。あるジャマイカ人の友人と共に、彼らのファーストアルバムから1曲をリミックスしました。ちょうどジャングルの最初の波が押し寄せたときで、プロディジーが「Out of Space」で人気を博していた頃です。私たちがリミックスしたのは「Baixada News」という曲で、ジャングル・リミックスでした。スカンクがそれを気に入って、2枚目のアルバム「Calango」でも私を起用しました。リオに行き、ブラジル最高峰のスタジオのひとつNas Nuvens(「雲の中」の意)で、2カ月にわたってこのアルバム制作に完全集中しました。ダンスホールとレゲエの影響が強く、結果として非常にブラジル色の強い作品になりました。ブラジリアン・ヴァイブとレゲエとダンスホールを組み合わせた、かつかなりエレクトロニックなものです。このアルバムは1994年7月にリリースされ、120万枚を売り上げました。当時のブラジル市場と米国市場を比較して、米国市場で換算すれば、これは1000万枚に相当するセールスです。ラジオ・ヒットも6曲に上り、大ヒットとなりました。 ミックスダウン中のスカンクとスタジオにて(1996年) この後、ハウス・ミュージックにたどり着く前にドラムンベース時代に突入するわけですが、外部の影響を受け入れ、ご自身のコンテキストにそれらを当てはめ、次のインスピレーションへと移行する、というのが順序立てて行われているように思えます。 ブラジルでは、私たちは共食いなのです。ブラジル人は文化における共食いを行っています―食べて、それを吐き出しているのです。何においてもそれは同じです。私たち独自の方法で、食べ、消化し、吐き出しているのです。ドラムンベースとボサノヴァ、ダンスホールとブラジリアン・ヴァイブ―こうして私たちは、ハウス・ミュージックをファンキーなサウンドでスタートさせ、ブラジル的ヴァイヴと融合させたのです。音楽的にではなく、歌詞を用いて。2014年の今やブラジル人の多くが英語を話すようになりましたが、90年代、2000年代初頭は状況は異なっていました。 私たちにとって、言語を用いてブラジルの現実を音楽に反映させることは常に重要なことなのです。私たちは、あらゆることに関わりたいと思っています―だからこそ、ブラジル的解釈での作品づくりを好み、国外での評判にはあまり関心がないのです。国外で人気が出れば、それはすばらしい。出なければ、それはそれで問題ない。ブラジル人は、「次はヨーロッパで、そしてアメリカで…」という風にはあまり考えません。イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダ…これらの国は何らかのつながりがあります。ブラジルにはそういったコネクションがありません。ブラジルは、ブラジル人のことがすべてです。ポルトガルとの何らかつながりがあってもおかしくないのですが、それがありません。ブラジルはブラジルだけなんです。 マローテとモジュラー(2011年) 今、プロダクションで注目していることは何ですか?20年にわたるキャリアを重ねても、サウンドについて学ぶことはあるとお考えですか? 今はディストーションにとても興味があります。フランスでMix With The Mastersのコースを受講してきたばかりです。ブラック・キーズやアークティック・モンキーズのプロデューサー、チャド・ブレイクと一緒に学びました。彼は天才ですよ。1週間にわたって、彼と、カニエ・ウェストのミックスダウンを行っているマニー・マロキンというすばらしいエンジニアと過ごしました。 彼らの持つテクニックは、あらゆる種類の音楽に応用できるものです。リバーブを少なく、ディストーションを多く使用するというアイデアは、ここで得たものです。リバーブの代わりにディストーションを使用するとは、アンビエンスとしてディストーションをとらえることです。コンプレッサーを、ただ圧縮目的で使用するのではなく、特性を加えるのに使用するのです。1176を使用して個性を与えるようなものです。バスケットボールに爪を立てるときのようなサウンド、ひび割れたような立体的な感覚―それが今私が夢中になっているものです。 Live set from VCO Rox, Marote’s latest project 興味深いコンセプトですね、リバーブ・プラグインをシェイピングするのではなく、倍音を使用して空間感覚を生み出すというのは。リバーブ・プラグインはどうしても人工的な感じのサウンドになりがちです。 私にとってそこはとても重要な部分です。もうひとつ、常に興味があるのは、グルーヴをとらえるということです。どのアーティストと仕事をするときも、楽器やテイクに関係なく、私はあらゆるものを動かしています。クリップをナッジしてみたり―いつもワーピングするわけではないですが、フレーズをずらしてみたり。25年にわたる世界のヒップホップ・カルチャーの歴史があり、たとえヒップホップを制作しているのではなくても、その影響、そのグルーヴからは逃れられないと思います。ロックがそうであるように、ヒップホップももはや私たちの一部なのです。 VCO Rox...

