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インプット/アウトプット: Sculpture

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インプット/アウトプット: Sculpture

シリーズ「インプット/アウトプット」では、Abletonコミュニティに属するプロデューサーのスタジオを訪ね、彼らの制作プロセスに取り入れられるインスピレーション、テクニック、技術と、そこから生まれる最新の音楽作品に光を当てていきます。 Sculptureは、アニメーター/ビジュアル・アーティストのReuben Sutherlandと、ミュージシャン/プロデューサーのDan Hayhurstからなる、ロンドンを拠点に活動するデュオです。デジタルとアナログ両方のメディアを活用し、触知的なアプローチとバーチャルなアプローチを同等に採り入れたSculptureがこれまでの6年間に発表してきたサイケデリックでイマーシブなオーディオ・ビジュアル作品は、プロジェクトの誕生以来、その「とにかくやってみよう」という心意気、楽しむことをよしとする感覚を失っていません。下のビデオで、Sculptureの極めてユニークな手法をご覧ください。続いて、Oneohtrix Point Neverによるブルックリン・ベースのレーベルSoftwareからリリースされた「Membrane Pop」に合わせて行われたDan Hayhurstのインタビューをお読みください。 フランクフルトのザースフェー・パビリオンでライブ・ショーを行うSculpture Sculptureを「視覚音楽的凝集体」と言及されていますが、これについてご説明いただけますか? 「オーディオビジュアル・プロジェクト」と呼んでもいいのですが、もう少しロマンティックな表現にしたくて。知覚/感情の刺激というものを、あらゆる感覚を駆使して検証することです。ビジュアルもオーディオも同じく重要であり、互いを満たし合う間柄です。「凝集」という言葉は、私に実体を想起させます。単なる部分の集合ではない、生命体のようなものです。ポリマーやロボットのように加工により作られたものもあれば、有機体もあります。また、これは一時的な状態で、再び消散したり、再構成したりするものかもしれません。 デュオ結成のきっかけは? ロンドンの巨大なウェアハウスで隣人同士だったんです。そこは、人が住めるように最小限の手を加えて倉庫をアパートに改装したもので、壁が薄くて、冬は凍るように寒くて、夏はまるで温室みたいなところでした。Reubenはフェナキストスコープなどの円板とビデオカメラを使ったアニメーション技術を扱っていたのですが、私は自分の作るちょっと変わった音楽で、この歪んだ住環境をさらに変わった場所にすることに貢献していました…壁から漏れる音が、早い時期からReubenの脳のパターンに何らかの影響を与えていたのかもしれません。念のために言っておくと、彼はすでにこのワームホールにかなり夢中になっていました。一緒にプロジェクトを始める1年ほど前に知り合いになりました。共通点があることは確かだったので、パフォーマンスを計画することでコラボレーションの可能性があるかどうか検証しようと考えました。あらかじめ一緒に準備することはせず、互いが何をするつもりか知らない状態でステージに上がり、同時にパフォーマンスを行いました。なので、素材自体がつながりの形成につながっています。並置、連関と参照の枠組み―異なる感覚要素同士の相互作用です。 ReubenのデザインによるSculptureのピクチャー・ディスク それぞれのメディアへのアプローチに共通する点は? デジタルとフィジカルの対話です。フィジカルな世界における自己表現のアルゴリズム/プロセスです。Reubenの場合、カードに印刷された数百のアニメーションからなるライブラリがあるのですが、今ではほとんど制御不可能な数になっていて、まるで神経系のように常に成長を続けています。これらは、PhotoshopやAfter Effectsで生成してからこの触知メディアに転写されています。私は、アナログ・テープやハードウェア機器(サンプラー/CDJデッキ)を使用した物理的なカットアップを、オーディオの分解と再構成用のデジタル技術と組み合わせていて、デジタルにはほぼ100%Liveを使用しています。 「デジタルとフィジカルの対話」というお話がありましたが、これはどのように制作プロセスの一翼を担っていますか?たとえば、新アルバムの制作においてはいかがでしょうか? 私はどちらかというと、独立した「トラック」という形態ではなく、いろんな置換で再結合が可能な要素を使用する傾向があります。リズム、サウンド、ハーモニー要素、トーン、パーカッションなどのライブラリを構築しています。どこかで見つけた1955年録音の素材など、まったく異なる時代に作成されたものもあれば、自分で作成したものもあります。5年前、先週、今日の午後―作ったことすら忘れているものもあります。さらにこの「ライブラリ」は複数にわたるテープ・リール、テープ・ループ、サンプラーに保存されています。正直、かなり混沌としています!