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MUTEK 2014でのロバート・ヘンケ、リッチー・ホウティンのトークをビデオで

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MUTEK 2014でのロバート・ヘンケ、リッチー・ホウティンのトークをビデオで

毎年モントリオールで開催され、最新のエレクトロニック・ミュージック、ニュー・メディア、文化を紹介する一大イベントMUTEKが今年で15年目を迎え、Abletonも15周年記念となる今年のイベントに参加しました。Abletonは、アーティスト・トークやPushのハンズオン・ワークショップを行うAbleton Loungeを開設。MUTEKの厚意により、行われたトークのうち2つをここでご紹介します。 まずは、ミュージシャンであり、研究者でもあり、また最古参のAbletonデベロッパーでもあるロバート・ヘンケ(Monolake)とMUTEKの共同創始者アラン・モンゴーとの対談をご覧ください。トピックはロバートの最新プロジェクト「Lumière」から音楽技術の発展にわたっています。 Plastikman名義でのテクノのパイオニアとしての活躍から、伝説となった「デッキ、エフェクト、909」によるDJセット(今はそこにPushが加わっています)まで、リッチー・ホウティンは最先端の音楽テクノロジーの実情を正確に把握するミュージシャンとして20年にわたりその地位を確立してきました。MUTEKでリッチーはDJ Tech Toolsのケン・テイラーと対談し、現在進行中の意欲的なPlastikmanのライブ、Space IbizaでのENTERクラブ・ナイト・シリーズ、スタジオでの制作用セットアップについて語っています。

Robert Henke: Lumière

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Robert Henke: Lumière

Ableton Liveの最古参デベロッパーのひとり、国際的にも高い評価を得ているアーティスト、そして最近では音響学の講師として、Robert Henkeはアートとテクノロジーが交差する分野で継続的に活動しています。そんな彼の最新プロジェクトがLumière。ビートが疾駆する自身のエレクトロニック・スコアに完全シンクロしてHenkeがレーザーを操る、意欲的なオーディオビジュアル・スペクタクルです。 ヨーロッパと日本でパフォーマンスを重ねたLumièreは、カナダ・モントリオールで開催されるMUTEKフェスティバルのハイライトのひとつとして注目を集めています。また、フェスティバル開催中、Robert Henkeとフェスティバル創始者Alain MongeauによるディスカッションがAbleton Loungeで行われる予定となっています。Abletonは、ベルリンで開催されたCTMフェスティバルのフィナーレにLumièreを披露したばかりのRobertに話を聞きました。 Excerpt from Robert Henke's Lumière あなたの作品においてテクノロジーとアートの結びつきは普遍的なものとなっていますが、あなたは、芸術的表現のためのツールを独自に開発することでもよく知られていますね。Lumièreプロジェクトにレーザーを導入したとき、シンセサイザーの仕組みやソフトウェアのプログラミング方法について試行錯誤していた昔を思い出しましたか? Lumièreではそういうことはありませんでした。というのも、Lumièreはレーザーを採用した2つ目のプロジェクトなんです。レーザーを使用した初のプロジェクトはFragile Territoriesという名のインスタレーションでしたが、あのときは、レーザーの仕組みについて理論上の知識しかない状態でスタートしました。ですので、私にとってのレーザー・グラフィックスの世界への第一歩は、頭の中にある理論が、実際にどこまで実現可能なのかを知ることでした。うれしいことに、当初考えていたコンセプトはすべてそのとおりでした。 しかし、後になって浮上してきた相違はとても大きく、私がやりたいと思っていたアイデアを完全に変えてしまうほどでした。分かったのは―これは、楽器を学ぶ場合ある意味非常に典型的なことなのですが―、あるものが一番輝く部分というのは、ぎりぎりの部分、つまり、楽器/媒体/マシンがその本来の役割を果たし始める、ある種の境界部分にあるということです。たとえば、MIDIノートのように単にノートを再生するのであれば、そのインストゥルメントのサウンドは問題になりません。なぜなら、ここで扱っているのはインストゥルメントそのものではなく、コンセプチュアルなアイデアだからです。しかし、ピアノを大音量またはソフトに演奏しようとする場合、その楽器のディテールを実際に感じることができます。 私にとって、レーザーを扱うという体験はまさにこれと同じでした。レーザーが動作を停止するぎりぎりまでブライトネスを下げた状態で動作させるとどうなるのだろう?音楽でいうなら非常に「静かな」演奏をした場合の、カラーや光覚の変化は?逆に最高レベルで動作させるとどうなるのだろう?1秒間に96,000回でオン/オフを切り替えるとどうなるのだろう?シャープなエッジが得られるのだろうか?超高速なグラフィックスを描画させるとどうなるのだろう?あるべきグラフィックスが描画されるのか?描画されないなら、その場合のアーチファクトはどのようなものになるのか?本当の意味で自分の楽器に向き合うことが始まるのはここからです。操作対象を知ってこそ遊び心のある操作ができるようになり、それは私個人的に非常に大きな満足感となります。アイデアを実行し、結果を見て、それに対応していくのです。 From a rehearsal for Lumière Lumièreを「インストゥルメント」と表現されているところからも、Lumièreビジュアルとオーディオのコンポーネントの統合、1つの共感覚のインストゥルメントと捉えていらっしゃるようですね。つまり、音楽とレーザーを同時に演奏、コントロールしているということでしょうか? 当初のもくろみはもっと複雑なものでした。ビート主体のエレクトロニック・ミュージックと、レーザーで作成したビジュアル・コンポーネントをやりたい、またそのどちらも即興的にコントロールできるような形にしたいと思ったのです。即興という側面は、ビジュアル面でも音響面でも当初から外せない要素でしたが、ビジュアルと音響の相互作用という点については大きく変化しました。 Liveのセッションビューを使用してMIDIトラックでドラムをシーケンスしていますが、別のMIDIトラックでMax for Liveを制御し、レーザーにコントロール・データを送信しています。これらのコントロール信号は実際にはアナログ電圧で、レーザーのダイオードと鏡の動作を駆動します。この電圧はオーディオ用ではないのですが技術的には同じなので、オーディオ・パスにフィードバックさせて、面白い形でビジュアル・パターンに完全同期するグリッチーなデジタル・ノイズのレイヤーを加えています。 One of Robert's Max for Live devices for Lumière 解決が必要だったことのひとつに、レイテンシーとジッターの問題がありました。レーザーはレーザーの側に設置された2台のコンピューター上のMaxパッチでコントロールしていますが、サウンドは3台目のラップトップで出力しており、これら3台のマシン同士の通信はMax for Liveを介したEthernet接続なので、ある程度のレイテンシーとジッターが生じてしまいます。 これは、シンプルなレーザー・コントロール・ソフトウェアをLive内のMax for Liveデバイスとして作り直すことで解決しました。今は2種類のレーザー装置を使用していて、ひとつはリモート・マシンのレーザーを実際に駆動し、もうひとつのレーザー装置はサウンド生成にのみ使用されます。しかし、どちらにも同じコントロール信号が供給されています。たとえば、「circle」というコマンドを「size 5」や「speed 7」といった記述タグといくつかのアトリビュートと共に送信します。これを、レーザー・コンピューターは形状として、オーディオ・コンピューターのMax for Liveはサウンドとしてそれぞれ解釈します。うまく機能していますよ。 シンプルでエレガントな解決方法ですね。 コンセプト面から見れば、確かにシンプルな解決策です。しかし実際には、これは巨大なソフトウェアです。私が記述したレーザー・グラフィックス・ジェネレーターはかなりのコンピューティング・パワーを必要としますから。これはレーザー・メーカーからもかなりの評価を得ました。メーカー製のソフトウェアでは不可能だったことを可能にすることができたので。 それでは、万が一音楽に行き詰まってもレーザーの会社を立ち上げることができますね… 実際、楽しめると思います。これらの装置にかなり集中して取り組んでいますし、ハードウェアを含む技術面への理解はますます深まっていますからね。スキャニング・ユニット(レーザー・ビームを動かす部分はスキャナーと呼ばれる)に不具合があったのですが、私は、スキャナーを交換する方法を修得しました。それは、交換しなければならなかったということもありますが、「このメディアを使用していくなら、その仕組みを理解しておきたい」と考えたからです。...

