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ジェームス・ホールデン:人間らしいタイミングについて

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ジェームス・ホールデン:人間らしいタイミングについて

撮影: Duncographic エレクトロニック・ミュージックの制作は、緻密なサイエンスへと変貌を遂げています。グリッド、クリップ、クオンタイゼーションの完璧な世界に足りないものとは、一体なんでしょうか。トラックに「何か」が足りないと感じることはよくあっても、それが何かを特定することは困難です。たいていの場合、答えはグルーヴとスイングの高度な技術にあります。ビートに生気を与えるのは、誤りや誤差なのです。ジェームス・ホールデンが放つ新しいパッチ、Group Humanizerは、大いに必要とされるこの人間らしさを作品に加えることのできるツールです。ハーバード大での研究をもとに、ホールデンは、オーディオ・チャンネルとMIDIチャンネルのタイミングを自動成形し、人間による演奏でしか得られないオーガニックな押しと引きの雰囲気を吹き込むMax for Liveデバイスを構築しました。ホールデンは自身のライブでこのパッチを導入し、モジュラー・シンセサイザーをライブ・ドラマーのテンポに追従させています。彼は、わずかなタイミングのずれを用いて新鮮みに欠けるグルーヴを生気に満ちたものへと変化させる方法を公開しています。Group Humanizerには、周到な準備と開発が行われ、たくさんの思いが込められています。パッチをダウンロードしてお試しいただく前に、自身のバックグラウンドと見解、コンセプト実現における課題についてホールデン自身が語った詳細な説明を掲載していますので、どうぞお読みください。人間の知覚に関する複合的なトピックに触れる記事となっており、グルーヴやリズムのより細部に関心のある方にとって興味深い読み物となっています。 人間らしいタイミングについて「ブラック・サバスがブラック・サバスであった理由は、各メンバーが他のメンバーのプレイをどのように解釈していたか、そこだったんだ。互いのリアクションが緊張感を生み出す ― バンド・サウンドはそうやって出来上がる。テクノロジーのおかげで、「正確さ」を得ることは簡単になった。ただ、正確さを得るためにテクノロジーに頼ると、人間らしさがすべて取り除かれてしまう。現在の音楽制作のほとんどが、パートを作成し、パーフェクトな演奏を行い、それをコピペするという作業だ。すべてが完璧なタイミング、完璧な音程。だがそれはパフォーマンスではない。私が目指したのは、ブラック・サバスにバンド一丸となってパフォーマンスさせること、つまりジャミングさせることだった。彼らはパフォーマンスのエキスパートだからね」 ― リック・ルービン昨年『ニューズウィーク』誌に掲載された、伝説のプロデューサーでありコロムビア・レコード共同社長であるリック・ルービンのアンドリュー・ロマーノによるインタビューを読んでからというもの、この引用箇所が頭から離れませんでした。このインタビューが公開されたとき、周りのミュージシャンは皆、このインタビューのことを口にしていました。作品をリアルなものにすることについて語ったルービンのインタビューは、皆の心を打ったようでした。私はというと、ルービンは紛れもない事実を示したのだと感じました。私の心の中にずっと前からあった考え、つまり、ごまかしようのないライブ・パフォーマンスの魅力は音楽を愉しむということにおいて絶対的に重要なものであるということです。そう感じたのは、私とルービンだけではなかったようです。米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)に発表された、ハーバード大の研究者ホルガー・ヘンニヒの科学的研究によってもこの考えが検証されています。