これらのソースをある時点でLiveに録音し、Liveの出力をさまざまなテープ・レコーダーに録音したり(テープ・ループを作成するため)、Korg ES1やTeenage Engineering OP1などのサンプラ―に録音します。 古いテープに保存されている60年代の録音物を無作為に選んでLiveに取り込み、それをMIDIデータに変換して Drum Rackでサンプルのトリガーに使用することもあります。短い「ヒット」の場合もあれば、数メートルにわたるテープ分のレコーディングである場合もあります。デバイス・チェーンは、だいたいPitch > Arpeggiator > Random > Scale > Simplerです。それに、ピッチのランダマイズ率、サンプルのスタート位置、アルペジオのレート、サンプルの長さなどのコントロールにマクロを使用します。コントロール・サーフェスにはAPC 40を使用しています。マクロにクリップ・オートメーションも使用しています。こうすることで、あらゆる素材をすばやく細分化し再配置することができます。 最後に、再結合可能な要素からなるコレクションをLive クリップ/セッション/アレンジメント、テープ・ループ、テープ・リール、カセット、CDR、ハードウェア・サンプラーといったさまざまなメディアに拡散させます。スタジオとライブの両方で継続的にさまざまな順列を試していくうちに、最終的に「トラックの完成形」へとまとまっていきます。ここまで来たらLiveに録音して、それを使用して編集したりアレンジします。 ややランダムにレイヤーすることもあります。たとえば新しいLPに収録された作品では、あるギグを録音したものを最終アレンジにランダムに落とし込んでいき、タイムラインに沿っていくつかの要素が互いにうまくマッチするようにしました。新しいつながり/相関を生み出す、予期せぬ同時性というアイデアが本当に気に入っているんです…。 Sculptureの「Plastic Infinite」用に作成されたビデオ。リリースされたピクチャー・ディスクがフィーチャーされている ライブでのセットアップについて教えてください。Reubenとダイレクトに意思疎通することは多いのでしょうか?それとも、同じゴールに向かって併走するような感じですか? どちらのセットアップも、ステージに上がったどのミュージシャンがやるように、互いの動きに対応できるようなフレキシブルなものになっています。繰り返されることで「固定」となったいくつかの音楽についても同じです。一方で、まだ予備段階という状態のものもあります。Reubenはアニメーション・カードのライブラリを用意していて、レコード・プレーヤーとその上に取り付けたビデオ・カメラを使ってこれをプレイします。ビジュアル・ターンテーブル主義ですね。 彼はいくつかのアニメーションを準備していて、特定の音が聞こえたらそれを使用しようという心づもりではいますが、ほとんどの場合予期しない同時性からアクションが起こることが多いです。私たちの脳は、知覚情報につながりや関連性を察知します。それに、ステージではたくさんの情報が非常に速く生成されています…非常にエネルギー度の高いイベントです。とはいえ、6年間一緒にやってきていますから、何をしたらうまくいくかということが分かっています。完全にランダムというわけではありません。 ライブではコンピューターを使用しません。いつも、コンピューターが生成した素材を別のメディアに転送します。これをするのは、コンピューターやスクリーンに注意を削がれるような気がするからです。なので、モジュラー・インストゥルメントのように動作するデバイスをいくつか使用します。まあまあのところまではうまく操作できるのですが、完璧ではないので、予期しないことや意図しなかった迂回がたくさん生じます。オープンリール・テープレコーダー(テープ・ループ用)、CDJデッキ、数台のハードウェア・サンプラー(Korg ES1/Teenage Engineering OP1)、ウォークマン、エフェクト(リング・モジュレーション、エコー、ディストーション)を使用していますが、 ライブでは多少制御不能な状態になります。2人とも、秩序とカオスの間のバランスがとれた状態を追い求めているような感じです。Liveに素材を取り込んで試行錯誤して予期しないような方法で新しい形を作り出すという手法には、テープを使って行っていた手法が反映されています。エモーショナルで美的な反応を引き起こし、普通ではたどり着けない場所に導いてくれる何かを探しているのです。純粋な「音楽制作」の観点から見れば、人々に喜びを与えるよう形でさまざまな音響特性を組み合わせていきます。またこれは、さまざまな時代と関連づけて考えられるサウンドと美的感覚を織り交ぜることでもあります。私たちは、インターネットそして我々の感覚器に押し寄せる膨大な情報によりこういった区切りが打ち砕かれつつある時代を生きています。私たちは常時情報を編集し、処理し、整理しています。我々の現実の認識というものはこういった情報から作り上げられたものです。これらを題材にするのはなかなか楽しいですよ。 Sculptureの「Membrane Pop」はSoftware Recording...