Events

MUTEK 2014のAbleton Lounge

EM15 - ElektraおよびMUTEKの15周年を祝って 今年のMUTEKフェスティバルで、Abletonは、テクノロジー分野の先駆者による対話とLiveおよびPushによるセッションの場を提供する、Ableton Loungeを開設します。 イベントはすべて参加無料で一般参加可能となっており、スケジュールは次のとおりとなっています。 PHI Centre 407 St-Pierre Street Montréal, Canada イベント・スケジュール一覧については下記をご覧ください: 5月29日(木) | 午後2:00~午後3:00 リッチー・ホウティンとのQ&Aセッション スタジオとライブ・パフォーマンスにおけるテクノロジーの使用について、リッチー・ホウティンが詳しく論じます。 Watch this space for live-streaming link 5月29日(木) | 午後3:00~午後4:30 Ableton Live & Pushドロップイン・セッション AbletonのインストゥルメントPushでのハンズオン・プレイ、Abletonスペシャリストによる制作アドバイスなど。 5月29日(木) | 午後4:30~午後6:00 ロバート・ヘンケ&アラン・モンゴー対談 アヴァンギャルドなミュージシャンでありテクノロジストでもあるロバート・ヘンケは、エレクトロニック・ミュージック技術の発展を長年にわたり追求してきました。MUTEK創立者のアラン・モンゴーは、これまで15年間にわたりMUTEKを支えてきました。この対談で、アランとロバートは彼らに共通する歴史を振り返り、先進的な音楽、芸術、テクノロジーに対する情熱をたどります。 Watch this space for live-streaming link 5月30日(金) | 正午~午後1:30 Ableton Live &...

LFO 2.0 - Robert Henkeの無償Max for Liveデバイス

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LFO 2.0 - Robert Henkeの無償Max for Liveデバイス

ホリディ・シーズンは終わってしまいましたが、ここでRobert HenkeからLiveユーザーにプレゼント!新しいMax for Liveデバイス、LFO 2.0です。無償でダウンロードできます。Robertによると、LFO 2.0は「スイス・アーミー・ナイフのような万能LFOを作ろうとした結果生まれたデバイス」とのこと。LFOカーブのシェイピング・オプションのほか、3種類の出力モードも搭載しており、小さな総合モジュレーターとして使用できます。

Granulator IIでベースにテクスチャを追加する

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Granulator IIでベースにテクスチャを追加する

ベースサウンドに個性を加えるのに、トイレの水の音のサンプルを使用するのはいかがでしょう?グラニュラー合成、フィルター、その他のサウンド・デザイン・ツールを使用すれば、日常生活デ耳にするサウンドをテクスチャへと変化させ、楽曲に使用することができます。新しいチュートリアルでは、Ableton認定トレーナーのVespersが、Max for LiveデバイスGranulator II by MonolakeとLive 9のエフェクトを使用してこのようなテクスチャを作成する方法を説明しています。