20年以上にわたるキャリアをつうじて多数の作品を生み出しながら、世界中のオーディエンスの心と想像力をわしづかみにしてきたエレクトロニックミュージシャン/ライブパフォーマー、Sebastian Mullaert。 高い評価を得ているSon KiteやMinilogueといったプロジェクトの片割れとして有名になったSebastian Mullaertですが、今では、ソロアーティストとして、そして画期的な即興パフォーマンスプロジェクトCircle Of Liveのキュレーターとして自分の道を切り開いています。 最近では、電子音楽と現代クラシック音楽の間にあるギャップを埋めることを目的として、Natthall(英語)という共同プロジェクトに着手しました。
先日開催した#LoopAtHome Music-Making Weekendのプログラムのひとつとして、Sebastian Mullaertがスウェーデンのマルメから生配信で紹介してくれたのが、即興のエレクトロニックミュージックに応用しているテクニックと哲学です。 プログラムの幕を開けたのは、最近発表されたシングル『Moonwaker』の短いパフォーマンスでした。チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏者と共同で録音したものです。 彼は、自発性、共同制作らしさ、勢いを即興演奏で生み出すために、さまざまなアナログ楽器とデジタル楽器をどのように使うかについても説明してくれました。
そのプレゼンテーションでは、ライブとスタジオの両環境で即興的に創作することの価値や、その場かぎりのパフォーマンスを構成する技術的な面についても考察されています。 その狙いは、参加者が音楽の即興演奏と日常生活のつながりを理解して、自らの哲学の追求と発展を促すことにありました。
プログラムの最後には、Sebastian Mullaertがオンライン上の参加者からの質問に回答。ライブのセットアップに関するさまざまな点についてさらに詳しく説明が行われました。
※ビデオの言語は英語のみです。