Audioverdrive: Liveでリアルタイム・ゲーミング

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Audioverdrive: Liveでリアルタイム・ゲーミング

デベロッパーでありミュージシャンでもあるNils Iver Holtarのゲーム経験は、80年代後半のファミコン作品をはじめ、印象的なサウンドトラックで彩られています。修士論文を書くにあたって、Nilは、iPadアプリ「Audioverdrive」のアイデアを得ました。Ableton Liveと双方向で通信し、ゲーム内のアクションによりサウンドトラックをリアルタイムで作成する、宇宙が舞台のシューティング・ゲームです。Abletonは、Nilsにゲーム・コンセプトと今後について話を聞きました。まずは、「Audioverdrive」のゲームプレイを紹介したデモをご覧ください。 「Audioverdrive」を論文の題材にすることになったきっかけは? 修士論文につながるプロジェクトの多くは、ゲームにおける従来と異なる手法でのオーディオと音楽の使用と実装に集中していました。論文では、これらの実装をより即時的で作曲のワークフローに合わせたものにする方法を模索したいと考えました。 「Audioverdrive」におけるゲームと音楽の通信についてご説明いただけますか? 実は非常にシンプルなんです。すべての通信にはOSCメッセージが使用されています。必要なのは、マッピング・ソフトウェアを実行するコンピューターとLiveがAudioverdriveを実行するiPadと同一のネットワークにあることだけです。マッピング・ソフトウェアがMIDIのデスティネーションとなり、Liveがこのソフトウェアに直接MIDIを出力します。デモ・マッピングで私がやっていたのは、ノートオンMIDIメッセージをさまざまなゲーム内のイベントにマッピングすることでした。使用しなかったパラメーターもたくさんありました(プレイヤーX/Y座標など)が、これはできることがたくさんあって手に負えなくなったからです。 ゲームにおけるあなたの経歴について教えてください。また、音楽における経歴は? 初期に作成したゲームはQBasicでプログラムしていました。変なゲームばかりでした。特に記憶に残っているのは、コンピューターが異様に強い、少ない装備でUFOを防御するゲームです。その後RPG Makerを数年使用してから、一般的なプログラミング言語を学びました。実はまだひとつも完成させたことがないんです。リリースできればいいなと思っています。 音楽制作はプログラミングに並ぶ私の情熱の対象です。これまで、ステージ・ショー、短編映画、独立作品など、さまざまなプロジェクトに参加してきました。ほとんどはノルウェーでの活動です。シンセ・ロック・バンドUltra Sheriffでパフォーマンスと作曲もしていて、この活動を通じてLiveに出会いました。 現在は、フリーランス・プログラマーとしての仕事とうまくバランスを取るよう努力している最中です。今手がけているプロジェクトのひとつが、Preliminal Gamesから近日リリース予定のモバイル・ゲーム「Fractured Skyline」のサウンドトラックです。もうひとつは、Logic Artistsのスパイ・スリラー「Clandestine」のサウンド・デザインとオーディオ実装です。 Nilsのサウンド・デザインが使用されている「Clandestine」予告版 Liveユーザー向けのAudioverdriveのリリースの予定は? このセットアップで作業する楽しさを知ってしまったからには、もっとたくさんの人々に試してもらうチャンスを提供しないわけにはいきません。Liveユーザーには才能豊かな面々が多いので、最高のオーディオ・ゲーム・デザインが生まれると思います。今は、最良の方法について検討しているところです。現在のセットアップでは、iPadとOS Xコンピューターが必要です。マッピング・ソフトウェアのユーザー・エクスペリエンスをさらに洗練させてこのままリリースしてみることもできますが、それだと現在のゲームとパラメーターしか操作できません。マッピング・ソフトウェアは実際のところかなり包括的なものになっていて、理論上では、OSCメッセージを正しく解釈し送信できるゲームであればどんなものにも適用可能です。ですので、どのようなゲームにも統合可能でき、可能性を広げるAPIをリリースするのも一策かなと思います。このようなツールを使って皆がどのようなことをするのか、ユーザーがどのプラットフォームを好むのか、非常に興味があります。 今後のバージョンのAudioverdriveのコンセプト画像 スタンドアロン・バージョンのAudioverdriveのリリースの予定は? ビデオで紹介したゲームのことでしょうか?はい、ただ名前は変わるかもしれません。まだマッピング設定のプロトタイプの作成中なのですが、数々のレベルやボス戦を含む、非常に楽しめるゲーム・デザインになると思います。しっかりとした形になったら、スタンドアロン・バージョンとしてパッケージ化するつもりです。今のところこのゲームはサイドプロジェクトなので、どのくらい時間がかかるのかははっきりと言えませんが。

MUTEK 2014でのロバート・ヘンケ、リッチー・ホウティンのトークをビデオで

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MUTEK 2014でのロバート・ヘンケ、リッチー・ホウティンのトークをビデオで

毎年モントリオールで開催され、最新のエレクトロニック・ミュージック、ニュー・メディア、文化を紹介する一大イベントMUTEKが今年で15年目を迎え、Abletonも15周年記念となる今年のイベントに参加しました。Abletonは、アーティスト・トークやPushのハンズオン・ワークショップを行うAbleton Loungeを開設。MUTEKの厚意により、行われたトークのうち2つをここでご紹介します。 まずは、ミュージシャンであり、研究者でもあり、また最古参のAbletonデベロッパーでもあるロバート・ヘンケ(Monolake)とMUTEKの共同創始者アラン・モンゴーとの対談をご覧ください。トピックはロバートの最新プロジェクト「Lumière」から音楽技術の発展にわたっています。 Plastikman名義でのテクノのパイオニアとしての活躍から、伝説となった「デッキ、エフェクト、909」によるDJセット(今はそこにPushが加わっています)まで、リッチー・ホウティンは最先端の音楽テクノロジーの実情を正確に把握するミュージシャンとして20年にわたりその地位を確立してきました。MUTEKでリッチーはDJ Tech Toolsのケン・テイラーと対談し、現在進行中の意欲的なPlastikmanのライブ、Space IbizaでのENTERクラブ・ナイト・シリーズ、スタジオでの制作用セットアップについて語っています。

Free Stuff Friday: 小石のシンセ、フリージャズのラック、クラシックなフット・ペダル

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Free Stuff Friday: 小石のシンセ、フリージャズのラック、クラシックなフット・ペダル

エフェクト・ラックからIR、Max for Liveシンセまで、今週のFree Stuff Fridayも、Abletonコミュニティからの無償プロダクション・ツールが満載です。クリエイティブな週末の音楽制作にお役立てください。 魔法の石? まずはRocks to Richesから。Rory PQによるユニークなInstrument Rackです。ジャンルの「ロック」ではなく、「岩」のサンプルで構成されています。Roryのファイナル・パックが入手可能ですので、ぜひご自身のトラックに活用してみてください。下のビデオでは、皿の上を滑る小石の音からつややかでディープなオルガン・サウンドを作り出すプロセスをご覧いただけます。マジックの種明かしに驚かれることでしょう! Rocks to Richesをダウンロード オープン・ザ・ボックス! Whitebox Synth Makersは、これまでにいくつかのMax for Liveシンセ、Instrument Racks、Effects Racksを発表してきました。上のオーディオ・サンプルでは、ミステリアスなMax for Liveインストゥルメント「Spotfield」が使用されています。Tenser 2のスペクトル・トーンからArcturusのフリー・ジャズまで、このウェブサイトは無償ダウンロードの宝の山となっています。 Whitebox Synth Makers 伝説の名器のインパルス Live 9のConvolution Reverbは、あらゆるインパルス・レスポンス(IR)サンプルを扱うことができます。Bedroom Producers Blogでは、Boss GT-8マルチエフェクト・ユニットから一連のIRサンプルを収集しています。ストンプボックス・エフェクトのパイオニアであるBossエフェクトは、ギタリスト、キーボーディスト、その他のミュージシャンに愛用されてきました。GT-8 IRは波形とLive 9のConvolution Reverb用プリセットの両方として提供されています。 GT-8 IRをダウンロード