Anton Maskeliade:ジェスチャー・ウィザード

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Anton Maskeliade:ジェスチャー・ウィザード

音楽に夢中になり、音に合わせて体を動かす ― 誰にも覚えがあることでしょう。通常、「ダンス」と呼ばれるそれは、音楽のリズムとサウンドに合わせて体を動かすことを指します。しかし逆に、体の動きで音楽をコントロールするとしたら? モスクワを基盤に活動するミュージシャンAnton MaskeliadeことAnton Sergeevは、ジェスチャー・コントロールをベースにユニークなライブ・ショーを構築しています。Antonは、LEAP MotionコントローラーとAbleton Liveを使用して手の動きで音楽をコントロールします。LEAPを使用した操作について、Antonに話を聞きました。 LEAP Motionを使用したパフォーマンスを行うAnton LEAP使用のきっかけについてお教えください。他のコントローラーでは実現できなかったLEAP独自の機能にはどのようなものがありますか? 音楽関連のブログを読んでいて、ジェスチャー技術を使用したデバイスを見たとき、自分に必要なのはこれだと思いました。2013年11月にLEAP Motionを購入しましたが、音楽表現の可能性が一気に広がったようで、すばらしい気分でした。まず、サウンドのマニピュレートに使用してみてから、ビジュアルに使用しました。いまでは、音楽と映像のプロジェクションの両方を両手の動きでコントロールしています。ジェスチャーと体全体の動きによる表現力豊かな音楽の可能性を向上させることができます。音楽という体験は、他のすべての体験と同じように、ひとつの感覚のみに頼るものではなく、身体のすべての感覚が組み合わせられ、特異性の高い方法で見当識が保たれています。そのため、音楽とのダイレクトでフィジカルな関わりは、クリエイティブおよびアカデミックな研究においてますます重要なエリアとなっています。 LEAPを使用した操作について、またセットアップについて具体的に教えていただけますか。 ギグでは、LEAP MotionとGECOアプリ、Akai MPD32 MIDIコントローラー、Korg Kaoss Pad 3サンプラー、Ableton Live、そしてビジュアル用にResolumeを使用しています。このセットアップでは、ビデオとオーディオのストリームを同期させ、同時にコントロールすることができます。LEAPとResolumeの操作には、各ジェスチャーに専用のビデオ・エフェクトを設定しておき、Liveのオーディオ・エフェクトと同期させています。Liveではさまざまなエフェクトを使用していますが、主にLiveのリバーブ、ディレイ、ディストーション、さらに数点のVSTを使用しています。ひとつひとつのジェスチャーは、それぞれ独自のノイズやサウンド・エフェクトとプロジェクションを生じさせます。Kaoss Padは、声をループさせたり、ビートボクシング的なもののライブ演奏に使用しています。 車の後部座席で演奏するAnton ジェスチャー・コントロールがサウンドに与えるものとは何でしょうか? エレクトロニック・ミュージックのギグというと、覇気のないアーティストがオーディエンスに姿を見せないようにラップトップやフェーダーの背後に隠れているのが典型です。正直、退屈です。こういうのは好みません。私は、魅力的なショーを上演したいんです。創造の手段を広げたいと思っています。ギグの間、私はある人生を生きています。自分が魔術師のように感じられる瞬間です。音楽を形あるものとして扱うのは、信じられないほどすばらしい心地です。LEAP Motionが、これを現実のものにしてくれるのです。 Antonについてさらに詳しく: Bandcamp Facebook YouTube VK

Session Victimによるハウス・ミュージック・ライブ・パフォーマンス

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Session Victimによるハウス・ミュージック・ライブ・パフォーマンス

ライブ・パフォーマンス(または、スタジオやリビングでの一人セッション)を行ったことがある方なら、「これだ!」という演奏ができた瞬間や、我を忘れて演奏に夢中になる感覚に覚えがあることでしょう。Session VictimのHauke FreeとMatthias Reilingは、Resident Advisorの「RA Sessions」シリーズ用のスタジオ・セッションでの「Never Forget」のパフォーマンス中にまさにその状態にありました。スムーズなコード、過ぎ去ったクラシックなクラブ時代のサンプル・ボーカルの断片、ファンキーなベース・ラインで、Session Victimがリラックスしたハウスの旅へと誘います。 RA Sessionsシリーズから、インスピレーションあふれるビデオをもうひとつご紹介。KiNKがLiveと多数の小型ハードウェアを併用した演奏を披露しています。 Session Victimについてさらに詳しく: SoundCloud Facebook

 Free Stuff Friday: グレイテスト・ヒッツ - Max for Liveのインストゥルメントとエフェクト

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Free Stuff Friday: グレイテスト・ヒッツ - Max for Liveのインストゥルメントとエフェクト

