この授業では、タイムストレッチとピッチシフトの必要性を確認しながら、マッシュアップ集を聴いて分解していきます。 Ableton Liveのワープ機能を使って、タイムストレッチとピッチシフトの手法を適用します。また、教材に付属している曲のファイルを組み合わせて独創的な音を作ります。
課題の補足:
* 生徒は個人でもペアでも、作業することができます。
このマッシュアップを聴いてから、元になった曲を聴いてみましょう。
Q.
「BeeGees vs. Pink Floyd」のマッシュアップのイントロでは、両曲ともループしているのが聞こえてきます。
Q. このマッシュアップで使われているループの長さはどのくらいですか
少し耳障りではありますが、サビの部分がおもしろく、「Stayin' Alive」は「Another Brick In The Wall, Pt.II」を補っています。
Q. サビで楽曲同士が補っている、または相殺されているのは何故だと思いますか
この「Linkin Park/Billie Eilish, Khalid & Slipknot」のマッシュアップは、3つの曲を実に滑らかに途切れなくに繋げています。
ボーカル部分は、コール·アンド·レスポンスのように感じます。
イントロ部分では「Lovely」と「New Divide」が一緒に使われています
Q. どの曲が他の曲に合わせてピッチシフトされているでしょうか
使用されている原曲:
Billie Eilish & Khalid – Lovely(イントロ、ボーカルで使用)
Linkin Park – New Divide(インストゥルメンタル、ボーカル、ドラムで使用)
Slipknot – Snuff(インストゥルメンタルで使用)
ワープ機能とは、オーディオファイルのピッチとスピードをリアルタイムで独立して変更することができるLiveの機能です。効果的にマッシュアップを作成するには、すべてのファイルがLiveのグローバルテンポに同期するようにワープする必要があります。
「Liveのワークフローに慣れていない学生にとって、なぜグローバルBPMに合わせて曲を作ることが重要なのか、理解するのは敷居が高いことです。 常にLiveのクリックトラックを参照することは、トラックのワープ機能を保ち、テンポ通りするための良い方法だと確信しています。」— マット·リッジウェイ(Matt Ridgway)
この実践的な課題では、生徒はガイドに沿ってオーディオのインポート、ワープ機能、ループを学び、自分のマッシュアップを作り始める方法を学びます。
ダウンロード可能なLiveセットは、生徒が授業でワープ機能の練習に使うことができます。 空のLiveセットですが、授業1の実践課題で使用できる.aif形式で、フルレングスの4曲が含まれています。
【ダウンロード】Liveセット “Warping for Mashups” *
* この学習指導案でダウンロードできるオーディオファイルは、教師と生徒がこの学習指導案で使用するためにAbletonによってライセンス保持されています。 これらのオーディオファイルで作成された作品を一般に公開することは、このライセンス契約にはありません。そうするには、ライセンス所有者から追加の許可が必要になります。
この段階的なガイドでは、環境設定を設定し、提供されたオーディオファイルをAbleton Liveにインポートする手順を説明します。
【ガイド】 マッシュアップの制作でワープ機能を使おう
生徒がワープ機能とループ作成を実験して上手くいくと、作品をクラスで共有したくなるでしょう。
「生徒が仲間の前で自分の作品を共有したり、話したりすることを勧めるのは、自分の音楽制作に積極的に参加し、前向きで、つながりを感じる機会を提供するためです。」— マット·リッジウェイ(Matt Ridgway)