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Kyokaとフィールド・レコーディングから音楽を作成

大阪とベルリンを拠点に活動するプロデューサー、Kyokaの音楽の魅力のひとつは、フィールド・レコーディングを独自のサウンド・パレットの素材として使用するその手法です。彼女は、 Loop 2016プログラムでフィールド・レコーディングと環境音について討論する予定です。


フィールド・レコーディングをキャプチャするテクニックと制作プロセスについて、詳しくはKyokaのインタビューをお読みください。

ますます盛況のエレクトロニックミュージック界において、アーティストが自身の作品を聴いてもらうには、芸術性と技能はもちろんのこと、ある種の超人的なパワーが必要であるようにも思えます。ミュージシャン/作曲家Kyokaは、そんなパワーを持つアーティストのひとりかもしれません。「is (Is Superpowered)」は、定評あるベルリンのレーベルRaster-Notonからリリースされた最新アルバムです。アルバムに収録されたパワフルで小気味よい12のトラックは、うねるビートとオーガニックなボーカルサンプルが大胆に融合され、既存のジャンルに分類できない奇抜な作品となっています。Abletonは、アルバム制作に採り入れられたコンセプトとテクニックについてKyokaに話を聞きました。

あなたの音楽は斬新で遊び心にあふれています。どのようなきっかけで、いつ音楽を始めたのですか?

かなり前です。初めて父がピアノを教えてくれたのが3~4歳の頃で、それから13歳までは我慢して続けました。才能あるピアニストにはなれませんでしたが、楽典は学べたし、楽譜も読めるようになりました。

「我慢して」続けたとのことですが、ピアノの練習はそれほど辛いものだったと?

ええ、辛かったです(笑)。アドリブで演奏したかったのですが、させてもらえなかったので。古典的なピアノレッスンは私には窮屈でした。制約が多すぎて。音楽を作りたいという気持ちは確かでしたが、もっと自由にやりたかったのです。

その自由はどうやって見つけたのですか?

初体験は両親のテープレコーダーでした。壊れたから好きにしていいと言われたんです。すぐに分解して修理しようとしましたが、できませんでした。でも、リールを手動で回すことができて、おかしな音を出すことができました。夢中になりましたね。

でもこのテープレコーダーでは録音はできませんよね…

はい。最終的に、私のテープレコーダーは3台に増えました。そのうちの2台で同時録音した内容を再生し、3台目のテープレコーダーで録音するということをしていました。再生速度がだいたい一緒であれば、フェイザー効果が生まれます。でも、リズムに合わせて再生速度をずらせば、エコー効果になります。こうやって音楽を作り始めたのが7歳頃です。3台のテープレコーダーをがしゃがしゃやりながら、終わりのないレコーディングセッションをしていました。

その後本格的に音楽を勉強したことは?

私はその気でしたが、両親に反対されました。経済学を勉強するため、東京に引っ越しました。Roland MC-505 Grooveboxを購入して、ビートプログラミングとステップシーケンスについて勉強しました。いくつかデモを録音し、しばらくしてOnpaレーベルからメールが届いて、ここからEPをリリースしました。

音楽制作用のソフトウェアを使用し始めたのはいつですか?

4回生のとき、必修授業もなかったのでよく旅に出ていて、スペイン、パリ、ロンドン、アメリカに行きました。たくさんのミュージシャンと知り合ったのですが、PCでCakewalk Sonarを使い始めている人が多かったんです。それで私もやってみました。2006年に、あるプロジェクトでAbleton Liveに出会って、それからLiveを使うことが増えました。今ではLiveが私のクリエイティブツールになっています。トラックメイキングはLiveで始めます。インスピレーションがわくので。1年くらい前まではApple Logicでミックスすることが多かったのですが、今はファイナルミックスを含むすべての制作過程にLiveを使用しています。

テクスチャだけでなく、ビートに含まれる要素に至るまで、フィールドレコーディングのようなサウンドが多いですね。

そうですね。フィールドレコーディングは大好きです。自分で録音した音には必ず独特な個性があります。それに、フィールドレコーディングではその音の空間感も捉えることができます。サウンドライブラリのキックドラムは必ずステレオ音場のちょうど真ん中にあります。でも、最終的にキックドラムとして使用することになる音を自分がステレオで録音した場合、キックの音場での座りがよくなり、より三次元で輪郭がくっきりと感じられる音になるような気がします。

フィールドレコーディングはどこでどのように行っていますか?

もうかなりのコレクションが出来上がっているのですが、いまだに旅に出ると本当にどこででも録音しています。数年前、2008年頃はかなり真剣にやっていました。高価なレコーダーを購入して、96kHzで録音していました。できるだけ高いオーディオ品質で録音したかったので。最近は、Roland/EdirolやZoomから出ているより小型のフィールドレコーダーを使用しています。持ち歩きに便利なので。気付いたんです、いい音というのは無理に手に入れられるものではないと。めぐり合いの問題なんです。高価な機材は必要なく、録音ボタンを押すしかるべき時にしかるべき場所にいることが大切です。

お気に入りのマイクやテクニックはありますか?