You can haz free stuff! 無償Packがもらえる! 今週のFree Stuff Fridayには、特別プレゼントが付属しています。Max for Catsの新しいMax for Liveデバイス、Gratis Hits無償Packです。Ensemble、DiGiTALのメーカーが放つGratis Hitsは、シンセサイザー1基とエフェクト4基をフィーチャーしています。 Bertha 2 Bertha 2は、いくつかの特別機能を付属したポリフォニック加算シンセサイザーです。8基のトーン・ジェネレーター、ドローバースタイルのコントロールを搭載したBertha 2は、ビンテージ・トランジスター・オルガンFarfisaやVoxを彷彿とさせるサウンドの生成を得意としています。そのサウンドのイメージについては、こちらのSpiritualizedのKate Radleyがライブ・バージョンの「Medication」で披露しているFarfisaのサウンドをお聞きください。 XY Gesture Audio/XY Gesture MIDI XY Gestureは、マウスの動きを記録し、それを任意のパラメーター・マッピングに対するオートメーション・データとしてプレイバックします。マウスやトラックパッドをコントローラーに変えてしまう、便利で楽しいデバイスです。 Anti-Warp Anti-Warpは、Liveのセッションビュー用の実験的なパフォーマンス・デバイスです。オーディオ・トラックにドロップし、現在再生中のクリップのワープを解除(マスター・テンポから切り離)し、ループさせます。ワープするクリップの設定に変更を加えることなく、ワープする信号とワープしない信号をミックスしたり、ワープしないクリップの再生スピード、ピッチ、方向を変更できます。 MIDI Monitorは、さまざまな種類の入出力MIDIをスクロールするウィンドウに表示します。データは種類別に色分けされ、フィルター、フリーズ、消去できます。表示はノート名またはノート・ナンバーのいずれかを選択できます。ボーナス・アニメーション・モードのチェックもぜひお忘れなく! Gratis Hitsをダウンロード 紹介したい無償ツールがあれば、Facebook、Twitter、Google+にご投稿ください!その際は、ハッシュタグ #FreeStuffFriday をお忘れなく。

