作曲と音楽理論を初めて学ぶときは、気後れしてしまうものです。 ピアノ鍵盤の白と黒の配色を利用して、“正しい音符や間違った音符”ということを意識させることなく、楽しく授業を行いましょう。また、耳で聞いて音階(スケール)の理論を学んでもらうこともできます。 この授業では、生徒が白鍵と黒鍵を使って2種類の短いメロディーを作成します。
その他の実習案
* 上級レベルの生徒であれば、作成した短いメロディーのループから本格的な曲を作らせてもかまいません。
世界中の有名な曲のなかには、ピアノの白鍵や黒鍵だけを使って演奏できるものが多くあります。 特定の鍵だけを弾くことで、生徒は音楽的に聞こえるメロディーを簡単に書くことができます。
気後れしている生徒がいる場合は、参考になるように、マイルス・デイビスによるジャズの名曲“So What”に合わせて即興でメロディーを書いてください。 Aセクションを白鍵で弾き、Bセクションを黒鍵で弾きます。
ポイント:教師自身がお手本を見せるだけではなく、生徒にボランティアでやってもらってもかまいません。 実際のピアノを使わなくても、ピアノの音を鳴らせることを知ってもらいましょう。
【注意】
完全に白鍵や黒鍵のみで演奏できる有名なメロディーは、ほかにもあります。その一覧を発展教材にまとめました。
【発展教材】白鍵と黒鍵を使用している実例
この創作実習では、用意されたビートとベースラインにのせて、生徒が2種類の短いメロディーを作成します。 ひとつは白鍵のみを使うメロディーで、もうひとつは黒鍵のみを使うメロディーです。
Pushを使う場合は、ノートモードの設定を“Chromatic”にしてください。 これにより、点灯するパッドが白鍵になり、点灯しないパッドが黒鍵になります。
【ダウンロード】Liveセット“White Keys”
Liveセット“White Keys”には、4つのトラックが含まれています。
【ダウンロード】Liveセット“Black Keys”
Liveセット“Black Keys”には、4つのトラックが含まれています。
ふたつの音を選び、グルーヴになるように即興で演奏します。
4つの音を選び、繰り返します。ただし、白鍵だけを使って段階的に音を高くしたり、低くしたりします。