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Gregor Schwellenbach: Kompaktという調べを奏でる楽曲たち

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Gregor Schwellenbach: Kompaktという調べを奏でる楽曲たち

20年目にして早くもKompaktは、ジャーマン・エレクトロニック・ミュージックの原動力としての地位を確立しています。地元色の強い共同体としての機能を保ち、そのフォーカスはプロデューサー、アーティスト、DJ、レーベル、サウンド関連イベントのコミュニティに置かれており、いつまでも失われることのない新鮮さが特徴的です。Kompaktの魅力と奇抜さ、来る者を友好的に受け入れながらもかたくなにケルンにこだわる忠実さは、ケルンという街の持つ、ポップ・ミュージックの姿を借りて発展したアヴァンギャルドなエレクトロニック・ミュージックの豊かな歴史が関係しています。 Kompakt20周年を記念して、予想を裏切る美しい作品を制作するべく、オーケストラ作曲家のGregor Schwellenbachが選ばれました。長年にわたる活動によりポップ・ミュージック界からクラシック界へとその転身の洗練度を高めてきたSchwellenbachは、Kompaktの膨大なカタログを用いてその過程を逆行することを試みました。レーベルを象徴する人気トラック20作品を分解し、彼自身が厳選した室内演奏家によるアンサンブル用にアレンジしてみせたのです。こうして、アルバム「Gregor Schwellenbach Spielt 20 Jahre Kompakt」が完成しました。20周年を記念したKompaktポップアップ・ストアがベルリンのAbleton本社に出店中のなか、本社にほど近いフォルクスビューネ劇場でのピアノ・ソロ・パフォーマンスを控えたGregorに、彼お気に入りの地元レーベルと取り組んだこのアルバム・プロジェクトについて、音楽による問題解決の手法と狙いについて話を聞きました。 あなたのSoundCloudページにヤマハのキーボードとトークボックスを使用したデヴィッド・ボウイのカバーが公開されていますね。異なる音楽的コンテキストによる音楽の再解釈についてはお詳しいと想像します。 ええ。あるものを取り上げて、それを別のコンテキストに翻訳するという作業は、これまでの音楽人生でずっとやってきたことです。クラシック界ではエレクトロニック・ミュージックとポップ・ミュージックに親近感を抱いている者として、またポップ界ではクラシック音楽の教育を受けたアカデミックなバックグラウンドを持つ者として、どの分野でも居心地よくやってきました。 他者の作品を扱う今回のプロジェクトでは、クリエイティブ面でどのような手法を採ったのかお教えください。 まずテクノ・チューンを楽譜に書き出すことから始めました。その後、自分がなぜKompaktチューンが好きなのかを理解するために、Kompaktチューンを別に書き出してみたのです。そのときは、これは作曲家として楽曲の構造を理解するために行う一作業にすぎませんでした。それが2003年か2004年だったと思います。その数年後、Kompaktのスタッフに「こんなことをやってみた」と見せてみたところ、「面白い。もう少しやってみてくれないか」という反応を得ました。それでこのプロジェクトを進めることにしたのです。本当に、当初は自分が惹かれる理由を知りたかっただけだったんですよ。 分解できないトラックはありませんでしたか? ありました。いろんなケースがありましたね。20トラックを用意することになっていたので、20曲を選ぶのに約200曲を楽譜に書き出しました。記譜に取りかかってすぐにキャンセルした曲もありますし、中にはレコーディング後、さらにはエディット後にキャンセルにした曲もあります。演奏が難しすぎたり、エレクトロニック・サウンドを抜くと退屈な曲や内容のないトラックになってしまったりするものもありました。レコーディングをスタートさせたのが40から50曲、レコーディングが完了したのが25曲、アルバムに収録されたのが20曲という具合です。 同様のプロジェクトを行っている他のアーティストについてはどのようにお考えですか?ジェフ・ミルズ、Francesco Tristano、Henrik Schwarz、Brandt Brauer Frick、Ricardo Villalobosなどのアーティストがエレクトロニック・ミュージックとクラシック音楽を結びつけた作品を発表していますが、そのほとんどがあなたとは逆の分野から出発した人たちです。 彼らと私の間にはたくさんの共通項がありますが、聴くことはあまりありません。気に入った曲が見つかると、先を越されたような気がしますし。まったく気に入らない場合もあります。名前が挙がったアーティストの中では、Francesco Tristanoがとても好きです。クラシックとその他の音楽の間に架けられるこのような橋は、極めて悪趣味なものになってしまうこともあります。お行儀が良すぎたり、シンプル過ぎるのは好きではありません。俗に言うロック・クラシックなどはおぞましいと思います。 同じようなことを私も考えていました。特定の音楽スタイルの観点から考えた場合、アーティストがクラシックやジャズのオーケストレーションで実験的なことを始めるとき、それは形式におけるある種の成長であり、結果そのものはよいものでなくても、音楽的正当性を最大限に証明するものであるはずです。このプロジェクトを進めるなかで、この形式対実体という点は意識されていましたか? 手っ取り早く陳腐なものを生み出したいなら、非常に大きな音を出せるぜいたくな楽器編成で演奏してしまえばいいんです。ロンドン交響楽団がコールドプレイを演奏するようなものですね。