Ableton Live、Max for Live、ならびにPushを使用した制作の幅を広げたいと考える音楽制作者たちにとって、Madeleine Bloomが運営するSonic Bloom(英語)はすばらしいオンラインリソースのひとつだ。 CDMでジャーナリストとして活躍するかたわら、ミュージシャンとしても活動するPeter Kirnは、SonicBloomについて「Liveユーザーにとってのスパのような存在であると同時に、大学のような存在でもある。つまり、リフレッシュされ、より賢くなれて、さらに良い作り手になれるんだ」とあざやかに表現している。
Madeleineがとりわけ得意としていることのひとつは、Ableton Liveにおいてすでに含まれているありふれたデバイスに隠された有用性を見つけだすことだ。 特定の使用法やサウンド、ワークフローなどをLiveで可能にする方法を尋ねられると、彼女はしばしば「必要なもののすべては、すでにインストールされています」と説明している。
これを踏まえ、MadeleineはSonic Bloomにおいて『A Little Help From Max for Live』と題された新たなビデオチュートリアルのシリーズを立ち上げた。 このシリーズが焦点としているのは、AbletonのPackセクションから無料で入手可能なデバイスのみを使った、ライブパフォーマンスやジャムのための新たなアイデアならびにツールの紹介だ。
メロディーの生成
この最初のエピソードでは、MadeleineはSonic Factionが無料提供しているProbability Pack の中からDr Chaosを使用している。これは、確率/設定/混沌の度合いに基づいてメロディーを生成するMax for Live MIDIエフェクトだ。 彼女はDr Chaosを使って、メロディーのジャムを簡単かつ音楽的で楽しいものにするMIDIエフェクトラックを作ってみせている。