Skrillex、Diplo、BieberとLiveがニューヨーク・タイムズに登場

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Skrillex、Diplo、BieberとLiveがニューヨーク・タイムズに登場

Abletonブログでは、Liveを使用する新進気鋭のプロデューサーやミュージシャンにスポットを当てています。アンダーグラウンドからわき上がるストーリーのスクープに努めていますが、ときとして、他のメディアに先を越されてしまうことも…。今回紹介するこの記事では、先日実現したプロデューサー2名とシンガー1名によるLiveを使用したコラボレーション事例を、ニューヨーク・タイムズが詳細に紹介しています。大活躍の3名によるコラボレーションの様子をどうぞご覧ください。Diplo、Skrillex、Bieberによる『Where Are Ü Now』制作の様子を描いたニューヨーク・タイムズのビデオを観る

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Point Blankの無償Max for Liveプラグインを入手しよう

ロンドンとロサンゼルス、およびオンラインでエレクトロニック・ミュージックのクラスを提供する教育機関Point Blankは、現在Ableton月間を開催中。その一環として、特製Max for Liveプラグインを無償提供しています。この無償デバイスには、パワフルなKick Drum Designer、独特でありながら驚くほど便利なMonster Timestretch、非常にクールなアルペジエイターFunky Arpなどが含まれています。Point Blank全プラグインを無償ダウンロード – 登録が必要です。これらのデバイスを使用することで、1トラック全体を生成するのに十分な機能を提供します。Point BlankインストラクターのDan Herbertが、全3パートのチュートリアル・ビデオ・シリーズでこれらの機能について説明しています。前述のKick Drum Designerからスタートするこのシリーズでは、Herbertがレイヤーを重ねてトラックを構築しながら、各プラグインを紹介し、有益な制作のヒントやアドバイスをいくつか説明していきます。 ビデオ・チュートリアルのパート1はこちらをご覧ください。パート2およびパート3はこちらです。その他の製品について詳しくは、Point Blankホームページをご覧ください。

Stavros Gasparatosがピアノの内部に誘う

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Stavros Gasparatosがピアノの内部に誘う

プリペアドピアノは、他とは異なる思考と既存のテクノロジーの再構成が音楽をいかに変化させるかを示す好例です。20世紀中頃、ジョン・ケージやヘンリー・カウエルといった作曲家たちは、ピアノの弦の間に段ボール、金属、手などを挟み、魅惑的なパーカッシブ・トーンをトリガーするマシンを生み出しました。これらのサウンドは、コンサート・ホールよりも、産業を思わせるものでした。突如として、ピアノの物理的属性が、あらかじめ用意された鍵盤のハーモニーを巧妙にかわし、空間と反響を扱うまったく新しい種類の音楽を導くものとなったのです。テクスチャを生み出すプリペアドピアノの強烈な可能性は今日まで成果をもたらし続けており、特に、21世紀のテクノロジーの可能性によりその発展性はますます補完されています。Stavros Gasparatosの『Expanded Piano』プロジェクトは、まさにその典型例です。ギリシャ人のGasparatosは、Max/MSP、Live、2段の24チャンネル・スピーカー・アレイを使用し、オーディエンスをこのピアノの内部に誘うプリペアドピアノ作品を作り上げています。下からビデオをご覧ください。ヘッドフォンの使用を強くおすすめします。 『Expanded Piano』の一作品を演奏するStavros Gasparatos 前世紀のアヴァンギャルドな先駆者たちとは異なり、Gasparatosはピアノに異物を取り付ける(「プリパレーションを施す」)ことはしません。微調整された多数のマイクでピアノの多種多様なニュアンスをキャプチャし、コンピューターへと伝送してあらかじめ準備されたサウンドをトリガーし、ライブ・ピアノを同時に処理しています。コンタクト・マイクは、ピアノ内部からのインパルスレスポンスをキャプチャし、その結果を基に周波数フィルターを作成します。各フィルターは、24のスピーカー・チャンネルのいずれかを変化させ、各スピーカーがピアノ内部の特定のポイントを増幅し、オーディエンスに向かって投射されるようにします。 『Expanded Piano』の目標とセットアップについて詳細を説明するStavros Gasparatos 『Expanded Piano』は、Ad Noiseamからリリースされています。 Stavros Gasparatosについて詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。