私がやったのはこういうことではありません。どのトラックにも、そのトラックを興味深いものにしている核となる要素を1つ見出すようにしました。そして、その要素にインスパイアされるまま、創造力を働かせていったのです。 室内楽は、小さな部屋で、少人数の聴衆を対象に小さなアンサンブルによって演奏されるのが一般的です。今回のプロジェクトで室内楽というスタイルを選んだのは、お話にあったようなクラシック・カバーというカテゴリとの区別をはっきりさせたいという意図があってのことでしょうか? それもありますね。室内楽の楽器編成は、交響楽のそれと比べてよりエッジが効いています。それに、私自身がテレビや劇場での仕事で、小さな楽器編成での制作に慣れているということもあります。そこでは、2~3名のセッション・プレイヤーを使用したエレクトロニック・ミュージックを短期間で制作しなければなりません。この分野には慣れているので安心できます。 アルバムには、原曲の構成とクラシックの楽器編成が自然にマッチしているもの、特定のクラシック・サウンドへと変換されているもの、そして意外性のあるサウンドが選択されているものと、さまざまなトラックが収録されています。Closer Musikの「One Two Three」は教会オルガン曲のような雰囲気となっており、またVoigt & Voigtの「Gong Audio」ではインドネシアのガムラン・アンサンブルがフィーチャーされています。これらの楽曲の制作中、使用するサウンドを決めるポイントとなったのは何だったのでしょうか? かなり初期の段階で決まっていました。「One Two Three」を聴いたとき、うなりごまを思い出したんです。うなりごまとは子供のおもちゃで、金属製のこまです。子供の頃、いい音を出すうなりごまを持っていたことがありました。それで、ケルンにあるおもちゃ屋を巡って、あのときのこまに似た音を出すこまを探しました。しかしいいものが見つからず、新しいものはよい音が出ません。非常に古いこまをEbayで購入してみましたが、それも思っていたのとは違う音でした。その後、ベルリンのあるスタジオで別プロジェクトのレコーディングを行っていたとき、このポンプオルガンを見つけたんです。これなら思ったとおりのサウンドが出るかもと思ったので、スタジオのオーナーに掛け合って滞在を延長し、オルガンを録音しました。「Gong Audio」の方は、アイデアは非常にシンプルでした。オリジナルがガムラン音楽のようだったので、ケルンの民族博物館に行きました。そこには巨大な古いガムラン楽器が所蔵されています。この楽器の責任者を探して、ガムラン音楽の基本を教えてもらいました。そして彼にエレクトロニック・ダンス・ミュージックの基礎を教え、共同でこのアレンジを作成したのです。博物館所蔵の高価で貴重なゴングを使用する許可を得るのは簡単ではありませんでしたが、チャレンジこそが私のエネルギーの源です。 このプロジェクトにおいて、スタジオ技術はどれほど影響を与えていますか?また、通常の制作ではいかがですか? 私が演出した曲でも、多くのプロデューサーがAbletonを使用しています。まず1つのループにすべてを詰め込んで、興味深い要素を含む1小節か2小節のパートを加え、細かな変更や小さなパートを作成して楽曲を構成していくという構造になっているので、聴けば分かります。これは、編集モードとアレンジ・モードを使用して作業することに関係しているのだと思います。私もLiveを含むさまざまなソフトウェアを使用しましたが、最終的にアルバムすべてのミックスをAbletonで行いました。興味深い経験でした。ミックス以外のすべてにAbletonを使用している人がいますが、私はその逆をやってみまというわけです。KompaktのスタッフはほとんどがAbletonに慣れていて、Abletonは彼らにとって核となるツールとなっています。 ライブでは、このプロジェクトを6ピースのアンサンブルで演奏することが多いとのことですが。 6ピースのアンサンブルで2回演奏しました。一度はケルン、もう一度はポーランドのTauron Nowa Muzykaフェスティバルです。土曜にはソロピアノのセットで演奏しました。6ピース、デュオ、ソロピアノと3バージョン用意しています。 アルバム用のオリジナルのトラックに加えて、ライブ・パフォーマンス用のバージョンが会場のキャパシティに合わせて3種類あるということですね。トラックの作成と比べて制作の難易度はいかがでしたか? アルバムが完成してからは少し楽でした。絵画の制作のようなもので、完成後はやり方が分かっているから、同じ画を描くのもそれほど大変ではありません。経験が増えた状態での再挑戦、という感じです。 パフォーマンスはすべてクラシック・コンサート形式で行われたのですか? いいえ。ケルンで行った最初のコンサートはごく一般的なクラシック・コンサート形式で行われましたが、フェスティバルは1,000名ほどの大観衆が立ったまま踊りながら聴いていました。開演前はかなり不安でしたね。観客が曲についての説明を聞き、座ったまま目を閉じ、集中して音楽を楽しむことのできるクラシック・コンサートのスタイルについては、問題は生じないことが想像できました。それがダンス・フェスティバル形式で通用するのか不安でしたが、皆、しばらく弦楽四重奏に耳を傾けてから、音楽に合わせて踊り始めました。結果としてかなりうまくいったと思います。 パフォーマンスへのアプローチは同じですか?それとも、フェスティバルでのパフォーマンスでは自由度が高くなるのでしょうか? クラシック環境の方がより自由だと思います。観客が集中しているので、変更を加えることができます。ダンス・フェスティバルでは、オーディエンスを盛り上げるためにも、ある程度キャッチーさを持続させていかなければなりません。 どちらがお好みですか?...