ハーバードの研究者たちは、演奏のある側面にフォーカスを当てて研究を行っています。2名が一緒に演奏する際のタイミングです。ミリ秒単位まで詳細に計測されています。その結果分かったのは、各音のタイミングは、両方の演奏者がそれまでに弾いた音すべてに依存しているということでした。作品の冒頭近くにタイミングのわずかなずれがあれば、それ以降のすべての音、最後の音まで影響を及ぼし続けるのです。二重奏を行う場合、一方のミュージシャンが演奏するすべての音が、もう一方に影響を及ぼします。逆もまたしかり。つまり、双方向の情報伝達が生じているのです。 撮影: Duncographic ヘンニヒ博士の論文には、この往復の情報伝達が深く基本的なレベルでも生じていることを示す他の研究結果も参照されています。実験によると、二重奏を行っているミュージシャンの脳の電気活動のパターンは、ほぼ正確に一致しています。神経科学者には、リズム(音楽だけでなく、動作や発話におけるリズムも含む)こそ、人間が何かの「異常性」、不自然性を見抜く際の指針であると考える者もいます。さらにリズムは、幼児が同種の他の動物を認識する助けともなります。つまり、人間のタイミングとは非常に重要なものなのです。録音技術の発明まで長い年月の間、人々が耳にする音楽の形態はライブ・パフォーマンスに限られていました。録音技術の黎明期においては、ライブ・パフォーマンスとあまり変わりない状況でした。ミュージシャンが音響状態の良い室内に集まり、満足のいくテイクができるまで同時に演奏するという方法でした。しかし、技術の発達とともに、ミュージシャンごとの個別レコーディングや、必要に応じたオーバーダブが可能となりました。これにより、レコーディング費用は大幅に低下し、それに続いて新しいアイデアが生まれました。音楽のレコーディングの目的に、各ミュージシャンの「パーフェクトな」パフォーマンスをとらえることが加わったのです。デジタル・スタジオ設備が登場すると、この傾向はますます加速します。ベーシストは、序奏部を一度も間違えることなく演奏することを要求されなくなりました。ベーシストがベースラインを1回きちんと演奏できさえすれば、プロデューサーはこれを必要に応じてコピー&ペ―ストすればいいのです。また、オーディオ情報がコンピューター上で簡単に加工できるフォーマットへと変換するにつれ、音楽ソフトウェアは一定で融通の利かないグリッドへと音楽を押し込めてしまいました。そのため、長い年月を経るなかで、レコーディング作品は、単なるライブ・パフォーマンスの録音からまったく別の怪物へと進化を遂げています。ミュージシャンがレコーディング・プロセスにおいてどの時点でも同時に演奏することがなければ、ミュージシャン同士の双方向の情報のやりとりはありません。せいぜい、テープから新しいレイヤーにオーバーダブするミュージシャンへの単方向のタイミング情報の提供があるだけです。例として、ハーバード大学チームは3バージョンの『ビリー・ジーン』を制作しています。どのバージョンも、ランダム・エラー(拍がずれる平均のミリ秒)の規模は同じですが、それぞれのエラーの相関性に違いがあります。[クリップ1]最初のクリップは、完全にランダムなタイミング・エラーが挿入されており、前のタイミング・エラーと現在のタイミング・エラーの間につながりはなく、それぞれのパート内のエラーにもつながりはありません。結果として、明らかに音楽性が損なわれ、不自然な音になっています。[クリップ2]次のクリップは、各ミュージシャンがクリック・トラックに合わせて別テイクで録音した場合のレコーディングを再現したものです。各パート内のすべてのエラーは先行するエラーにつながっていますが、パートごとのタイミング・エラーには因果関係はありません。このバージョンは、技術力のないミュージシャンのグループが演奏したような、しまりがなく、説得力に欠けるサウンドになっています。