未聞のブラジル

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未聞のブラジル

ワールドカップ2014開催でブラジルに注目が集まっていますが、Abletonでは、この機会にブラジルの過去と現在の音楽情勢に光を当ててみようと思います。バラエティに富む国民性、広大な国土を持つブラジルの音楽はもちろん多様。ブラジルの現在の音楽シーンにはさまざまなエッセンスが注ぎ込まれ、シーンを豊かなものにしています。3回にわたるこのシリーズでは、過去の革新的なブラジル音楽、ベテラン・プロデューサー、ドゥドゥ・マローテのインタビュー、ブラジルのアンダーグラウンドで注目を集めている新進アーティストについてご紹介します。 まずは少し記憶をリフレッシュしてみましょう。サンバとボサノヴァをご存じない方はいないでしょう(少なくともドラムマシンのプリセットとして)が、近年ではバイレファンキや60年代後半に盛り上がりを見せたトロピカリアがダンスフロアに進出するようになり、北半球の人気DJのプレイリストにも見られるようになりました。この記事をご覧になっているということは、1)エレクトロニック・ミュージックに興味がある、2)スタジオ・テクニックに興味がある、3)スタイルを革新したい、あるいは上記のすべてにあてはまるのではないでしょうか。これを念頭に置き、Abletonお気に入りのブラジル音楽を60年代、70年代、80年代からピックアップしてみました。ブラジル音楽への固定観念を覆すセレクションになっていると思いますので、どうぞご覧ください。 ブラジルのエレクトロニック・ミュージックの草分け、ジョルジ・アントゥネスから始めましょう。1961年、19歳のとき、彼はエレクトロニック・ミュージックの先駆者カールハインツ・シュトックハウゼンとゴットフリート・ミヒャエル・ケーニッヒのコンサートを体験します。多いにインスピレーションを受けた彼は、両親の自宅にスタジオを設置。数台のオープンリール・テープレコーダーと手製ののこぎり波発生器がスタジオ機材でした。それから数年の間に、アントゥネスはテープを結合したり、段ボール箱、プラスチック製の容器、ドラム、テルミン、テープエコー、リバーブ、ピアノやサウンド・エフェクトの録音素材を作品に使用するようになりました。 1969年の作品「Auto-Retrato Sobre Paisaje Porteño」は、ブラジルの歴史そのものをミュジーク・コンクレートの形式で表現した見事な楽曲となっています。ジャングルの喧騒のようなサウンドから始まり、アンティーク・ピアノの録音素材を細かくカットして作成されたループがそれに続きます。次第に、これらのパターンははつらつとしたエレクトロニックのリズムと融合し、どことなくテクノとポルカを思わせるサウンドになります。驚きなのは、これが開始からわずか3分での出来事であるという点です。 ジョルジ・アントゥネス - Auto-Retrato Sobre Paisaje Porteño(1969年) 1960年代終盤までに、(ビートルズが牽引してきた)音楽におけるポピュラーとアヴァンギャルドの組み合わせに対峙するものとして、ブラジルではトロピカリア運動が盛り上がりを見せるようになりました。このムーブメントの折衷主義的要素を最もよく現しているのが、サンパウロのバンド、ムタンチスでしょう。彼らのレコードは、ロックの楽器構成、ボーカルのハーモニー、スタジオ・エフェクトを独特のアレンジに融合させた作品となっています。 下のビデオでは、トロピカリアを代表するミュージシャン、カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルが書いた作品「Panis et Circenses」をムタンチスが演奏しています。ビデオで演奏されているバージョンはスタジオ録音バージョンに比べればサイケデリック感は控えめですが、このパフォーマンスは、60年代の特徴を余すところなくとらえたものとなっています(ギターやベストに注目です)。 ムタンチス - Panis et Circenses(1969年) ハードロックバンド、キッスのペルソナのアイデアがどこから来たのか気になったことはありませんか?実は、「ビルボード」誌に掲載されたブラジルのバンド、セコス・イ・モリャードスの全面広告からを盗作したのだという根強い噂があるのです。1973年、セコス・イ・モリャードスは母国ブラジルでデビュー・アルバムを100万枚売上げ、さらに大きな利益をもたらすであろう米国市場への参入を計画していました。残念ながらそれはならず、ブラジルでの大成功にもかかわらず(リード・ボーカルのネイ・マトグロッソは現在も活動中)、セコス・イ・モリャードスは南アメリカ諸国以外ではほとんど無名のままとなっています。 1973年にブラジルのテレビ番組でリップシンクするセコス・イ・モリャードスの「Sangue Latino」をご覧ください。このクリップでは、ネイ・マトグロッソの比類ない歌声と、ジーン・シモンズたちのインスピレーションとなった(かもしれない)メイクアップをご覧いただけます。 セコス・イ・モリャードス - Sangue Latino(1973年) マルコス・ヴァーリは、人気ソングライターおよびシンガーとして1960年代中盤にそのキャリアをスタートさせました。これぞボサノヴァというチューンの「Samba de Verão(邦題:サマー・サンバ)」を作曲後、ヴァーリは1970年代初頭により冒険心のある一連のアルバムをリリースします。1973年発表の「Previsão do Tempo」は、そのジャズフュージョンな雰囲気と、フェンダー・ローズ・ピアノとハモンド・オルガンの多用で特に目を引きます。このレコードでのヴァーリのバックバンドは アジムスで、キーボーディストのジョゼ・ホベルト・ベルトラミがアレンジにMinimoogとARP Soloistを惜しみなく使用しています。メロディに優しく流れるシンセが「Mais do Que Valsa」を単なるワルツ以上の何かに昇華させています。 マルコス・ヴァーリ - Mais do Que Valsa(1973年) 1960年代と70年代の音楽的イノヴェイションの豊作期後、ブラジル軍事政権の抑圧はますます強まり、1980年初頭までに、ブラジル文化の活気はそのほとんどが握りつぶされてしまいました。1980年代に実施された緩やかな文民政治への移行とともに、ブラジル音楽も目覚めのときを迎えましたが、そこから生まれたサウンドは切迫感と怒りを秘めたもので、「イパネマの娘」のメランコリーからはほど遠いものでした。 サッカー番組のアナウンサー実況や独特なリズム感覚。ブラジルのポスト・ファンクとニュー・ウェーブのいくつかの興味深い作品には、ある種の屈折した「ブラジルらしさ」が戦略的に採り入れられています。1980年代のサンパウロのアンダーグラウンド・シーンから2曲をご紹介しましょう。Vzyadoq Moeのダブアウト「Redenção」は、まるでバウハウスがサンバ・パレードを演奏したらこうなるんじゃないか…を想像させるサウンドです。 Akira S...