Brandt Brauer Frick:相反する魅力

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Brandt Brauer Frick:相反する魅力

Berlin Atonalフェスティバル最終日にヘッドライナーとして登場したBrandt Brauer Frick Ensembleは、優れたパフォーマンスで魅了したラインナップの中でも特に注目を集めました。クラシック畑出身の7名のミュージシャンをバックに加えたキーボード、エレクトロニクス、ドラムのトリオは、巧みで緻密なインストゥルメーションと一緒にリズムを取らずにはいられないリズミカルな相互プレイで、6夜にわたる冒険心豊かな音楽の祭典Atonalの最終夜を見事に締めくくりました。

Phon.oが語るLive 9、Push、サンプリング

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Phon.oが語るLive 9、Push、サンプリング

1年ほど前、AbletonはPhon.o名義で活躍するCarsten Aermesにインタビューを行いました。当時リリースされた作品「Black Boulder」は、Modeselektorの50 Weaponsレーベルから発表されたアルバムで、新しいサウンドを披露し、より幅広いオーディエンスにアプローチした作品でした。macProVideoのRounik Sethiによるインタビューで、Carstenはサンプリング・テクニック、Pushの使用、現在気に入っている音楽などについて語っています。

Nick Yulman:音楽とは「対象」である

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Nick Yulman:音楽とは「対象」である

100年前、ルイージ・ルッソロは、産業化および機械化された世界の音響パレットには楽器編成および作曲に対する新鮮なアプローチが必要であるとの主張を展開させた著作「騒音芸術」を発表しました。この著作でルッソロは、電子工学およびその他の技術により、「未来派のミュージシャンは、サウンド再生に適切なメカニズムを使用することにより、今日のオーケストラの音色の限界を、騒音に含まれる無限の音色で置換することができるようになるだろう」と述べています。 まさにルッソロの予想した未来が現実となり、現在では、コンピューターを使用することにより「騒音に含まれる無限の音色」を使用することが可能となりました。私たちが現在使用しているサウンドパレットは、かつて入手可能であったサウンドの範囲を大きく上回っています。皮肉なことに、現在の音楽において「騒音のような」または合成により生成されたサウンドはすっかり一般的となり、このようなサウンドに驚きを覚える人はいなくなりました。1913年にルイージ・ルッソロを驚嘆させたサウンドは、今では人々の耳に慣れ親しんだ標準的なサウンドとなってしまったのです。 今回ご紹介するのは、ブルックリンを拠点に活躍するアーティストNick Yulmanです。彼は、ありふれた物体と機械的に操作される楽器の音楽的な可能性を模索する作品を発表しています。彼のインスタレーションは、冷たさや形式張ったところを感じさせず、ポップなソング構成を大いに活用し、さまざまな手法によるサウンド生成装置との交流へと見学者を誘います。見学者は、Yulmanの作品に含まれる要素に対して一連のアクションを行うことで、実際に楽器を演奏することなくサウンド生成に一役買い、ひいては作品の一部となるのです。このような方法で対象と関わり合いを持つことで、対象とサウンドへの認知が修正され、「騒音に含まれる無限の音色」をあらためて耳で感じ、体験することができるのです。 Abletonでは、近年のNick Yulmanによる3作品を紹介するビデオをピックアップするとともに、各作品の技術的要素についてYulmanに簡単に説明してもらいました。 Song Cabinet Song Cabinetは2010年制作のインタラクティブ作品で、見学者は、引き出しに納められた物体と音楽を鑑賞することができます。それぞれの引き出しに入っている対象物は、引き出しのラベルに示されている特定の場所に関連しています。見学者は、引き出しを引き出すことで、さまざまな曲パターンをトリガーします。