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1. Liveをご利用いただきありがとうございます

1.1 Abletonチーム一同より:謝辞

Liveは、コンピューターを使った作曲、音楽制作、ライブパフォーマンスをさらに優れたものにしたいというミュージシャンの熱意によって生まれたソフトウェアです。操作が簡単で楽しくなるよう改良を重ね、アプリケーションの洗練度は高まり、機能はますます充実度を増しています。Liveを使った音楽制作の可能性は無限大に拡がっています。こういった私たちの努力に終わりはありません。まさに今、こうしてこの文章をお読みいただいている間にも、Liveは進化を続けています。最新バージョンのLiveは、Abletonウェブサイト*http://www.ableton.com/downloadsを開くか、[ヘルプ]メニューの[アップデート]コマンドを選択してダウンロードすることができます。

Liveにより皆様の音楽活動がさらに充実したものになりますことを、チーム一同心よりお祈り申し上げております。

Abletonチーム一同

1.2 Live 9の新機能

1.2.1 デュアルモニター対応

Liveを同時に2台のモニターに表示させることができるようになりました。セッション/アレンジメントおよびクリップ/デバイスビューを同時に操作したり、1台のモニターをMIDIクリップ編集専用にすることなどが可能です。

1.2.2 セッションビューのオートメーション

  • オートメーションをセッションビューのクリップ内に記録、描画、編集できるようになりました(19.2)。オートメーションエンベロープは、クリップのデバイスとコントロールセレクターに、モジュレーションエンベロープとともに表示されます。セッションからアレンジメントへの録音ではセッションクリップ内のオートメーションがタイムラインオートメーションに、アレンジメントクリップをセッションに戻す場合はタイムラインオートメーションがセッションクリップ内のオートメーションにそれぞれ変化します。

1.2.3 エンベロープ編集の機能向上

  • エンベロープのブレークポイントは、エンベロープを1回クリックすると作成されるようになりました。エンベロープ上にマウスオーバーすると、擬似ブレークポイントが表示され、クリック後にブレークポイントが配置される場所が示されます。エンベロープ付近にマウスオーバーするか、Shiftキーを押したままエンベロープの一部分(ブレークポイントに挟まれたエンベロープ部分)をクリックすると、その一部分全体が選択されるようになりました。
  • リンクモードのクリップエンベロープにクリップのワープマーカー内での変更が反映されるようになりました(20.5.5)。

1.2.4 エンベロープカーブ

アレンジメントのタイムラインとクリップの両方で、すべてのブレークポイントエンベロープ内に凸曲面と凹曲面のカーブを作成できるようになりました。カーブは、ALT(PC)/ALT(Mac)を押したままエンベロープの一部分をドラッグすることで作成および調整できます。ALT(PC)/ALT(Mac)を押したままダブルクリックすると、その部分が直線に戻ります。

1.2.5 MIDI編集の機能向上

  • 一連の新しいトランスフォームツール(8.3.1)で、MIDIクリップの内容をすばやく操作できるようになりました。トランスポーズ、逆転、反転、レガートの適用がワンクリックで操作できます。
  • MIDIノートは、修飾キーを使用せず(オフグリッドが有効の場合も)移動・サイズ変更できるようになりました。また、ドローモード(19.5.1)中にノートの長さを調整できるようになりました。
  • MIDIノートストレッチ(10.4.9)マーカーは、MIDIクリップ内でノートが選択されていればいつでも使用できるようになりました。

1.2.6 キーボードワークフローの向上

  • Bキーでドローモードを切り替えられるようになりました。Bキーを押したままマウスを使用して編集すると、ドローモードに一時的に切り替わります。また、ドローモード中にMIDIノートのサイズを変更できるようになりました。
  • 現在選択されているトラック、デバイス、ノート、クリップは、0キーで有効と無効を切り替えられるようになりました。
  • EnterキーでMIDIクリップ内の選択対象を時間とノートの間で切り替えられるようになりました。ループブレースが選択されている場合、Enterキーを押すと、ループブレース内の選択対象が時間に切り替えられます。
  • Qキーでホットスワップモード(“ホットスワップモード”)を切り替えられるようになりました。
  • Dキーでホットスワップモードの選択対象をドラムラックと最後に選択したパッドの間で切り替えられるようになりました。

