June 2, 2026

Extensions SDK: Liveの新しい実験空間

新しいExtensions Software Development Kit(SDK)のパブリックベータ版が公開中です。

Extensions SDKは、Ableton Live 12 Suiteをさらに拡張するためのオープンなJavaScriptツールキットです。無料でダウンロードでき、誰でも独自のツールやワークフローを自由に生み出せます。

Extensions SDKをはじめる ›

Extensionsとは?

Extensionsは、Liveと並行して動作するオプションの追加ツールです。セット内のどこからでも右クリックでアクセスでき、トラック、クリップ、パラメータ、オートメーションなど、セットの構造を読み取り、編集できます。

Extensions SDKを使えば、Liveプロジェクトを分析・視覚化したり、自由に組み替えるツールを作成できます。

反復作業を自動化したり、アイデアを予想外の方向へ発展させたり、Liveをこれまでにないサービスやシステムとつなぐことも可能です。

制作をスムーズに進めるExtensionsもあれば、あえて普段の流れを崩すことで、新しい発想を引き出すものもあります。

開発方法

SDKを使ったExtensionの開発はシンプルです。慣れ親しんだWeb技術と、コミュニティで共有されるアイデアを活用することで、大まかなアイデアからでも、短時間で実際に使えるツールを形にできます。

音楽制作と同じように、完璧でなくても面白い結果は生まれます。

まずはこちらの解説動画で、独自のExtensionsを開発する方法をご覧ください。

Extensionsを共有・発見しよう

まずはサンプルExtensionsをチェックして、新しいアイデアのヒントを探してみましょう。

AbletonのDiscordサーバーには、Extensions専用のコミュニティスペースも用意されています。Extensionsについて共有したり、議論したり、共同制作を行えます。

Live 12 SuiteユーザーがExtensionsを試すには、ベータプログラムに参加し、Live 12.4.5をダウンロードする必要があります。

ベータ版では、自分で開発したExtensionsやダウンロードしたExtensionsを、Liveの環境設定からインストールできます。

Extensions SDKについて
よくある質問

Ableton Extensionsは、Live 12.4.5で導入された新しい拡張機能です。Ableton Extensions SDKを使用することで、Ableton Live内で動作する独自ツールを開発・利用できます。 トラック、クリップ、MIDI、デバイス、テンポなど、セット内のさまざまな要素と連携し、タスクの自動化や音楽データの変換を行い、Liveの使い方をさらに広げます。

Extensionsは、Live 12 Suite Beta バージョン12.4.5以降で利用できます。Live Standard、Intro、Liteでは利用できません。

Extensionsでは、トラック、クリップ、MIDIノート、デバイス、テンポなどを自由に扱えます。たとえば、以下のようなツールを開発できます。 

  • MIDIの変換 
  • 楽曲やトラック構造の分析 
  • 反復作業の自動化 ・実験的なジェネレーティブシーケンスの生成 
  • 外部サービスとの接続 
  • Liveの中でゲームを動かすことだってできます

LiveにExtensionをインストールしたあと(Settings → Extensions)、以下の手順で使用できます。

  1. セット内の項目(MIDIクリップ、トラックなど)を右クリックします。
  2. 表示されるコンテキストメニューを確認します。
  3. その項目で利用可能なExtensionが表示されます。
  4. 名前をクリックして、Extensionを実行または編集します。

選択後は、Extension実行前にパラメータを調整できるポップアップが表示されます。 実行後は、結果を返す、または変更を適用して終了します。

Extensionsを開発するには、以下をmacOSまたはWindowsコンピュータにインストールする必要があります。

Extensionsは、無料のオープンソースかつクロスプラットフォーム対応のJavaScript実行環境であるNode.js上で動作します。Set内の対象項目を右クリックすると表示されるコンテキストメニューから実行できます。

Max for Liveは、シンセシスやカスタムインストゥルメント、複雑なシグナルチェーンの構築などを可能にする、自由度の高いクリエイティブ環境です。 一方Extensionsは、セットそのものと連携するJavaScriptベースのツールです。構造、データ、ワークフローに作用し、Liveの使い方そのものを拡張できます。

SDKは標準的なWeb技術をベースにしており、AIコーディングアシスタントも活用できます。 実現したいExtensionのアイデアを明確に説明できれば、コーディング経験がなくても、AIのサポートを活用してExtensionを形にできる場合があります。

 詳しくは、https://ableton.github.io/extensions-sdk内のドキュメントをご確認ください。