サウンドは、引き出し内の物体に叩いたり振ったりなどの直接の刺激を与えることにより生成されます。こうして、静止した物体がリズミカルなダイアローグへとなり、連想と記憶の混同を生み出します。 Nickは、Song Cabinetのセットアップについて次のように説明しています。光センサーとArduinoを使用してそれぞれの引き出しの位置を検出し、MIDIメッセージを送信してLive内の対応する音楽パターンをトリガーしています。メッセージをスピーカーのオン/オフコントロールにマッピングし、有効であるか無効であるかに関係なく、全てが同期して動作するようにしています。LiveからのMIDI出力は、別のマイクロコントローラーを通じて、引き出し内にある機械じかけの楽器をコントロールしています。各引き出しには2つのパターンとオフモードがあり、引き出される幅によって変化します。 Animal Magnetizer Animal Magnetizerは、見物者が自分の手や体を使用してミックスと作曲の過程をコラボレーティブにコントロールすることのできる、空間センサーとオートメーション化された楽器を使用したインスタレーションです。 Nickの説明をお読みください。Song Cabinet同様、この作品も、ループ再生を行う機械じかけの楽器の選択にLiveのスピーカーオン/オフコマンドを使用しています。見学者が楽器の上に手をかざすと、楽器がアクティブになり、他の楽器に合わせて再生します。この作品では、すべてのパートをアクティブにするためには複数の見学者が必要です。これらの楽器のほとんどは、私が開発している「Bricolo」というシステムのモジュールです。このシステムは、あらゆる物体をMIDIコントロール可能な機械じかけの楽器に変えてしまうことが可能です。センサーは、KinectカメラとProcessingで記述したソフトウェアで構成されています。各楽器の上に3Dセンサー領域を描画し、物体の存在が検出されるとMIDI CCメッセージをLiveに送信することができます。Liveを使用することで、センサーソフトウェアの較正と楽器へのマッピング、オンザフライでの音楽の変更が簡単に行えます。 Concert Hall Nickの最新作は、これまでで最もイマーシブで意欲的な作品となりました。Concert Hallは、ずらりと並んだ機械じかけの楽器が1時間に及ぶ楽曲やアンビエントなテクスチャを演奏する、ウォークインの音楽環境です。目的に合わせて設計された空想的な構造体の内部には、動きに反応する照明やビデオが取り付けられています。Ranjit Bhatnagar、Frédéric Durieu、Julien Gasc、Rabid Hands、Sunita Prasad、maya.rouvelleによる作品も共に展示されており、Jean BarberisとGeorgia Muensterがキュレーションを務めています。 音楽はMIDI制御による機械じかけの楽器と録音された音声を組み合わせたもので、構造体の壁面に取り付けられたマルチチャンネル・スピーカーシステムを通じて再生されます。Concert Hallで使用されている楽器には、自動演奏するよう変更された楽器(ドラム、シロフォン、エレピアノ、アコーディオンなど)、さまざまな物体を演奏するBricoloシステムのモジュール(メロディやベースラインを演奏するThing Synthを含む)、ダイナミックな空間効果を生み出す天井や壁面を囲むパーカッシブアクチュエータなどがあります。Liveのアレンジ機能を使用して16の異なる曲をシーケンスしています。演奏される曲はさまざまなテンポで曲から曲へと移り変わり、ミックスとエフェクトは自動化されています。 この作品への反響は非常に大きく、見物客は初日だけで1万4,000人を超えました。 Concert Hallは、9月9日までパリのパレ・ド・トーキョーにて展示されます。パリに行くことができない方は、Frédéric Durieu制作によるConcert Hallのバーチャルツアーをご覧ください。 Nick Yulmanのウェブサイトでは、前述のBricolo(ロボット工学をパフォーマンスとレコーディングセットアップに統合するデジタル音楽制作者向けの機械音楽システム)など、興味深い情報をご覧いただけます。