Quantic: ナチュラル・アトラクション

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Quantic: ナチュラル・アトラクション

「Quantic」としての活動で有名なWill Hollandは、その音楽の変遷に豊かなストーリーを持つアーティストです。ダウンテンポな作品の台頭と共に2000年代初めに登場したのち、ほどなく集団から距離を置き、ダスティなサンプル、ビート、ブレイクの枠を超えたより広範なサウンド・パレットへの旅を始めました。Quantic Soul Orchestraの万華鏡のような仰々しさ、イギリスのAlice Russellとの長年にわたる作品作りで、Willは、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとしての確かな手腕を発揮しており、またラテンアメリカ、アフリカなどのサウンドを用いることでも知られています。 そんなWillが最新作をリリース。8年ぶりのソロ・アルバムとなる「Magnetica」は、よりエレクトロニックな制作手法への回帰であり、人気プロデューサーとしてキャリアを培ってきたみずみずしくエキゾチックなインストゥルメンテ―ションは失われていません。ツアー準備中のWillに、Oli Warwickがインタビューを敢行。制作の実際とプロセスについて、サウンドを見つける場所、ステージに向けた楽曲の準備について話を聞きました。 Quanticの新アルバム「Magnetica」に収録されている、Pongo Loveをフィーチャーした「Duvidó」 「Magnetica」が完成し、リリースされることとなりましたね。このアルバムは、制作に対するエレクトロニックなアプローチへの回帰ですか? はい、そう思います。エレクトロニック・ミュージックとの関わり、DJとしてのエレクトロニック・ミュージックのプレイは続けてきましたが、制作からは遠ざかっていました。「クラブ・サウンド」と言うとビッグルーム向けのダンス・サウンドの制作というイメージがあると思いますが、実際はそうとも言えません。ただ、ライブで学んだある種の音楽性やグルーヴを応用したエレクトロニックなアプローチへの回帰であるとは思います。 ライブ楽器による大型編成という点では非常にQuanticらしいサウンドだと思います。アルバムにおけるエレクトロニック的要素はかなり繊細なものという印象ですが、ご自身はいかがお考えですか? エレクトロニックな音楽を自然なサウンドにしたり、自然な音響要素をエレクトロニックなサウンドにすることができるんじゃないかと考えるようになりました。ある音を伝送し、ライブ楽器でプレイし、それをより人工的な何かへと簡単に変化させることができるのです。逆も同じです。とはいえビートの作成はなかなか厄介で、スムーズなサウンドになるまで少し揉んでやる必要があります。 アルバムのソングライティングにはどのようなアプローチを採ったのですか? たとえば「Spark It」のドラムは、レコードからサンプリングして、Drum Rackを使用してカットやスプライスを行いました。オールドスクールな70年代の原始的なサウンドを生み出すこのUnivoxドラムマシンや、KorgのPolySixプラグインのようなシンセもいくつか使用しています。また、ギターでスカンクを録音したり、アコースティック・ピアノでピアノ・スカンクを録音してから、ボーカルについてはAbleton Liveを使用してShineheadとロサンゼルスでレコーディングを行い、サックスについてはボゴタでレコーディングしました。そのあといくつかのミックスを行いました。Space EchoとFairchild、Moogやその他いろいろを積んだ小さなコンソールを使用し、一番気に入った2つのミックスをモノで左右ペアにして、レコード用にカットし、友達がやっているカッティング・ハウスThe CarveryのShure V-15スタイラスを使用して録音しました。たった1つの楽曲で、媒体、楽器、ソースとこれだけの遍歴があるのです。 制作は楽曲ごとに取り組んだのでしょうか? すべての楽曲に対してオープンな状態を保つようにして、1つの楽曲に完全にコミットすることはありませんでした。楽曲にはゆっくりこつこつと取り組んでいました。ある曲の作業が終わって別の曲に取りかかっても、次の曲で前の曲に足りないと思っていた何かを学べた気がしたときは、また前の曲に取り組んでみたり、といった感じです。これはいいことでも悪いことでもありました。なにしろ終わりがありませんから。 このアルバムには優れたパフォーマーが数多く参加しています。彼らとのレコーディング・セッションは、後に作品で特定の形で使用することを念頭に置いた上で、現地でなされたものですか? どちらとも言えません。Thalma De Freitasを起用した「Águas De Sorongo」というトラックでは、録音済みのギター・ループからアイデアを得て、そこにAbleton Liveでビートを加えました。リオでDuaneというクールなパーカッショニストに出会い、スタジオに入りパーカッションをレコーディングしました。Thalmaとはアイデアについて連絡していて、楽曲に歌を入れることで何度か連絡を取り合っていたのですが、結局彼女の家のリビングでレコーディングすることになりました。小型のAKGのマイクを持ってきていたので、それをモスリン・ガーゼで包んでポップガードにしました。その後ボゴタに戻り、もう少しビートの作業を進めてから、トラックをロサンゼルスのMiguel Atwood-Fergusonに送り、ストリングス・アレンジのレコーディングをしてもらいました。ボーカリストに「何か歌ってもらえますか?楽曲はこれから準備するので」というわけにはいきませんが、ある程度ハーモニーのような楽曲の起点となるものができている状態でボーカリストやホーンのレコーディングを行い、その後でベースとなった起点をまったく別の何かと置き換えるということはよくやります。 影響とインスピレーションを与えるものとしてラテンアメリカは今でもあなたにとって重要な存在ですか? ラテンアメリカは、独自のリズムの宝庫だと思います。リズムに興味のある人にとって、ありとあらゆる国とコミュニティに独自のリズムがあるラテンアメリカはすばらしい場所です。コロンビアだけでも、ものすごくたくさんのリズムとスタイルがあります。曲よりもリズムが先行するところが気に入っています。ルンバのリズム、クンビアのリズム、タンボラは、それも音楽スタイルですが、リズムがより重要です。 「Duvido」のようなトラックで使用されている伝統的パーカッション楽器の一部ではエレクトロニックのビートに対して拍のタイミングがずれているようですが、これは硬直さを感じさせるプログラミングされたドラムとよりルーズなオーガニックな素材を並列させるための意図的なものですか? この作品には8分の6拍子のリズムが多用されています。このリズムでは拍をまたぐ音の要素が多いのですが、それがうねりのような効果を与えています。きちんと拍におさまっているものがないというアイデアが大好きなんです。Ableton Liveを使うとすべてがきっちり拍に合ってしまう傾向がありますが、それはあまり好きではありません。 伝統的な楽器がエレクトロニックな要素に与える影響はどの程度でしょうか?あるドラムのチューニングがトラック全体のチューニングを決定するといったことはありますか? 楽器に合わせる必要はどうしても出てきます。「Duvido」では、バッキングについてあるアイデアがあって、マリンバ奏者にそれを持ち込んだのですが、彼のマリンバはCメジャーのチューニングだったので、それに合わせる必要がありました。ボーカリストとも同じことがよく起こります。たとえばアルバムに収録されている「La Plata」というトラックで、Nidiaは初めのうち四苦八苦していましたが、それはこの曲がわずかに彼女の音域外だったからです。それで少し楽曲の音域を下げる必要がありました。ボーカリストのスイート・スポットを見つける必要があるのです。ボーカリストの音域は非常に重要だと思います。 たとえばAlice Russellとはこれまで長年にわたって作品を発表していますが、制作する曲のボーカルの音域が直感的に分かるといった感覚はあるのでしょうすか? Aliceの音域は、これまで一緒に仕事をしたどのボーカリストよりも広域でした。彼女が曲のピッチを変えて欲しいと言ったことはありませんでした。かなりの高域が出せるし、かつ音程も完璧でした。声そのもののすばらしさに低域も広く出せる音域の広さが加わっていたので、彼女との仕事はすばらしかったですね。伝統楽器を扱う場合、微分音もかなりの数になることがあります。すべての音が完全に正しいチューニングになっているわけではないので、セッション中にキーボードか何か合わせて耳でチューニングします。チューナーを使用した厳密なチューニングは行いません。このわずかなずれが重要だと思うのです。 Quantic & Alice Russell with Combo Bárbaro -...