空間とサウンドの関係: Convolution Reverb用のインパルスレスポンスの収集

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空間とサウンドの関係: Convolution Reverb用のインパルスレスポンスの収集

インパルスレスポンスの測定準備 洞くつの中でサンプル・ピアノがどのように聞こえるか考えたことは?ドラムマシンを古い教会内の中央で演奏したら?コンボリューション・リバーブを使用すれば、実世界の空間特性をあらゆるオーディオ素材に適用することができます。現地までの交通費に悩まされることも、古代遺跡でシンセをつなぐコンセントのないことに呆然とすることもありません。 コンボリューション・リバーブの核となるのが、インパルスレスポンス(IR)です。IRとは、空間の特性をとらえるために測定されたデータを指します。コンボリューション・リバーブを使用すれば、あらゆる実世界空間、ビンテージ・ハードウェアなどの特性をサウンドに適用することができます。実は、オーディオ・ファイルをIRとして保存することも可能です。ギターをネコの鳴き声でコンボリューションしたら、いったいどうなるのでしょう?可能性は無限です。 Live 9では、Max for Live Essentials PackにベーシックなConvolution Reverbと堅牢なConvolution Reverb Proが収録されています。どちらも、コンボリューションを使用する秀逸のMax for Liveエフェクトです。 先頭は未加工の短いフレーズ、続いて同じフレーズにLive 9のConvolution Reverbを適用。木製の広い室内のIRを使用 Live 9のConvolution Reverbには、自然な空間やクラシックなハードウェア・リバーブなどさまざまなIRが付属しています。また、サウンド・デザイナーによるさまざまなオンライン・コミュニティが優れた無償IRを豊富に提供しています。バットケイブのサウンドをキャプチャしたいと思ったことは?EchoThiefコレクションには、1960年代のテレビドラマでセットとして使用された実際のバットケイブで測定したIRが収録されています。この記事の最後では、AbletonがピックアップしたIRリソースをいくつかご紹介しています。 IRの測定にはいくつかのコツが必要です。そのあたりについて、Abletonのサウンド・デザイナー、Matt JacksonとChristian Kleineに話を聞きました。Mattは次のように説明しています。「プロの観点からアドバイスをするならば、1)騒音の少ない夜に作業すること、2)高品質のシグナル・パスを使用すること(ラウドでクリーンなモニター、高品位サウンド・カードと測定マイクなど)、3)長いスイープ(低周波から高周波にスムーズに移動する正弦波)を使用すること、この3つです」プラグインまたはハードウェア・リバーブからのサンプリングはどちらかというとシンプルです。Mattは、DCクリック(短い一発のサウンド・インパルス、非常に「クリーン」なサウンド・ソースを提供)を使用することをすすめています。 独自のIRを集めたいなら、IR Measurement Deviceを使用するとよいでしょう(Max for Live Essentials Packに収録)。オーディオのキャプチャ、インパルスとスイープの生成用の調整可能な設定を搭載したIR Measurement Deviceなら、スタジオ内のあらゆるものからIRを簡単に抽出できます。 Kraftwerk BerlinでIRを測定するMatt スイープは大きな部屋に適していますが、セットアップが少し難しくなります。IR取得に便利なもうひとつのツールに、スターター・ピストル(陸上競技に使用される号砲)があります。上のビデオでMattが使用しているのもこのスターター・ピストルです。このIRについて、Mattは次のように説明しています。 「スターター・ピストルを使用したのは、ラップトップで録音ボタンを押して空間内のいろんな場所でピストルを発砲すればよく、重いスピーカーを引きずり回す必要がないからです。スターター・ピストルはIRに色づけを加えます(また帯域幅を制限します)が、ほとんどの場合問題はありません。 Convolution Reverb用のビデオのロケハンでは、ベルリン市内で広くて静かな場所を探しました。その際、廃墟になった総合病院、アイスクリーム工場、軍事施設が多数見つかりました。すばらしい体験です。こういった場所では、ベルリンの歴史を実感することができます。これほどの大都市にこんなにも廃墟が残っていることにも驚きましたが、ベルリンの歴史が原因で、これらの建物はある意味絶望を感じさせるような状態で放棄された当時のまま残されていて、タイムトラベルをしているような気分でした。 ビデオ用に、Tresorのオーナー陣に連絡を取りました。彼らは、発電所跡を利用したKraftwerk Berlinのオーナーでもあります。その1カ月後には同じ場所でAtonalフェスティバルが開催されました。ここのすばらしさは想像を超えています。巨大で、残響がすばらしく、非常に興味深い場所です。そのうえ外からの騒音が伝わりません」 Live 9のConvolution Reverb Pro 独特の空間や珍しい機材についての話が一段落したところで、今度はChristianとMattに、彼らにとって印象深いIRについて話を聞いてみましょう。「ビンテージのハードウェア・ユニットのいくつか、特にStocktronics RX-4000 Plateリバーブ、SwissEcho 2000、古いFarfisa Springリバーブ数点がお気に入りです」Christianはこう話しています。「Ursa Major...