Tim Shielが語る - お気に入りの音楽とLiveを使用した制作について

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Tim Shielが語る - お気に入りの音楽とLiveを使用した制作について

Gotyeのライブとスタジオのセットアップに関する記事の掲載から1年以上が経ちました。記事では、メインソングライターであるWally De Backerとエレクトロニクス担当のTim Shielのインタビューも紹介しています。Ableton認定トレーニング機関Ableton Liveschoolが行ったインタビューで、TimはGotye、個人プロジェクトであるFaux PasとTelling、影響を受けた音楽などについて話を聞かせてくれています。Live 9で気に入っている機能についてはこのように話しています。

Erin Barra:エレクトロニック・ソウル

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Erin Barra:エレクトロニック・ソウル

幼少からミュージシャンとして活動を続けているErin Barraは、シンガー、ソングライター、楽器演奏家、プロデューサー、コンサルタントなどとして活躍しています。Ableton LiveとPushは、スタジオでもステージでもさまざまなプロジェクトにおけるErinのセットアップの中心となっています。そんなErinに、音楽について、ソロとバンドでの演奏について、今後の活動について尋ねました。

Hornman & Freddy Frogs - Liveを使用したライブセットアップ

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Hornman & Freddy Frogs - Liveを使用したライブセットアップ

Ableton Liveは、必要に応じて役割を変えることのできる柔軟なソフトウェアです。セットアップの中心として、または他のインストゥルメントやパートを強化するバックグラウンドツールとして活躍します。Freddy Frogs名義でも活躍するAbleton認定トレーナーFreddy Cuinは、主にアコースティック楽器の演奏者からなるバンドHornmanとともに、Live演奏で楽器をバックアップするセットアップを構築しました。

Tec Beatz: Now we

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Tec Beatz: Now we're here

Killer Mike、Busta Rhymes、Nellyなどのプロデューサーとして活躍するTec Beatzは、エキサイティングなりズムとメロディックなレイヤーに優れた聴覚を持つ一流のビートメイカーとしてその地位を確立しています。いち早くPushを導入したTec Beatzは、ハードウェアのフローと即時性をAbleton Liveの柔軟性と組み合わせたワークフローを構築しています。下のビデオでは、音楽制作におけるTec Beatzのバックグラウンドとアプローチについてをご覧いただけます。

RBMA 2013のQ-Tipレクチャー

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RBMA 2013のQ-Tipレクチャー

A Tribe Called Questのメンバーとして、ソロアーティストとして、そしてNas、De La Soul、Kanye Westとのコラボレーションで、Q-Tipは誰もが認めるヒップホップの伝説としてその名を知られています。ニューヨークで開催されたRed Bull Music Academyで、Q-TipはヒップホップジャーナリストのJeff Maoのインタビューに答え、自身のキャリア、影響、ラップ、プロデュース業について語っています。