Todd Terjeのコズミック・ディスコをLiveとPushで - Point Blankの新チュートリアル

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Todd Terjeのコズミック・ディスコをLiveとPushで - Point Blankの新チュートリアル

Cover art from Todd Terje's new album. LindstrømおよびPrins Thomasといった名義でのコンテンポラリー作品に平行して、Todd Terjeはスペース・ディスコ作品も数々発表しています(ここ数年、夏になると「Inspector Norse」や「Snooze for Love」を耳にしたという方もたくさんいることでしょう)。そんなToddが、待望のアルバム、その名も「It's Album Time」をリリースし、「Delorean Dynamite」を含む新たなディスコ作品とともにカムバックしました。 それでは、この作品はどのようにして出来上がったのでしょうか?2部構成のチュートリアル・シリーズでは、Point BlankインストラクターのSki Oakenfullが本作品をセクションごとに解説し、LiveとPushを使用してサウンドとシーケンスを再現しています。また、ビデオを観ながら、トラックの背景にある音楽理論、正しいシンセ・サウンドのデザイン術などを学べます。簡単なアドバイスのみを紹介する一般的なチュートリアルに比べると長めですが、優れた作品のメイキングを垣間見ることのできる貴重なビデオとなっています。

トロンボーンで聴くPharrellの作品、KawehiによるRadioheadカバー - Liveでのルーピング

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トロンボーンで聴くPharrellの作品、KawehiによるRadioheadカバー - Liveでのルーピング

Kawehi、「Fake Plastic Trees」をカバー Abletonコミュニティからのビデオには、いつもAbletonスタッフもすばらしいインスピレーションをもらっています。先日も、数名のソロ・アーティストがライブルーピングにLiveを使用し、一回のセッションでトラックを構築しようとしているビデオに感銘を受けました。今回は、このエキサイティングな(そしてときに緊張感あふれる)プロセスを捉えたビデオをいくつかピックアップしてご紹介。まずは、Christopher Brillによる、耳から離れないキャッチーなPharrellの「Happy」をトロンボーンでカバーしたテイク。 ご自身で試してみたくなりましたか?Christopherは彼のサイトで楽譜を公開しています。 Abletonでも以前紹介したことのあるKawahiは、カバーやオリジナル作品でインスピレーションあふれるルーピング・パフォーマンスを見せる、才能あるマルチインストゥルメンタリストです。そんな彼女の最新作は、Radioheadのエモーショナルな作品「Fake Plastic Trees」。どうぞご覧ください。 Kawehiのその他のビデオは彼女のVimeoチャンネルでご覧いただけます。 最後を飾るのはKevin Yost。Kevinはすべての作品をその場で作曲、ループさせる「Live and Improvised」シリーズで注目(目だけでなく耳も)を浴びました。どのパフォーマンスもそれぞれ異なりますが、忘れられないディープなグルーヴはどのパフォーマンスにも広がっています。Kevinのスタジオでのインプロビゼーション風景をご覧ください。 他にもいろいろと聞いてみたくなりましたか?Kevinは、ベオグラードのClub Mladostで行われたライブのセットを無償ダウンロードとして公開しています。どうぞご利用ください。