Free Stuff Friday: ユニークなフィルター、コード・ジェネレーター、ドラム・マシンと松ぼっくり

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Free Stuff Friday: ユニークなフィルター、コード・ジェネレーター、ドラム・マシンと松ぼっくり

タダに勝るものはない?そのとおりです。そろそろ慣れてしまいましょう。毎週金曜にFree Stuff Fridayをお届けしているのもそのためです。(これが水曜だとちょっとリズムがずれてしまいますよね!)いつものとおり、Max for Liveフィルター、コード・ジェネレーター・ラック、クラシックなドラムマシーンや松ぼっくり(これが実はすばらしいパーカッション素材なのです)のサンプルなど、皆様のためにインスピレーションあふれるデバイスをいくつかピックアップしました。充実した週末になりますように! スピード違反のカットオフよりも速く Amazing NoisesのMaurizio Giriは、新しいMax for Liveフィルター・エフェクトSuperfilterを公開しています。24dBと48dBのフィルター・スロープを切り替えることができ、レゾナンスとオーバードライブ・パラメーターを調整可能です。緩やかなスイープや、シャープで破壊的なカットをサウンドに加えることができます。Superfilterの動作の様子を下のビデオからご覧ください。 Superfilterをダウンロード コードを簡単に生成 LiveのChord MIDIエフェクトでは和音を簡単に作成できますが、自分に必要などんな音がどれなのかは…?認定トレーナーのSideBrainことYeuda Ben-Atarが、メジャーとマイナーのコードを簡単に作成できる無償のコード・ジェネレーターRackをご紹介。マクロで音程を設定し、オートメーションを追加してコード進行を設定します。コードの音程の関係について知りたければ、Yeudaのコード・カンニングペーパーが便利です。 Chord Generatorセットをダウンロード Vintage beats and… pinecones? ビンテージ・ビートと…松ぼっくり? Puremagnetikのサウンド・デザイナーMicah Frankが、2つの無償新Packを提供しています。Wicked Kitsは、SP12(上画像参照)などの有名ドラム・マシン、シンセ、レコードのサンプルを収録しています。 より変わったものをお探しなら、Pine Percussionがおすすめ。イスラエル・カルメル山の火事で荒廃した森で松ぼっくりと枝が生み出す針葉樹独特のクリスプなサウンドをサンプリングしています。MatmosやMatthew Herbertといったサンプル・パーカッション・アーティストのファンであれば、これらのツールが気に入ることでしょう。サンプルはこちらからお聞きいただけます。 Wicked KitsとPine Percussionをダウンロード 紹介したい無償ツールがあれば、Facebook、Twitter、Google+にご投稿ください!その際は、ハッシュタグ #FreeStuffFriday をお忘れなく。