[クリップ3]最後のクリップは、論文で開発されたモデル(「確率的フラクタル連結」)を使用して、複数のミュージシャンが一緒に演奏した場合を再現しています。平均エラー・サイズはどのレコーディングも同一だったにもかかわらず、最後のレコーディングは締まりのなさが感じられなくなっています。各パートがまとまって自然な動きになっているので、外れている音を指摘するのが難しくなっています。要点はこうです。すべてが同じテイクで録音されていれば、タイミングにかなりばらつきがあってもあまり問題にはなりません。それは間違いには聞こえず、音楽の自然な動きとして認識されるからです。しかし、パートをマルチトラック録音したり、シーケンスされたパートを人間が演奏したパートと組み合わせたりする場合、タイミングのずれは際立ってしまいます。おかしな音に聞こえるのは、それが自然な音ではないからで、不自然さを識別可能な人間の聴覚がこれらの音を不快で好ましくないものとして判別するからなのです。 撮影: Duncographic スタジオ技術の発展に従って、レコーディングで許容されるタイミングのずれの大きさを縮める必要が出てきたというのは、意図しなかった結果でした。タイトなグリッドに合わせて演奏しなければ(あるいはそう見せかけなければ)、ずれはかなり目立ってしまいます。これが本質的に良くないことだと科学をもって証明することは不可能かもしれませんが、この過程で何かが失われてしまったことは確かでしょう。より自然な音楽的会話は、オーディエンスとのよりよい結びつきをもたらすのでしょうか?また、人間がもたらすタイミングのずれを作品からすべて削除してしまったとき、ミュージシャン同士の音楽的相互作用はそれでもなお何らかの意味を持つのでしょうか?私にとって、ライブの喜びとは、こういった相互作用を目の当たりにすることであり、その瞬間に実際に起こっている何かを目にすることです。バンドをライブで観て感動し、そのライブ・アルバムを聴いて、あのときの感動がとらえられていないとがっかりしたことがあるのは私だけではないでしょう。エレクトロニック・ミュージックのアーティストが、ステージ装飾もほどほどに、あらかじめ用意したWAVファイルをスピーカーから流すだけのライブを行うのなら、その結果として精彩を欠いた覇気のないライブとなるのは痛々しいほど明らかです。また、レコード・コレクションを聴いていて、バンドがジャミング演奏したLPと、費用の高額なスタジオで丹念に構築したLPから得られる雰囲気があからさまに異なるのは予想できることでしょう。コンピューターベースの音楽畑出身ではありますが、私は、長年にわたって自分の音楽をリアルなサウンドにする手法について実験を重ね、できる限り演奏し、カオス的なシステム(ソフトウェアそしてモジュラー・シンセサイザーとして)を構築し、ミュージシャン間に生じる表現反響のようなものをシミュレートしようと試みてきました。しかし、実際のミュージシャンを介在させることなく、納得のいくタイミングを得ることは非常に難しいことです。ホルガー・ヘンニヒの研究で提案されていたモデルを使用して、私は、コンピューターで生成された複数のパートに、まるで実際のミュージシャンが一緒に演奏しているような、人間によるタイミングのリアルなシミュレーションを注入できるLive用ソフトウェアを開発しました。実際のミュージシャン(私のライブで一緒に演奏したジャズ・ドラマーなど)の入力を聴いて、そのタイミングのずれに自然な形で反応することもできます。このような機能がコンピューター・ミュージックにもたらされるのはこれが初めてのことです。今後は、あまりにも整然としていて不自然なサウンドへのごまかしへの言い訳はもうできません。抵抗勢力への私なりの貢献と考えていただければ光栄です。 ジェームス・ホールデンのGroup HumanizerをMaxforLive.comからダウンロードジェームス・ホールデンについて詳しくは、FacebookおよびSoundcloudをご覧ください。