スタジオ、クラブ、スクリーンまで - LOPAZZ & Casio Casinoインタビュー

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スタジオ、クラブ、スクリーンまで - LOPAZZ & Casio Casinoインタビュー

大都市の喧噪とプレッシャーから離れた美しい街ハイデルベルクは、ジャンルに縛られることなく頭角を示すミュージシャンを数多く輩出してきました。1970代にクラウトロックで名をはせたGuru GuruとハウスのパイオニアMove Dは、丘上に城を擁するこの中世都市を基盤に今でも活動しています。ハイデルベルクのプロダクションチームLOPAZZ & Casio Casinoも、この街で活動するアーティストのひとりです。エレクトロニクスを使用してライブインストゥルメントをミックスする自由性と、フロアを一杯にする巧妙なクラブトラックや世界旅行ドキュメンタリー用の刺激的なサウンドトラックを作曲する冒険心にあふれるデュオです。 AbletonはLOPAZZ(Stefan Eichinger)& Casio Casino(Steffen Neuert)のスタジオを訪ね、音楽の進化、テープマシン、ソフトウェア、クラブミュージックと映画音楽の違いについて話を聞きました。また、LOPAZZ & Casio Casinoはトラックxxxを公開し、役立つ制作テクニックを説明してくれています。このトラックは無償Liveセットとしてダウンロード可能です。 Get Physicalレーベルから2枚の12インチを発表したばかりのお二人ですが、かなり長期間一緒に活動されていますね。チームとして、また個人としての音楽のルーツについてお教えください。 Casio Casino:今年で、一緒に音楽活動を始めてから20年になります。バンドを通じて活動を始めたのですが、当時LOPAZZはギターとボーカル、私はドラム担当で、グランジ、クラウトロック、インディーをプレイしていました。1997年に初めてドラムマシン(Roland R8)を購入し、そこからゆっくりとスタジオを構築していきました。長い間、エレクトロニック音楽とアコースティック楽器をミックスした「Bergheim 34」という構成で演奏してきました。最近は、LOPAZZとともに映画音楽とエレクトロニック音楽の制作を行っています。 LOPAZZ:80年代後半に自分のバンドのレコーディングを始めましたが、本気で取り組み始めたのは、90年代前半にテープマシンを使用して他のバンドのレコーディングを始めたときからです。あの頃は、Butthole SurfersやWeenのような、かなり変わった音楽を録音したカセットテープを山のようにリリースしていました。その後、2003年にFreundinnen/OutputからAndreas Baumeckerがリリースした私のトラック「I Need Ya」やそれに続いてGet Physical Music、Cocoon、Poker Flatからリリースされた作品のおかげで世界中をツアーするようになり、またDJ T.、Gerd Jansonなど他のアーティストのプロデュース、ミキシング、マスタリングも行うようになりました。 音楽にソフトウェアを使用し始めたのはいつですか?現在はソフトとハードをどのようにご使用ですか? CC:かなり長い間テープマシンを使用していました。その後、ハードディスクレコーダーが登場してループや小さなMIDIスタジオの構築が可能になり、2000年になってようやくオーディオを安定実行できるコンピューターが登場しました。最初に使用したのはCubaseとLogicでした。その後すぐ、タイムストレッチとオーディオのマニピュレーション機能にひかれてLiveを使用し始めました。 それからしばらくの間、新たな可能性にすっかり圧倒されてしまいました。ありとあらゆるプラグインやソフトウェアインストゥルメントを試さなければと思ったものです。音楽制作では1本指で作業するよりも10本指を使う方が便利だと分かるまで、相当な数のブレークポイントをマウスを使って描画しました。今はもっと気楽に、ほとんど手を使って演奏しています。また、結果さえ良ければ、ソフトウェアの機能のすべてを知っておく必要はないと思うようになりました。 L:もともと、ソフトウェアやコンピューターが好きではありませんでした。ソフトウェアの使用に慣れるまで、かなり長い時間がかかりました。オーディオエンジンを使用してライブ演奏できる(バージョン6)ようになってから、Liveしか使用していません。スタジオにはたくさんの楽器と外部機器がありますが、そこでもLiveを使用しています。また、出先での作曲用ソフトとしても使用しています。もちろん、ライブではシーケンサーとしても使用しますよ。ハードウェアドラムマシン、シンセサイザー、ボーカル、ギターなどの楽器の録音を扱うことが多いので、レイアウトが整然としていて、オーディオ素材をさまざまな方法で扱えることが私には重要です。 サウンドトラック制作を始めたきっかけは?また、どのような映画ですか? 1999年に、ここハイデルベルクのAlong Mekong Productionsの依頼で「Treasures of the World」というシリーズの2作品の音楽を作曲する機会を得たのがきっかけです。あらかじめ録音された音楽を使用する必要がないこと、音楽に注文を付けることができること、すべてがカスタムメイドであること、映画の編集に合わせて音楽を作成できることがプロダクションから評価されました。現在、ヨーロッパ国内のハイキングスポットと、ウィスキーやアブサンなどの蒸留酒に関する映画シリーズ、さらに東西ドイツ統一以降のドイツにおけるハウスおよびテクノシーンの始まりに関する映画を制作中です。さらにLOPAZZは、ベルリン映画祭で上映されたLaura Mahlbergの作品「Kalifornia」などの映画やさまざまなレーベルにサウンドデザインを提供しています。 映画音楽とクラブ音楽はどちらもある種の形式的制約を受けやすいものですが、特定のコンテキストで「機能」する音楽を作るという課題についてはどうお考えですか?やりがいを感じていらっしゃいますか? 映画音楽は、監督、編集者、映画のためのものです。映画音楽の作曲を始める際、まず映画の監督と原作者に会い、彼らのアイデアとビジョンについて話し合います。ここで得られる情報は作曲に欠かせないものです。これまでアラブ、アジア、アフリカ諸国に関するドキュメンタリー映画用の音楽を数多く制作しましたが、これにはいくらかの準備を必要としました。 クラブ音楽はDJとダンスフロアにいる人々のために制作されるものですが、その構成と制作はすべて自分次第です。もちろん、ここにも一定のルールはありますが、本質的に制限はありません。通常、スタジオではハードウェアを使用して作業するので、Liveは音楽を録音しアレンジするループサンプラーとして使用しています。できる限りセッションビューで作業し、トラックのラフアレンジが作成できた時点でアレンジメントビューのタイムラインに切り替えます。 -------------- LOPAZZ & Casio CasinoがトラックxxxのLiveセットを無償ダウンロード提供。クラブ向き素材とサウンドトラック用素材のちょうど中間にあたるこの作品では、彼らの制作スタイルをうかがい知ることができます。...

