この授業では、映画や画像に合わせた曲のアレンジを生徒が協力しあって発展させていきます*。 これまでの授業で使用したすべてのインストゥルメントを組み合わせた、付属のLiveセット“Compose, perform and record a soundtrack”を使用して、作曲、演奏、録音を行います。
実践の補足:
* 生徒はペアまたは小グループで作業するのが理想的ですが、クラス内での共同作業が望めない場合は、個人で作業することもできます。
^ 生徒の追加課題として、図形楽譜を芸術的に進展させることも考慮してみましょう。
この動画で使用されているキューポイントを編曲の大まかな骨組みとして利用し、付属の音を使ってこの骨組みに合わせた曲を作ります。
授業1の予告編の音楽の流れと形態の詳細を認識します。そして音をミュートして、付属の音を使って曲を作りなおします。
授業2で始めた曲を発展させます。 写真画像に合った「音楽の物語」を描き、それに沿って展開する曲を作ってみましょう。
スケートボードのトリック動画や、スクリーンキャプチャーされたゲームプレイ動画などのオリジナル映像に曲をつけます。 動作、アクション、短めのカットを含む2分間の動画は、作曲にとって胸が踊る映像となります。
実践的な演習では、生徒はLiveセット“Compose, perform and record a soundtrack”を使用して、短い音楽のサウンドトラックを共同で作曲し、録音します。
「音楽制作ソフトウェアを使った作曲の過程は、個人の経験になりがちですが、音楽は共同制作とリスニングが重要です。 Ableton Liveのパフォーマンスは、共同での作曲ワークフローを可能にしてくれます。」— マット・リッジウェイ(Matt Ridgway)
以下の素材は、生徒が自分の図形楽譜に制作意欲を刺激されるものを与える例として使用することができます。
このウェブサイト(英語)では、図形楽譜とパフォーマンスでの使用例をいくつか紹介しています。
クラシックFMのウェブサイトでは、様々な現代作曲家の図形楽譜の20の例を注釈付きで紹介しています。
【動画】図形楽譜の例 (英語)
多くの音楽カリキュラムでは楽譜を書く必要性があり、生徒は楽譜を使って曲を表現することを求められます。
「図形楽譜を作ることは、西洋の古典的な楽譜の経験のない生徒が、想像している音や形を視覚的に表現するための方法です。」— マット·リッジウェイ(Matt Ridgway)
生徒はリンク先のGoogle図形描画テンプレートを使用して、インタラクティブに図形楽譜を作成することができます。空白のテンプレートを使用するか、またはより使い慣れた表記方法を選択します。
【ガイド】図形楽譜の記入例
【課題シート】記入用図形楽譜
ヒント:図形楽譜は、共同で使用することも、個人で使用することも可能です。
付属のLiveセット“Compose, perform and record a soundtrack”は、授業1と2で使用したすべてのインストゥルメントを組み合わせたもので、アレンジメントビューで開くように設定されています。
生徒がこのLiveセットを使って曲のアレンジを録音し始めることが目的です。リンク先のガイドには、Liveセットの概要とダウンロードリンクが掲載されています。
【ダウンロード】Liveセット“Compose, perform and record a soundtrack”
ヒント:共同作曲の課題では、同じLiveセット内で2~3人が同時に作業します。
複数のMIDIデバイスを繋ぐことで、複数のインストゥルメントを同時に操作することができます。
デフォルトでは、Liveの録音は一度に1つのチャンネルとなっていますが、 Ctrl(PC)/Cmd(Mac)キーを押したまま、各トラックの録音ボタンをクリックすると、複数のMIDIトラックを録音することができます。
生徒は.alsプロジェクトファイルを保存、名前を付け、共有することができます。 曲を別のワークステーションで再生できるようにするには、Liveの [すべてを集めて保存] の機能を使用してください。
普遍的な方法は、教室で生徒の作品を聞いて共有することです。 長めの3.5mmステレオミニジャックケーブルを使用して、生徒のコンピュータをスピーカーシステムに接続します。
提出されたオーディオと一緒に図形楽譜を掲載したマルチメディアなポートフォリオを検討してみましょう。
所属する学校の学習管理システム(Google Classroomなど)における音声、画像、動画を含むブログ記事の投稿で、生徒は自分の作品や作業について感想を共有することができます。