Geisterwelt: Max for Liveによるスペクトル共感覚

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Geisterwelt: Max for Liveによるスペクトル共感覚

サウンド内に存在するビジュアル・ワールド ― Utamiによる新しいMax for Live Pack Geisterweltにより、アクセスが可能になりました。Geisterweltの動作の様子をご覧ください。 ハイブリッドのサンプラー/ビジュアライザーであるGeisterweltでは、さまざまな周波数における1,000のフィードバック帯域幅のネットワーク、調整可能な「ヒート」(リバーブのような空間)、スペクトル・サイドチェーンなどを含む、サウンドのスペクトルのマニピュレーションが行えます。その後、Geisterweltの[See]セクションを使用してサウンドを幾何学的図形として視覚化し、ビジュアル・パラメーターをコントロールします。ライブ演奏中は、[VJ Mode]に切り替えてビジュアルをフルスクリーンにできます。 Geisterweltについてさらに詳しく

Free Stuff Friday: ダンス・ミュージックに不可欠なサウンド、ランダマイズされたプリセット、サウンド・デザイン・ツール

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Free Stuff Friday: ダンス・ミュージックに不可欠なサウンド、ランダマイズされたプリセット、サウンド・デザイン・ツール

Ableton HQは、毎週金曜日に無償ツールを提供する任務を負っています。それだけではありません。極めて多様な「フリー・ツール」の存在を世界に知らしめるという使命もあります。今週は、ダンス・ミュージックに必要不可欠なドラムとエフェクト・サウンド、Max for Liveプリセット・ランダマイザー、サウンド・デザイン・ツールボックスをご紹介。それではご覧ください。自分好みの分野を見つけようその名が示すとおり、Niche Audio(Loopmasters)は、「House Arrest」や「Dubstep Supercharged」といったニッチなジャンルのパーカッション、ミュージック、エフェクトのサンプルを扱っています。今なら、8つのリリースからそれぞれ1キットを含むNiche Audioサウンド・セットを無償で入手可能です。Niche Audio Label Samplerをダウンロードランダム・プリセット・メモリ Julien Bayleがju.randomizerをOperatorに使用する様子 認定トレーナーJulien BayleはまさにMax使いのプロ。こちらの記事では、インスピレーション豊かな彼のオーディオビジュアル作品の一部をご体験いただけます。そんな彼の最新Max for Liveデバイスju.randomizerは、Liveで選択されているターゲット・デバイス(インストゥルメントやエフェクト)のパラメーターをランダマイズします。さらに、ju.randomizerは新しいプリセットに名前を付けてくれます。上のスクリーンショットは、ランダムに生成されたOperatorプリセットです。ju.randomizerは、実験的で刺激的な結果をもたらします。お手持ちのインストゥルメントとエフェクトに新しい可能性を開くツールです。ju.randomizerをmaxforlive.comからダウンロードサウンド・デザイン・ツールキット Sound Design Toolsを99Soundsでプレビュー 今週のラストを飾るのは、99Soundsとミュージシャン/サウンド・デザイナーGavin Thibodeau aka Embraによる、想像力をかき立てるフォーリー、グリッチ―なエレクトロニクス、その他のサンプルのセットです。このパックのプロセスについて説明した99Soundsのインタビューで、Gavinは作品にLiveなどのツールを組み込む方法を明かしています。「Ableton Liveで気に入っているのは、ラック機能だね。サンプラーでもシンセでも、僕のサウンドの多くはラックにレイヤーされているんだ。マクロ機能もよく使うよ。すばやくサウンドをバウンスダウンしたり、さらにマニピュレートを加えることができたりするリサンプリング機能は簡単で本当に使えるよ」Gavinのサウンドは、99Soundsから入手可能です。 有名なプタのアニメ・キャラクター風に、「これでおしまい!」次週をどうぞお楽しみに。面白いフリー・ツールを見つけたら、Facebook、Twitter、Google+にご投稿ください。ハッシュタグは #FreeStuffFriday です。

IRCAMAX: 最先端のサウンド変形をLiveで

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IRCAMAX: 最先端のサウンド変形をLiveで

70年代の設立以来、パリのIRCAMは、先進的なエレクトロニック・ミュージック研究の中心として大きな役割を果たしています。事実、ミラー・パケットが最初のMaxを開発したのもIRCAMででした。この遺産をベースに、IRCAMは、リアルタイムでサウンドを変形する7つのMax for LiveデバイスからなるPack、IRCAMAX 1をリリースします。 IRCAM独自のSuperVPテクノロジーのクオリティの真価を認めるのに、フェーズボコーダーの細部を理解する必要はありません。付属のTranspおよびSimpleTranspデバイスが、ピッチ・シフトにはつきもののボイスの変質を生じさせず、自然なピッチ・シフトを実現するそのサウンドをお聴きいただければ、簡単にご理解いただけるはずです。また、パワフルなSuperVPSynthインストゥルメントを使用して、サンプルを斬新な方法でさまざまに加工することもできます。IRCAMAX 1のサウンドは下からご試聴いただけます。 IRCAMAX 1と収録デバイスについて詳しくは、Packページをご覧ください。