Dark TouristがPushを語る

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Dark TouristがPushを語る

新作ビデオでは、ベルリンを拠点に活動するプロデューサーDark TouristがPushを実演します。 気に入りましたか?「ブレードランナー」を彷彿とさせるメロディは、AnalogとMax for LiveデバイスをベースとするカスタムメイドのRackで作成されています。このRackを無償ダウンロードし、Pushでの独自の作品作りに使用できます。出来上がった作品はぜひ公開ください!FacebookまたはTwitterでトラックをシェアする場合はタグ #MadeWithPush を付けるのをお忘れなく。 さまざまなPushテクニックをカバーしたその他のビデオを観る Dark Touristについてさらに詳しく

Végétophone: 自然をモチーフに音楽を教える

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Végétophone: 自然をモチーフに音楽を教える

Végétophoneについて学生に説明するChapelier Fou 写真© Gwendal Le Flem エレクトロニック・ミュージックの世界を子供たちに説明する方法は?これが、Chapelier Fou名義で活動するアーティストLouis Warynskiに提示された質問でした。彼の答えは、「Végétophone」という名のインスタレーションとなりました。自然からインスピレーションを得て、シンセサイザーやエフェクトを木の一部として提示し、音を木の枝、パターンを果実としてとらえています。下から「Végétophone」についての短いビデオをご覧ください。その後、アートでもありインストゥルメントでもあるこの作品のメイキングと作品へのLiveとMax for Liveの使用についてWarynskiのインタビューを続けてお読みください。 「Végétophone」はどのようにして誕生したのですか? 私のバックグラウンドは音楽教育なのですが、アーティスト・イン・レジデンス事業である小学校に招聘された際、アーティストとしての自分のためだけではなく、子供たちのためになる何かを造りたいとまず考えました。徐々に、エレクトロニック・ミュージックと教育の交差点でのインスタレーションというアイデアが出来上がってきました。インスタレーション作品であり、音階、調、拍子といった楽典の基本的な知識を学ぶツールでもある機械のようなものを思いつきました。こういったことは、ただ概念を学ぶよりも、手を使って操作するとより理解しやすくなると思います。 いろいろと考えて、リズムのセクション、和音のセクション、メロディーのセクションという3本の枝を持つ木として音楽を表現することにしました。枝にはそれぞれライム、バナナ、リンゴの形をした「実」がなっていて、実はそれぞれ音楽のパターンになっています。木の幹にはグローバル・パラメーター(テンポ、拍子、根音、長調/短調)があり、各枝に影響を及ぼします。 完成形の「Végétophone」。木の幹、枝、実にはそれぞれコントロールが付属している 「Végétophone」を教育用ツールとしてお考えですか? レジデンス中はずっと学習ツールとして使用していました。主な目的は、子供たちが音楽の概念と用語を学び、触ったり感じたりできる何かとその知識を結び付けることができるようにすることでした。子供たちとは、一緒に音楽を聴き、分析し、音に合わせて踊ったりして、かなりの時間を過ごしました。 サウンド素材の90%は、子供たちと一緒に録音したサンプルです。校内のさまざまな部屋で、本、スポーツ、台所、姉妹のおもちゃ、お父さんの楽器など、さまざまなテーマで録音しました。私が担当したクラスの子供たち(9歳)が、彼らの知識を他のクラスや先生たちに伝えていくだろうという考えもありました。 「Végétophone」の仕組みについて教えてください。それぞれのボタン/スライダー/ノブはサウンドにどのように作用するのですか? 木の幹では、ネットワーク全体に影響するパラメーターを設定できます。拍子記号には、一般的な分数(常々分かりにくいと思っていました)を使用する代わりに、1小節ごとの拍を3拍または4拍のいずれかとし、これらの拍を2つに分けるか、3つに分けるかを決めるようにしました。事実上、これらは4分の3拍子、4分の4拍子、8分の9拍子、8分の12拍子になります。 テンポはひとつのノブで設定します。グローバル・トランスポーズは-7~+7半音です(根音の両側、4度および5度)。 実にはそれぞれ音楽パターンが含まれていて、ボタンを使ってトリガーしたり停止したりできます。同じ種類の実は一度に1つだけ演奏することができ、その実はLEDで示されます。同時に、ドラム・トラック、ベースとコードのトラック、メロディのトラックも再生することができるようになっていて、すべてのピッチ、テンポ、拍子が合うよう考えて操作しなくてはいけません。 各枝にはそれぞれ独自の設定があり、ボリューム(ピアニッシモからフォルティッシモ)、ディレイとリバーブのセンド(山びこと洞くつ)、サウンド/キット選択となっていて、ポットやフェーダーでアクセスできるようになっています。バナナにはもうひとつオプションがあります。和音のアルペジオです。 要は、巨大なMIDIコントローラーですね。 「Végétophone」の実際の動作の様子 Liveは「Végétophone」にどのように使用されていますか? すべてはMac mini上で動作するLive 9とMax for Liveで行われていて、MIDIbox 128I/OとArduinoボードを使用してMIDIでコントロールされています。 簡単なところから始めましょう。 - サウンドの選択はRackのチェーン・セレクターを動かすことで行います。 - メジャー/マイナーの選択は、バナナとリンゴにScaleエフェクトを適用します。 - グローバル・トランスポーズは、バナナとリンゴにPitchエフェクトを適用します。 - テンポでは…当たり前ですがテンポをコントロールします。 - エフェクトは2つのリターン・バスだけです。 - アルペジオはArpeggiatorエフェクトで作成されています。 サウンドはすべてSimplerのRackとDrum Rackで演奏したサンプルから作成されています。Operatorも数インスタンス使用しています。 The hardware guts...