Mark Barrott:アイランド・ライフ

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Mark Barrott:アイランド・ライフ

世界を駆け回るミュージシャン、レーベル・オーナー、DJ、サウンド・デザイナーとして、Mark Barrottは、音楽と、そのコンテキスチュアル(かつフィジカル)な環境背景の間に生じるフィードバック・ループについてよく心得ています。イングランド北部をベースに活動していたBarrottは、現在太陽の光輝くスペイン・イビザ島に居住中。隣人には、ダンス・ミュージック界のベテランJosé PadillaやGeorge Evelynも顔を並べています。美しい南国の自然に囲まれて制作されたBarrottの最新アルバムは、「Sketches from an Island」(島からのスケッチ)とふさわしい名前が付けられています。6年ぶりのフルレングス・リリースであり、個人名でのデビュー作です。 Abletonは、故郷イギリスに短期滞在中のMarkにインタビューを敢行。アルバム、屋外のベンチに座っての作業、「イン・ザ・ボックス」で制作を行うこと、人気急上昇中の彼のレーベルInternational Feelについて話を聞きました。 “Baby Come Home” from Sketches from an Island 新アルバムからはお住まいの環境の影響が強く感じられますが、エレクトロニックなアルバムを美しい自然が広がる地域でレコーディングするというのはどのような感じなのでしょうか。 郊外というか田舎に住んでいるのですが、聞こえてくる音といえば鳥の鳴き声くらいで、交通騒音もほとんどなく、人の声もまったくといっていいほど聞こえません。まちがいなく環境はミュージック・メイキングに影響を与えると思います。私の住んでいる環境はとても静かなので、両親に会いに数ヵ月ごとにシェフィールドに戻るたび、環境騒音が大音量に感じられて、不思議な感じになります。イギリスに住む人にとってはこれが日常なのですが。カスタムの耳栓を2セット持っていて、イギリスにいるときはよく使用しています。環境騒音のレベルがとてつもないので。ベルリンもやや同じようなところがあります。ベルリンには断続的に合計4~5年住みましたが、私が今住んでいるところに比べると、喧騒はかなりのレベルです。今回制作をスタートさせた地点は、都市に住んでいたら選んだだろうスタート地点に比べると、かなり瞑想的な場所でした。 「Sketches…」制作のテクニカル・セットアップについて教えてください。 アルバムで使用した唯一のハードウェアはArturia Microbruteで、ある曲に使用しました。このアルバムで使用した機器を全部上げると、Abletonを起動したMacBook Pro、IK Multimediaのコンパクトな3オクターブ・キーボードiRig KEYS Pro、Sennheiserのヘッドフォン、ソフトウェアのオーソライズ用のiLok、そして最後にあるトラックのある箇所に使用したArturia Microbruteです。その他すべては全部Ableton内にあります。このアルバムは最後のトラックの一部分を除いて完全にコンピューター完結で制作しました。 Cover art for Sketches from an Island ヘッドフォンでアルバムをミックスされたそうですが、それによって可動性は高まりましたか? 制作ロケーションに関係なく、いつも作業はリビングでするんです。セットアップされたスタジオがあまり好きではなくて。ウルグアイでは、巨大なGenelec製モニターが設置されていて音響的にも完璧な別個のスタジオを使用していました。ミュージシャンの音楽というのはミュージシャンの生活に本質的に結びついているものだと思うので、すべてに囲まれているときこそいい音楽ができると思うんです。アルバムの大部分を作成したときにいた場所には、広々と開放的なリビングがあって、そこにセットアップしました。新居には大きな庭があるのですが、そこにモダンな温室があって、その中が寝室以外の生活空間になっています。小さなキッチン、ダイニング、妻の仕事場、私のスタジオがこの温室の中にあります。自然光の入らない小さなスタジオに閉じこもるよりも、猫たちに目をやったり、夕日を眺めたり、植物を観察したりしながらここにいるのが好きです。 このアルバムのほとんどは、イビザ・スタイルの古いダイニング・テーブルでラップトップを使用して作成しました。マウスは使用していません―トラックパッドを使用する方が、コンピューターとより親密な関係を築けるし、より集中できるような気がするからです。ヘッドフォン以外で音楽を聴くことはほとんどありません。なので、すべてはヘッドフォンを通して行います。その後ステムを作成して、イングランド南部のデヴォンにいるすごい腕前を持つある男性にステムミックスを依頼します。 José Padillaのアルバム制作用に手持ちの機材を拡大する予定ですか? これまでにも何度も引用してきたのですが、「音楽技術はすばらしい趣味だが、しばしば音楽の邪魔もする」と思います。だから、再来週の金曜には、2台のiPod、Moog Minitaur、それにラックに設置した3種類のシンセを用意して制作に臨むと思います。そのうちどれくらいを(International FeelからリリースされるJosé Padillaの次アルバムで)使用するかは分かりません。とにかくやってみないと…あまり使用しないような気はしますが、正直に言うと、これらの機材の使用は楽しいと思います。父親はビンテージ車が中心の生活を送っていたのですが、それは生活の糧を得るための手段でもあり、楽しみでもありました。あたらしいシンセのうちどれくらいを実際に使用することになるかは始めてみないと分かりません。あまり使用しないとは思いますが、それでも大きな喜びを与えてくれるでしょう。 International Feelを立ち上げたとき、ウルグアイのプンタ・デル・エステにお住まいでしたね。あそこへはどういった理由で? 私たち(Markと彼の妻)は当時(ベルリンの)ハイナーズドルフにあるとても素敵な家に4~5年の賃貸契約で住んでいたのですが、さらに5年間の契約更新はしないことにしました。退居通知を出してから、ある春の日の午後、温室に座って考えました。自分たちに必要なものはなんだろう、と。インターネット、そしてたとえば医療サービス、きれいな水といったいくつかのものが挙がりました。インターネットで世界地図を見て、考え始めました。アジアにはどちらも長いこと滞在したことがあって、住みたいとは思いませんでした。オーストラリアは高すぎるし、ニュージーランドは猫の検疫法がありえないほど厳しかったので、南アメリカに焦点を合わせることにしました。ブラジルにはあまり興味をそそられませんでした。チリはありかなと思いましたが、太平洋沿岸につきものの地震や津波の問題がありました。それでウルグアイに注目したんです。2カ月後、ウルグアイを訪れて1週間滞在しました。週末にブエノスアイレスに行き、いろいろあってどたばたしているうちにウルグアイに戻り、その週に家を購入したんです。 “Hands of Love (Fingers...