Jonathan Zorn: 不気味なボコーダー

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Jonathan Zorn: 不気味なボコーダー

Jonathan Zorn、自身のスタジオにて - 撮影: Ross McDermott 不完全や欠陥とされるものをテーマに取りあげ発展させていくアーティストがいます。真空管回路、ビニール、テープなどのディストーション特性を再現するプラグイン・エフェクトの数、また昨今のプロダクションに使用されているクラックルやテープ・ヒスのサンプルの数をみても、その存在は明らかです。 エレクトロアコースティック・ミュージシャンであり研究者でもあるJonathan Zornは、Google翻訳の翻訳機能を使用して幾度も翻訳を重ねるうちシステムの不完全性により文章の方向性が別方向へと進んでいったジークムント・フロイトの文章をベースとするシリーズ作品「And Perforation」で、この歴史に新しい1ページを加えています。 And Perforation by Jonathan Zorn 「And Perforation」とその関連作品「Language as Dust」のリリースに際して、AbletonはJonathanにインタビューを敢行、ボコーダーとモジュラー・シンセの使用について、言語を細分化することについて、Liveを使用した反応性に優れたパフォーマンス・セットアップの作成について話を聞きました。 「Language is Dust」と「And Perforation」での文章の構成プロセスについてお話しいただけますか。 「And Perforation」は、友人がDoepferモジュラー・ボコーダーを貸してくれたのですが、ジークムント・フロイトの評論「不気味なもの」に合うシリーズ作品を作成する最高の機会に思えました。親しみと違和感を同時に感じる何かというアイデアは、合成ボイスに対する私の強い興味を要約するのに非常にふさわしいと思いました。この関連性は、もともとムラデン・ドラーの本「A Voice and Nothing More」から得たものです。 テキストを作成するために、まずGoogleを使用してオリジナルのテキストを英語に翻訳しました。「Obvious Difference Scary」では、短いパッセージを繰り返しさまざまな言語に翻訳してから、英語に翻訳し直しました。「das Unheimliche」というドイツ語が次第に歪んでいくのが分かります。「The Bizarre」では、長いパッセージにMicrosoft Wordの自動要約機能を適用してからさらにGoogle翻訳にかけました。「And Perforation」では、自動翻訳で作成された言語的にまぜこぜとなったものにさらに編集を加えています。 Google翻訳でフロイトの文章を処理する 「Language as Dust」のテキストには、アリストテレスの「霊魂論」、ジュリア・クリステヴァの記号論に関する論文、トーマス・エジソンの今後の録音技術の使用に関する覚書、ボコーダーの歴史に関するデイヴ・トンプキンスの本から集めたボコーダーの聞き間違え、電子音声現象(コンスタンティン・ラウティヴによる、ホワイトノイズを使用した死者との交信内容の書写)が含まれています。 テキストの加工には、MS Wordの自動要約機能、複数のテキストの接合(バロウズの「カット・アップ」的手法)、消去、翻訳などのテクニックを使用しました。このプロセスを経ることで、言語を音楽素材として使用することに興味を持ちました。たとえば、「Meditation on Pattern and Noise」では、フレーズや単語を繰り返してサウンドのパターンを作成し、語義とは関係のない音楽的な論理を作成しました。 Jonathan Zorn - Language...

 Free Stuff Friday: グレイテスト・ヒッツ - Max for Liveのインストゥルメントとエフェクト

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Free Stuff Friday: グレイテスト・ヒッツ - Max for Liveのインストゥルメントとエフェクト

You can haz free stuff! 無償Packがもらえる! 今週のFree Stuff Fridayには、特別プレゼントが付属しています。Max for Catsの新しいMax for Liveデバイス、Gratis Hits無償Packです。Ensemble、DiGiTALのメーカーが放つGratis Hitsは、シンセサイザー1基とエフェクト4基をフィーチャーしています。 Bertha 2 Bertha 2は、いくつかの特別機能を付属したポリフォニック加算シンセサイザーです。8基のトーン・ジェネレーター、ドローバースタイルのコントロールを搭載したBertha 2は、ビンテージ・トランジスター・オルガンFarfisaやVoxを彷彿とさせるサウンドの生成を得意としています。そのサウンドのイメージについては、こちらのSpiritualizedのKate Radleyがライブ・バージョンの「Medication」で披露しているFarfisaのサウンドをお聞きください。 XY Gesture Audio/XY Gesture MIDI XY Gestureは、マウスの動きを記録し、それを任意のパラメーター・マッピングに対するオートメーション・データとしてプレイバックします。マウスやトラックパッドをコントローラーに変えてしまう、便利で楽しいデバイスです。 Anti-Warp Anti-Warpは、Liveのセッションビュー用の実験的なパフォーマンス・デバイスです。オーディオ・トラックにドロップし、現在再生中のクリップのワープを解除(マスター・テンポから切り離)し、ループさせます。ワープするクリップの設定に変更を加えることなく、ワープする信号とワープしない信号をミックスしたり、ワープしないクリップの再生スピード、ピッチ、方向を変更できます。 MIDI Monitorは、さまざまな種類の入出力MIDIをスクロールするウィンドウに表示します。データは種類別に色分けされ、フィルター、フリーズ、消去できます。表示はノート名またはノート・ナンバーのいずれかを選択できます。ボーナス・アニメーション・モードのチェックもぜひお忘れなく! Gratis Hitsをダウンロード 紹介したい無償ツールがあれば、Facebook、Twitter、Google+にご投稿ください!その際は、ハッシュタグ #FreeStuffFriday をお忘れなく。

空間とサウンドの関係: Convolution Reverb用のインパルスレスポンスの収集

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空間とサウンドの関係: Convolution Reverb用のインパルスレスポンスの収集