Goth-Trad: A New Epoch

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Goth-Trad: A New Epoch

Goth-Tradは、近年エレクトロニック・ミュージックの世界で最も尊敬を集める日本人プロデューサーの一人。90年代後半に当時のアブストラクトなヒップホップに触発されてトラック・メイキングを開始し、その後日本を代表するダブ・レゲエ・バンドDry & Heavyのベーシスト、秋元”Heavy”武士と共にRebel Familiaを結成。ダブとロック、ドラムンベースなどを融合した新たなスタイルを確立し、日本国内で絶大な人気を獲得しました。その活動と並行し、Goth-Trad名義でソロの制作を続け、2000年代前半にエクスペリメンタルなノイズ・アルバムも発表しています。 そんな彼がさらに注目を集めるようになったのは、同年2005年に発表したアルバム『Mad Raver’s Dance Floor』。UKで台頭してきたダブステップのサウンドにインスピレーションを受けた本作の、収録曲のタイトルでもあった「Back To Chill」という名のダブステップ・パーティーを、2006年から東京で開始します。この年にDeep Mediを主宰するMalaと出会い、翌年同レーベルから「Cut End」が、Skudからは「Back To Chill」がリリースされ、一気にダブステップ・プロデューサーとしてその名を確立しました。2012年にはDeep Mediから7年ぶりとなるアルバム『New Epoch』を発表し、それ以降は新たなアプローチの曲作りを始めています。 東京のLiquid Roomで行われたワークショップにおいて、浅沼優子がGoth-Tradと彼のサウンド作りと新たな方向性について聞きました。 Goth Trad - "Sunbeam VIP" Goth-Tradさんはこれまで様々なスタイルの音楽を作ってきていますが、そこには一環した美意識があると思います。ややダークで、低音重視で、質感はザラついている。ご自身には何か目指している音のイメージがあるんですか?それとも、自然と元々持っている好みが滲み出ているということなんでしょうか? もともと、最初に音楽に入ったのはKraftwerkなんですよ。小学校6年生くらいのときにKraftwerkのリマスター盤アルバムみたいなのが出て、それを聴いたのがきっかけなんです。そのダークなジャケットのイメージと、音と、無機質な感じが原点ですね。でも、Kraftwerkって無機質だけどエモーショナルなんです。その次がLFOのファースト・アルバムなんです。 意外にもテクノなんですね!最初ヒップホップ・シーンから台頭してきた印象だったので、驚きです。 いや、もろテクノなんです。LFOとNightmares On Waxのファースト。それも、無機質なんだけどウワモノがエモーショナルなところがある。それが自分の音楽にとってもずっとテーマであるような気がします。 ダブがバックグラウンドにあるのかと思ってましたけど? 俺、ダブは全然聴いてないんです(笑)。むしろ、WarpとR&S、Rising Highをひたすら買ってました。そこからダブとか、On-U Soundを聴いたりとか。ブリストル系のMassive AttackとかPortisheadを聴きつつ、Wordsoundなんかも聴き始めて。その影響が一番残ってると思いますね。だから、Lee Perryとかはそこまでのめり込まなかったんですよ。手法としては面白いと思って取り入れたけど。どちらかというと、ダウンテンポとかアブストラクト・ヒップホップの質感を取り入れながら、テクノのエモーショナルな部分を、2000年くらいに曲をリリースし始めた頃から入れようと思っていましたね。 だから、俺はフレーズとかメロディ、もしくはそれに変わるベースラインは必ず入れているんです。そこが自分の曲の特徴だと思うし、自分が勝負出来るところだと思っていて。さらに上をいくには、ウワモノの使い方とか、エモーショナルなものを注入することで曲の個性を出さないといけないと思って。それを、今でもやっていきたいと思ってます。『New Epoch』の一曲目なんかも、ウワモノを重視して作ったし。感情的な色をつけるというか。それが自分の中では一番大事な部分ですね。 Goth Trad - "Man in the Maze" 現在はダブステップからは少し離れているとのことですが、その理由は?また他にはどのような音楽に興味をお持ちですか? ダブステップで面白い曲を作っている人はたくさんいるし、それはチェックしているつもりなんですけど、やはり2006~8年の頃に比べると、その量は減ったかなとは思いますね。自分も、ダブステップのテンポでありながら、どこか違う曲を作りたいと思っているので、その分時間もかかりますね。アルバム制作して、それに集中しすぎたところもあるので、今は違うものに触れたいんです。 俺の場合は何か明確なテーマがあった方がアルバムが作りやすくて、例えばノンビートのノイズだとか。『New Epoch』は、6~7年自分がやってきたダブステップにフォーカスして作ろうとしたわけです。じゃあ、今はどうしようか、というのをここ1年くらい考えてます。テクノもチェックしてます。BlawanとかEmpty Setとか、インダストリアルな感じのものが結構好きで。今後は自分がこれまでやってきたことを、もっとナチュラルに出していきたいですね。ダブステップを含めて、自分の色んな部分を融合させていきたいと思っています。自分の昔のノイズのサンプルを使いながら、テンポも変えてダビーにしてみたり、そういう曲作りをしてみています。 アルバム『New...