テーブルや対象に取り付けて使用するタイプの、シンプルなピエゾマイクを使っています。録音対象を叩いたりピエゾを指で触ったりしてからエフェクトをかけます。ステージだけではなくスタジオ制作時にもやりますね。アルバムに収録されているトラック「Piezo Version Vision」はそうして出来上がった作品です。

「Piezo Version Vision」に使用されているドラム・サウンドの材料:ピエゾマイクとAkai head RushやOto Biscuitなどのハードウェア・エフェクト

録音したサウンドはどうやってAbleton Liveアレンジメントに取り込んでいますか?

以前はオーディオトラックに直接ドロップしてそこで編集していました。最近はLiveのSamplerに取り込むことが多いです。サウンドをループさせて少しEQをかけますが、それ以上のことはほとんどしません。フィールドレコーディング特有の個性を残したいので。

シンセサウンドはどのようなものをご使用ですか?

いろいろですが、パルス波は大好きですね。友達がパルス波オシレーターを作ってくれたんです。なんと2台も。手付けの回路基板とバッテリーで、互いにモジュレートするよう接続できるようになっています。基本的にはモジュラーシンセですが、世界最小じゃないかと思います。

個性的なサウンドツールのファンとお見受けしますが。

そのとおりです。アドレナリン値がぐっと上がる気がします。正攻法すぎたり、ありきたりすぎるものにはすぐ飽きてしまって、集中力が切れてしまいます。「きちんとした」シンセは私には合いません。もっと無骨で、あまり手が加えられていないツールが必要なんです。ステージで使用しているあの小さなパルス波回路基板には呼び出し可能なプリセットはありませんが、その代わり、毎回新しい予測不可能なサウンドを生み出してくれます。ステージパフォーマンスでは、生み出されるサウンドに対応を強いられることになりますが、このチャレンジがとても好きです。

Akitoshi Honda氏製作による斬新なオーディオツール:相互接続可能な手付けのパルス波オシレーター

ソフトシンセとエフェクトの話が出たところで、手作りオシレーターのアナロジーはカスタムメイドのMax for Liveデバイスに通ずるものがありますね。

そのとおりです。Liveの内部EQやダイナミクスエフェクトなどスタンダードなソフトエフェクトも使用していますが、たとえば「Lined Up」というトラックでは、友人のHisaki Itoが構築したシンプルなパルス波シンセのMaxパッチを使用しています。

作品ではあなた自身のボーカルが中心的な役割を果たしていますが、「歌声」として登場することはなく、さまざまな方法でサンプリングされています。このボーカルはどのように作成しているのですか?

トラックの基本的なアレンジが完了したら、曲に合わせて歌い、それを録音します。あらかじめ歌詞を書くことはせず、ダダ的アプローチで、そのとき思いついた単語や音節を歌にします。こうすることでより自由なインプロビゼーションが行え、そのトラックに対する新しいアイデアを思いつくことができます。情念的なものがあまり好きではないので、できるだけピュアで感情を含まない音楽にしたいと考えています。だからボーカルにも必ず手を入れるようにしていて、断片にカットして並べ替えたりループさせたりします。

LiveのSamplerを使用してこれらのボーカルの断片をインプロヴァイズすることはありますか?

いえ、ボーカルトラックのカット、並び替え、コピーはアレンジメントビュー内で直接行います。この作業は自由にやるというよりも正確さが重要なので。この段階ではより意識的な選択をしたいので、リアルタイムでやるよりも、マウスを使用した手順を踏んだやり方の方がいいんです。

ボーカルのスライスにエフェクトはかけますか?

各ボーカルスライスにさまざまなEQ設定を適用させることはよくありますが、それ以上のことはやりません。ただ、同一のボーカルスライスを2つのトラックにコピーして、どちらか一方をLiveのクリップビューでトランスポーズする、というのは好きでよくやります。1オクターブ上げたり下げたりするとすごく面白い音になるので気に入っています。半ステップのトランスポーズだと、時間の経過と共にシフトするコーラス効果が生まれます。通常のコーラス効果よりもこちらの方が好きです。

ボーカルを2つのトラックにコピーしてそのうち1つをトランスポーズさせるのが好きだと話すKyoka。「Meander」で聞くことのできるコーラスのようなボーカルサウンドはこのテクニックの好例

ステージで歌うことは?ライブでボーカルを加工することも可能ですが。

まだですね。レーベルとプロデューサーには勧められているのですが、まだ実現するかどうか分かりません。ステージで女性が歌うというのが好きではないんです。あまりにもありきたりな気がして。とはいえ、今後のことは分かりません。コンタクトマイクを喉に装着して何か面白いことをやる日が来るかもしれません…。

プロデューサーRobert Lippok(左)、Frank Bretschnieder(右)と「IS」制作中のKyoka(写真:© Sylvia Steinhäuser)

Kyoka についてさらに詳しく

掲載日 2014年5月6日 / アーティスト

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