インパルスレスポンスの測定準備 洞くつの中でサンプル・ピアノがどのように聞こえるか考えたことは?ドラムマシンを古い教会内の中央で演奏したら?コンボリューション・リバーブを使用すれば、実世界の空間特性をあらゆるオーディオ素材に適用することができます。現地までの交通費に悩まされることも、古代遺跡でシンセをつなぐコンセントのないことに呆然とすることもありません。 コンボリューション・リバーブの核となるのが、インパルスレスポンス(IR)です。IRとは、空間の特性をとらえるために測定されたデータを指します。コンボリューション・リバーブを使用すれば、あらゆる実世界空間、ビンテージ・ハードウェアなどの特性をサウンドに適用することができます。実は、オーディオ・ファイルをIRとして保存することも可能です。ギターをネコの鳴き声でコンボリューションしたら、いったいどうなるのでしょう?可能性は無限です。 Live 9では、Max for Live Essentials PackにベーシックなConvolution Reverbと堅牢なConvolution Reverb Proが収録されています。どちらも、コンボリューションを使用する秀逸のMax for Liveエフェクトです。 先頭は未加工の短いフレーズ、続いて同じフレーズにLive 9のConvolution Reverbを適用。木製の広い室内のIRを使用 Live 9のConvolution Reverbには、自然な空間やクラシックなハードウェア・リバーブなどさまざまなIRが付属しています。また、サウンド・デザイナーによるさまざまなオンライン・コミュニティが優れた無償IRを豊富に提供しています。バットケイブのサウンドをキャプチャしたいと思ったことは?EchoThiefコレクションには、1960年代のテレビドラマでセットとして使用された実際のバットケイブで測定したIRが収録されています。この記事の最後では、AbletonがピックアップしたIRリソースをいくつかご紹介しています。 IRの測定にはいくつかのコツが必要です。そのあたりについて、Abletonのサウンド・デザイナー、Matt JacksonとChristian Kleineに話を聞きました。Mattは次のように説明しています。「プロの観点からアドバイスをするならば、1)騒音の少ない夜に作業すること、2)高品質のシグナル・パスを使用すること(ラウドでクリーンなモニター、高品位サウンド・カードと測定マイクなど)、3)長いスイープ(低周波から高周波にスムーズに移動する正弦波)を使用すること、この3つです」プラグインまたはハードウェア・リバーブからのサンプリングはどちらかというとシンプルです。Mattは、DCクリック(短い一発のサウンド・インパルス、非常に「クリーン」なサウンド・ソースを提供)を使用することをすすめています。 独自のIRを集めたいなら、IR Measurement Deviceを使用するとよいでしょう(Max for Live Essentials Packに収録)。オーディオのキャプチャ、インパルスとスイープの生成用の調整可能な設定を搭載したIR Measurement Deviceなら、スタジオ内のあらゆるものからIRを簡単に抽出できます。 Kraftwerk BerlinでIRを測定するMatt スイープは大きな部屋に適していますが、セットアップが少し難しくなります。IR取得に便利なもうひとつのツールに、スターター・ピストル(陸上競技に使用される号砲)があります。上のビデオでMattが使用しているのもこのスターター・ピストルです。このIRについて、Mattは次のように説明しています。 「スターター・ピストルを使用したのは、ラップトップで録音ボタンを押して空間内のいろんな場所でピストルを発砲すればよく、重いスピーカーを引きずり回す必要がないからです。スターター・ピストルはIRに色づけを加えます(また帯域幅を制限します)が、ほとんどの場合問題はありません。 Convolution Reverb用のビデオのロケハンでは、ベルリン市内で広くて静かな場所を探しました。その際、廃墟になった総合病院、アイスクリーム工場、軍事施設が多数見つかりました。すばらしい体験です。こういった場所では、ベルリンの歴史を実感することができます。これほどの大都市にこんなにも廃墟が残っていることにも驚きましたが、ベルリンの歴史が原因で、これらの建物はある意味絶望を感じさせるような状態で放棄された当時のまま残されていて、タイムトラベルをしているような気分でした。 ビデオ用に、Tresorのオーナー陣に連絡を取りました。彼らは、発電所跡を利用したKraftwerk Berlinのオーナーでもあります。その1カ月後には同じ場所でAtonalフェスティバルが開催されました。ここのすばらしさは想像を超えています。巨大で、残響がすばらしく、非常に興味深い場所です。そのうえ外からの騒音が伝わりません」 Live 9のConvolution Reverb Pro 独特の空間や珍しい機材についての話が一段落したところで、今度はChristianとMattに、彼らにとって印象深いIRについて話を聞いてみましょう。「ビンテージのハードウェア・ユニットのいくつか、特にStocktronics RX-4000 Plateリバーブ、SwissEcho 2000、古いFarfisa Springリバーブ数点がお気に入りです」Christianはこう話しています。「Ursa Major...