Max for Cats: 先進のシンセサイザー - ネコでも分かる優れた操作性

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Max for Cats: 先進のシンセサイザー - ネコでも分かる優れた操作性

その名に反して、Max for Catsはシンセサイザーに途方もない情熱を持つ人間によるプロダクトです。Max for Live用Packとして提供されているEnsembleおよびDiGiTALは、ハードウェア・シンセとMaxパッチングへの長年にわたる情熱を示しています。 Ensemble by Max for Cats アンサンブルを構築 クラシックな1970年代のストリング・シンセをベースとするEnsembleは、センチメンタルなプログレロックのコード、レトロフューチャリスティックなサウンドトラック、きらびやかなディスコ・スタブの精神をとらえています。内蔵のフェイザーおよびコーラス・エフェクトがサウンドをふさわしいビンテージ・ヴァイブで包み込みます。これらのエフェクトは、さらに個別のデバイスとしてEnsembleに付属されています。 Ensembleをチェック DiGiTAL by Max for Cats デジタル・ラブ ウェーブテーブル、FM、加算、減算合成を用いたDiGiTALは、新しいサウンドのイメージング向けにデザインされたフューチャリスティックなインストゥルメントです。美しい設計でユーザーフレンドリーなコントロールを使用して、新たなサウンドの世界を創造できます。 DiGiTALをプレビュー

Throwing SnowがPushで「The Void」をプレイ

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Throwing SnowがPushで「The Void」をプレイ

先週、イギリスをベースに活動するアーティストThrowing SnowのデビューLP「Mosaic」がHoundstoothからリリースされました。彼のサウンドを端的な言葉で表現するのは困難ですが、新アルバムは、多数のコラボレーションによる、感情に訴えるトラックとベースの効いたシネマティックを包含したインパクトのある作品となっています。そのうちのひとつ、ボーカリストJassy Grezとのコラボレーションは、Throwing Snowが先週BBCのMaida Valeスタジオに招かれた際に披露されました。パワフルな作品「The Void」はムーディーなサウンド・デザインに富んでおり、Jessyがボーカル、Rossがコントロールを担当していますが、コントロール・ワークフローの中心をPushが担っています。Korg volca beatsに同期させたPushを使用し、ノート・モードでメロディを演奏したり、ドラム・モードでサウンド・エフェクトをトリガーする様子をビデオでご覧ください。 気に入ったら、ハードウェア・ドラム・マシンをPushでプレイする方法について学ぶのもよいでしょう。Mosaicのその他のトラックは下からお聞きいただけます。

Free-Stuff-Friday:アコースティック・ドラム、Dave Smith Tetra、クリップ・パラメーターの新たなコントロール手法

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Free-Stuff-Friday:アコースティック・ドラム、Dave Smith Tetra、クリップ・パラメーターの新たなコントロール手法

1週間が過ぎました。新しいFree-Stuff-Fridayの登場です!今週の無償アイテムは、多用途なアコースティック・ドラム・キット、想像力に富んだシンセ・ドラム数点、クリップを使用してパラメーター設定をすばやく分類、コントロールするMax for Liveデバイスをご紹介します。 もうひとつかみ! 少し前、Abletonは、Drumdropsの個性的なアコースティック・ドラムのセット、「A Fistful of Drumkits」をリリースしました。このリリースには無償の追加Packが付属しており、さまざまなキットのマルチサンプルを含む別のキットをフィーチャーしています。ソリッドなアコースティック・ドラム・セットのキャラクターを詰め込んだRecording Hybrid Kitは、優れたサウンドの汎用ドラム・キットです。 Recording Hybrid Kitをダウンロード エフェクト設定をクリップで呼び出し Automat animates Collision Benniy BascomのAUTOMATは、シンプルですばやい操作を可能にするクリップ・エンベロープと考えると分かりやすいでしょう。トラックで任意の値を取得し、それをクリップに対して設定します。シーケンスに合わせてフィルターを開閉したい?ブリッジをトリガーするときにフランジャーをオフに切り替えたい?そんなとき、このMax for Liveを使用すれば、エフェクト設定をクリップですばやく簡単に呼び出すことができます。 AUTOMATをダウンロード Tetraサウンドのキット 4ボイスとそのジューシーなサウンドでアナログ機材を思わせるDave Smith Instruments Tetraは、デスクトップ・シンセサイザーにおける新たな伝統を築いています。Ableton認定トレーナーXavier Jacquesは、Tetraの力強くフューチャリスティックなドラム・サウンドを使用し、多数のサウンド・バリエーションを含むキットを作成しています。キットは、Ableton Live Expertから無償Live Packとして入手可能です。 Tetra Analog Synth Drumsをダウンロード 今週はここまでです。楽しい音楽制作を!紹介したい無償ツールがあれば、FacebookまたはTwitterでご紹介ください。その際は、ハッシュタグ #MadeWithLive をお忘れなく。