Red Bull Music Academyに登場したSimonne Jones

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Red Bull Music Academyに登場したSimonne Jones

シンポジウム、音楽フェスティバル、ワークショップを組み合わせたRed Bull Music Academyは、エレクトロニック音楽における一大イベントです。例年どおりニューヨークで開催された今年のRed Bull Music Academyは、ブライアン・イーノやジョルジオ・モロダーといった正真正銘の伝説的ミュージシャンを含む名高いアーティストの数々を招き、世界各国から集まった若く新進気鋭のミュージシャン、プロデューサー、DJに対して先達の知識と経験を授ける場となりました。

Paula Templeが「Colonized」、Live 9、Pushについて語る

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Paula Templeが「Colonized」、Live 9、Pushについて語る

熟練のエレクトロニックミュージシャンであり経験豊富なバイナル/デジタルDJでもあるPaula Templeの最新リリースには、Live 9とPushが活用されています。老舗レーベルR&Sからリリースされた「Colonized」は、ダークでアトモスフェリックなテクノサウンドスケープと同志Percによるリミックスを収録し、Paulaの新たなステートメントとなる作品となっています。

Christian Kleineの新アルバム、Max for Liveシンセ、Operator/Analogプリセット

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Christian Kleineの新アルバム、Max for Liveシンセ、Operator/Analogプリセット

Abletonの一員であり、アーティストとしても活躍するChristian Kleineは、Max for LiveデバイスとOperatorプリセットの開発者として定評を受けています。90年代半ばから、Christianは、「プリンカーポップ」と呼ばれるジャンルで活躍するデュオHerrmann & Kleine名義で数々のアルバムやリミックスを発表してきました。