Free Stuff Friday: ユニークなフィルター、コード・ジェネレーター、ドラム・マシンと松ぼっくり

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Free Stuff Friday: ユニークなフィルター、コード・ジェネレーター、ドラム・マシンと松ぼっくり

タダに勝るものはない?そのとおりです。そろそろ慣れてしまいましょう。毎週金曜にFree Stuff Fridayをお届けしているのもそのためです。(これが水曜だとちょっとリズムがずれてしまいますよね!)いつものとおり、Max for Liveフィルター、コード・ジェネレーター・ラック、クラシックなドラムマシーンや松ぼっくり(これが実はすばらしいパーカッション素材なのです)のサンプルなど、皆様のためにインスピレーションあふれるデバイスをいくつかピックアップしました。充実した週末になりますように! スピード違反のカットオフよりも速く Amazing NoisesのMaurizio Giriは、新しいMax for Liveフィルター・エフェクトSuperfilterを公開しています。24dBと48dBのフィルター・スロープを切り替えることができ、レゾナンスとオーバードライブ・パラメーターを調整可能です。緩やかなスイープや、シャープで破壊的なカットをサウンドに加えることができます。Superfilterの動作の様子を下のビデオからご覧ください。 Superfilterをダウンロード コードを簡単に生成 LiveのChord MIDIエフェクトでは和音を簡単に作成できますが、自分に必要などんな音がどれなのかは…?認定トレーナーのSideBrainことYeuda Ben-Atarが、メジャーとマイナーのコードを簡単に作成できる無償のコード・ジェネレーターRackをご紹介。マクロで音程を設定し、オートメーションを追加してコード進行を設定します。コードの音程の関係について知りたければ、Yeudaのコード・カンニングペーパーが便利です。 Chord Generatorセットをダウンロード Vintage beats and… pinecones? ビンテージ・ビートと…松ぼっくり? Puremagnetikのサウンド・デザイナーMicah Frankが、2つの無償新Packを提供しています。Wicked Kitsは、SP12(上画像参照)などの有名ドラム・マシン、シンセ、レコードのサンプルを収録しています。 より変わったものをお探しなら、Pine Percussionがおすすめ。イスラエル・カルメル山の火事で荒廃した森で松ぼっくりと枝が生み出す針葉樹独特のクリスプなサウンドをサンプリングしています。MatmosやMatthew Herbertといったサンプル・パーカッション・アーティストのファンであれば、これらのツールが気に入ることでしょう。サンプルはこちらからお聞きいただけます。 Wicked KitsとPine Percussionをダウンロード 紹介したい無償ツールがあれば、Facebook、Twitter、Google+にご投稿ください!その際は、ハッシュタグ #FreeStuffFriday をお忘れなく。

Max for Cats: 先進のシンセサイザー - ネコでも分かる優れた操作性

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Max for Cats: 先進のシンセサイザー - ネコでも分かる優れた操作性

その名に反して、Max for Catsはシンセサイザーに途方もない情熱を持つ人間によるプロダクトです。Max for Live用Packとして提供されているEnsembleおよびDiGiTALは、ハードウェア・シンセとMaxパッチングへの長年にわたる情熱を示しています。 Ensemble by Max for Cats アンサンブルを構築 クラシックな1970年代のストリング・シンセをベースとするEnsembleは、センチメンタルなプログレロックのコード、レトロフューチャリスティックなサウンドトラック、きらびやかなディスコ・スタブの精神をとらえています。内蔵のフェイザーおよびコーラス・エフェクトがサウンドをふさわしいビンテージ・ヴァイブで包み込みます。これらのエフェクトは、さらに個別のデバイスとしてEnsembleに付属されています。 Ensembleをチェック DiGiTAL by Max for Cats デジタル・ラブ ウェーブテーブル、FM、加算、減算合成を用いたDiGiTALは、新しいサウンドのイメージング向けにデザインされたフューチャリスティックなインストゥルメントです。美しい設計でユーザーフレンドリーなコントロールを使用して、新たなサウンドの世界を創造できます。 DiGiTALをプレビュー