もうそろそろ、Free Stuff Fridayも皆様のおなじみになってきたのではないでしょうか。タイトルのとおり、フリーの素材を紹介していくこのコーナー。Abletonならではの音楽制作に関するツールや素材をピックアップしています。
今週は、リコンテキスチュアライズされたサウンドを扱うツールをいくつかご紹介。都市に広がる音を楽器に変化させたり、サウンドをごく小さな粒に分解したり、周波数スペクトルのある部分をマルチバンド・リバーブで抽出したりしてみましょう。
Free Stuff Friday: ワルシャワの音、グラニュラーなSimpler、マルチバンド・リバーブ
Ableton認定トレーナーMateusz Telegaはワルシャワを拠点に活動しています。彼は、認定トレーニング・センターAkademia Dzwiekuの創立者でもあります。Dzwiekuチームと協力し、Mateuszは100を越えるフィールド・レコーディング素材をワルシャワ周辺で収集。Mateuszは、これらのサンプルを無償で公開するだけでなく、これらのサンプルをベースに8基のインストゥルメントと2つのドラム・ラックからなるLiveセットも作成しています。その結果に驚かれることでしょう。ゴージャスなパッド・サウンドへと変化したバスの音をどうぞお聞きください。
Warsaw Sound Samplesをダウンロード
Warsaw Sound Instruments Liveセットをダウンロード
グラニュラー合成をシンプルに
サウンド・デザイナーAlec Bradyは、AbletonのSimplerを用いてグラニュラー合成を探求しています。粒（グレイン）のサイズや位置のマクロ・コントロールや、よりつややかなサウンドをもたらすChordエフェクトを使用することで、オーディオ・サンプルからパッド・サウンドや異次元的サウンドを簡単に作成できます。
Little Grainをダウンロード
帯域で分割
Performoduleの便利なマルチバンド・リバーブ・ラックで、リバーブをさまざまな周波数グループごとに分割しましょう。周波数ごとの分割だけでなく、このMultiband Reverbの各チェーンはそれぞれが扱う周波数に合わせてデザインされています。試しに、ローバンドにサチュレーターを使用してみましょう。
Multiband Reverbをダウンロード
今週はここまでです。紹介したい無償ツールがあれば、Facebook、Twitter、Google+にご投稿ください！その際は、ハッシュタグ #FreeStuffFriday をお忘れなく。