1.2.7 ブラウザーデザインの改良

  • Liveの新ブラウザー(5.1)は2パネル表示となり、LiveデバイスとPackが分類されて分かりやすく表示されるようになりました。
  • 検索文字列に入力すると同時に、ブラウザー内の検索フィールドに検索結果が表示されます。コンピューターキーボードの矢印キーを使用して、検索フィールドと検索結果の間を移動することができます。
  • ブラウザーのプレビュータブには、Liveインストゥルメントのプリセットが表示され、プリセットを選択するとサンプル例が再生されるようになりました。

1.2.8 ハーモニー、メロディー、ドラムをMIDIに変換

3つの新コマンド(11.2)では、オーディオクリップから音楽情報を抽出し、新規トラック上のMIDIクリップ内に置くことができます。

  • [ハーモニーをMIDIに変換] は、ポリフォニックなオーディオからノートを抽出します。サンプルやループからアイデアを広げていくのに便利です。
  • [メロディをMIDIに変換] は、モノフォニックなオーディオからノートを抽出します。
  • [ドラムをMIDIに変換] は、非楽音のパーカッシブなオーディオからリズムを抽出します。新しいMIDIトラックには、元のオーディオに含まれていたキック、スネア、ハイハットの各ノートを含むドラムラックが置かれ、それぞれに適切なインストゥルメントが再生されます。

1.2.9 時間を新規シーンへと結合

[時間を新規シーンへと結合] コマンドは、アレンジメントビュー内で選択された時間範囲に含まれる素材を、トラックごとに1つの新規クリップとして統合(コンソリデート)します。新たに作成されたクリップは、選択されたシーンの下の新規シーンに配置されます。

1.2.10 MIDIトラックとオーディオトラックのデフォルトプリセット

新規作成するMIDIトラックとオーディオトラックに、あらかじめデバイスをロードさせておくことができるようになりました(“デフォルトプリセット”)。

1.2.11 デバイスの機能向上

  • Glue Compressor(22.18)は、80年代の有名ミキシングコンソールのバスコンプレッサーをベースとするアナログモデルのコンプレッサーです。
  • EQ Eight(22.10)は、フィルターの機能が向上し、別ディスプレイに出力信号の周波数スペクトルが表示されるようになりました。また、複数のフィルタードットを同時に調整できるようになり、[アダプティブQ]とオーディションモードが追加されているほか、数々の機能向上が搭載されています。
  • Compressor(22.7)には、入力オーディオに基いてリリース時間を自動調整するオートリリースモードが追加されました。ドライ/ウェットコントロールにより、簡単にパラレルコンプレッションが行えます。コンプレッションレシオは、アップワードエキスパンションに対して1:1以下に設定できます。エンベロープフォロワーの形状は、リニアと対数の間で切り替えることができます。また、ディスプレイには入力と出力のレベルが表示されるようになり、パラメーターを調整しやすくなりました。
  • LiveのGateエフェクト(22.17)のレスポンスがより正確になりました。また、[リターン]コントロール(「ヒステリシス」とも呼ばれます)が追加され、サイドチェーンEQとともに、レベルがスレッショルド付近で急激に変化する場合に生じるノイズの低減に役立ちます。また、ディスプレイには入力と出力のレベルが表示されるようになり、パラメーターを調整しやすくなりました。
  • Multiband Dynamicsデバイス(22.22)にはサイドチェーン回路が追加され、別の信号のレベルに基いてトリガーできるようになりました。

1.2.12 書き出しの機能向上

エクスポート中、サンプルレート変換はハイクオリティSoX Resampler Libraryを使用して実行されるようになりました。低いサンプルレートへの書き出し時のエクスポートクオリティが向上しています。

また、エクスポートダイアログに関連コントロールが集められ、エクスポート設定の確認と調整が簡単になりました。

1.2.13 Ableton Push

  • Ableton Push(チャプター 27)は、メロディとハーモニー、ビート、サウンド、ソング構成のハンズオンコントロールを提供する楽曲作成用のインストゥルメントです。

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