スイングを手に入れよう:ドラム・プログラミングのヒント

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スイングを手に入れよう:ドラム・プログラミングのヒント

あなたのドラムはやや堅すぎませんか?古典的なエレクトロなどは機械的に作られた完璧なリズムを基礎としていますから、それが利点となることもあります。でも、全てがそれで上手くいくわけではなく、あなたのリズムがもう少し「人間味」を要することもよくありますよね。そんなときは、ここで紹介するチュートリアルをご覧下さい ー Liveを使用して、よりダイナミックで生き生きとしたドラム・シーケンスの作り方のヒントを学びましょう。 まず、Ivan Corralizaと共に、手動であなたのパターンにスイングを加える方法を見てみましょう: 次に、Groovesを使ってあなたのドラムにスイングとタイミング・バリエーションを加える方法を、Supreme Beatzのチュートリアルで見てみましょう: あなたのサウンドにバリエーションを加えることは常にプラスになります ー 毎回同じスネア・サンプルを使うよりも、簡単な作業で異なるオプションを手に入れましょう。Drum Rackであなたのサウンドを簡単にMacroにマッピングする方法は、このDubspotのChris Pettiのチュートリアルで見ることが出来ます: 最後に、リアルタイムであなたのビートにエフェクトを加えて引き立てることが出来ます。公認トレーナーのLenny Kiserが、こちらのビデオでPushでパターンを演奏しながらお見せします:

Tom DemacがPushで時間に挑戦

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Tom DemacがPushで時間に挑戦

時間の制約は、ときに優れた結果をもたらします。Four Tetまたは認定トレーナーMichael Greigにお任せを。「Against the Clock」と名付けられたこのシリーズでは、FACT Magazineが10分間でトラックをできるだけ完成に近づけるという課題をミュージシャンに提供しています。このシリーズは、クリエイティブな面々がいかにグルーヴをとらえるのかについてインスピレーションあふれる考察を提供しています。もちろん、各パートが組み合わされトラックが姿を現す様子を目の前にしたスリリングなカウントダウンも見物です。 シリーズ最新ビデオでは、ロンドンをベースに活動するプロデューサーTom Demacが登場。ビンテージ・ハードウェアが満載のスタジオですが、TomのワークフローはPushとLiveを中心としたもの。Tomが時間に挑戦する様子をこちらからどうぞご覧ください。 Pushとハードウェア・ドラムマシンについてさらに詳しく

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Warp Academyの無料ウェブセミナーとチュートリアル

もしあなたが、Liveについてもっと学びたいと考えているのなら、どのレベルであっても、Warp Academyが提供する様々なインストラクターによる、これから公開される無料ウェブセミナーと、既に公開されている無料チュートリアルが参考になるでしょう。Warp Academyでは、公認トレーナーであるIsaac Cotec、Vespers、Jake Perrine、Ian Gallagherを始めとした専門家たちによる優れた無料チュートリアル、ダウンロード可能なテンプレート、それにオンライン・コースを提供しています。 2014年4月いっぱい、Warp AcademyはWarp Academy Symposiumの一環として、無料ウェブセミナーのシリーズを公開していきます。詳しくはこちらを参照し、放送後もアーカイヴを見てみて下さい。 Warp Academyの無料チュートリアルを見てみましょう ー まずはサウンド・デザイナーMyagiによる、OperatorとCorpusを使ったタム・ドラム音の作り方です: ビデオ内で使用されている楽器をダウンロードする。 次は、共有やコラボレーションのためのLive Setの活用方法です: 最後に、公認トレーナーのIan Gallagherがトランス、EDM、ベース・ミュージックに最適な、Operatorの無料プリセットを紹介します: プリセットをダウンロードする。 Warp Academyの無料チュートリアルとダウンロードをもっと見る。

即興と実験:Wesseltoft Schwarz Berglund

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即興と実験:Wesseltoft Schwarz Berglund

ジャズとエレクトロニック・ミュージックをバックグラウンドに持つBugge Wesseltoft、Henrik Schwarz、Daniel Berglundは、それぞれ最先端の即興音楽の達人として知られています。彼らはさらにトリオとしても、実験的なコラボレーション・テクニックからインスピレーションを得ているようです。WesseltoftとBerglundはキーボードとアコースティック・ベースを担当し、それをHenrik Schwarzが新たな方法でマニピュレートしていく。WesseltoftとBerglundの演奏をサンプリングし、それをLiveでランダムなスピードでループすることで、Schwarzはトリオに新たなチャレンジをもたらし、エキサイティングで進化したパフォーマンスを作り上げています。 詳しくは、Electronic Beats TVのドキュメンタリーを見て聴いてみましょう: Henrik SchwarzがMax for Liveで制作したSchwarzonator IIで、あなた自身のジャジーな即興演奏を試してみましょう。 もうひとつのジャズ/エレクトロニック・グループArchie Pelagoについて知る。

大学でPushを ー 参考になる実演ビデオ

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大学でPushを ー 参考になる実演ビデオ

Pushという楽器を修得したプレーヤーたちによる、美しいパフォーマンスは私たちにインスピレーションを与え続けてくれています。ここでは、二つの異なる大学で収録されたビデオで、ミュージシャンたちが繊細なニュアンスの効果的な音楽をPushを使って作り上げる様子をご紹介しましょう。 ひとつめは、テルアビブ大学で、音楽家であり生物学者でもある Omer Eilamが演奏する、「Electronic variations on a Bach Chaccone」という、ドローンとクラシック音楽に導かれた作品です: 次は、シンガー・ソングライターのNADINEが自作の曲「Spring Will Come」をPushを演奏するJJ Mitchellと共演する様子をご覧下さい。NADINEは、ハートフォードシャー大学と関わりのあるINFUSEレーベルと契約しています: Pushについてもっと詳しく