Cycling ‘74の無償Max 7 Pack

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Cycling ‘74の無償Max 7 Pack

Max 7リリースで、Cycling '74は優れたビジュアル・プログラミング言語Maxに数々の新機能を追加しました。そこでAbletonは、Max 7の新機能の一部を紹介し、Cycling '74の秀逸なデバイスを活用しやすい形でLiveユーザーに提供したいと考えました。そうして生まれたのが、Max for Live全ユーザーを対象とする無償Pack、Max 7 Pitch and Time Machinesです。デベロッパーから直接提供される18のデバイスは、リアルタイム・イントネーション/ピッチ/タイム補正におけるエキサイティングでクリエイティブな新しい可能性を提供します。 Max 7 Pitch and Time Machinesは、新しいハーモナイザー、ボコーダー、リチューン・デバイス、およびさまざまなフレーバーのサンプル・プレーヤーから構成される、インスピレーション豊かなセレクションです。このPackは、リアルタイム・ピッチ分析に基づくユニークなエフェクト、MIDIサイドチェーン・エフェクト、Simplerサンプラーの面白いリフも提供します。無償Pack、Max 7 Pitch and Time Machinesを入手 Max 7を体験Max 7 Pitch and Time Machinesは、スタンドアロン・エフェクトの優れた無償コレクションとしてのみならず、新しいMax 7に出会うきっかけとしても最適です。Max 7には、熟練パッチャーにも、Maxに興味のある初心者にも役立つ多数の新機能と機能向上が搭載されています。 タグ機能と検索機能を搭載したパワフルな新ファイル・ブラウザーのほか、Maxのパッチング・インターフェースも一新されており、ツールバーが追加され、メディア・ファイルのドラッグ&ドロップにも対応しています。また、便利なスニペット(保存して再利用できるパッチの一部分)によるコード管理機能、MaxへのMax for Liveデバイスのロード機能も搭載しました。さらに、前述の新しいピッチシフト/タイムストレッチ・オブジェクトに加えて、Max 7には、Max for Liveデバイスのサウンドと外観をより高める数々の機能向上が追加されています。Max 7についてさらに詳しく

無償版OSCiLLOT Lite、およびOSCiLLOT 1.1のアップデートが公開に

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無償版OSCiLLOT Lite、およびOSCiLLOT 1.1のアップデートが公開に

Max for Catsは、パワフルなポリフォニック・モジュラー・シンセシス・システムOSCiLLOTの無償版を発表しました。Max for Liveユーザーであれば、OSCiLLOT Liteをダウンロードして今すぐパッチングを開始できます。Liteバージョンには、26のモジュールが付属しており、3ボイスのポリフォニーが搭載されています。下の実演ビデオで、OSCiLLOT Liteの内容とその機能についてご覧ください。クリエイティブにモジュールを組み合わせて相互作用させることで、面白い効果が生まれます。無償版OSCiLLOT Lite by Max for Catsを入手 OSCiLLOT 1.1、新モジュールとMIDIマッピング・モードを搭載Max for Catsが、OSCiLLOTをバージョン1.1にアップデートさせました。このアップデートでは、Max 7に対応し、オートメーションやMIDIを経由してあらゆるOSCiLLOTパラメーターをリモート・コントロールし、モジュラー・パッチのハンズオン・コントロールを可能にするマクロ・マッピング機能を追加しています。OSCiLLOTモジュールも増加を続けており、このアップデートでは、Surreal MachinesのDSPウィザードがモジュラー・クリエイション(またはディストラクション)のニーズを支える専用ユニットを生成しています。 新モジュールは次のとおりです。• SM Precision HighCut: ローパスのニーズに特化した非共振バターワース・ローパス・フィルターで、スロープは6bB~48dBです。• SM Analog Slew Delay: アナログにインスパイアされたディレイ・ユニットで、さまざまなスタイルのスルーリミッター・オーディオ入力モディフィケーション、BBDにインスパイアされたトーナル・シェイピングとフィルタリング、温かみのあるフィードバック・サチュレーションと繊細なディストーションがかかった低音の存在感が特徴です。 • SM XOVER: オーディオを低域部分と高域部分に分離する高品位クロスオーバー・フィルター。 • SM Destroyer: モジュラーをデジタル騒乱に陥れます。 • SM Multiband Distortion: 同調3バンドのハイクオリティなオーバーサンプル・サチュレーション。 • GrainResynth: モジュレーション付きのグラニュラー・サンプラー。OSCiLLOT 1.1のすべての新機能について、下のビデオでご覧ください。

バークリーのMichael Bierylo、カリキュラム・デザインについて語る

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バークリーのMichael Bierylo、カリキュラム・デザインについて語る

音楽と音楽技術の発展にあわせて、音楽と音楽関連学科を教える機関も進化を遂げてきました。しかし、学界における発展のペースは、「リアルな」世界の変化に後れを取りがちです。音楽院や音楽学校は、その方法論やコンセプトを、技術的に可能となった音楽制作の新たな現実に不承不承に適合させるに留まっています。この傾向に断固として抵抗する教育機関のひとつが、バークリー音楽大学の エレクトロニック・プロダクション・デザイン(EPD)学科です。熟練の教育者でありミュージシャンの Michael Bieryloが率いるEPDプログラムでは、パフォーマンス、作曲、オーケストレーション技術の習得がコンピューター、シンセシス、マルチメディア技術に組み合わせられています。今日の学生向けのカリキュラム・デザインにおける課題、教育と音楽の枠組みの変化のまっただ中で方向性を保つことについて、Michael Bieryloに話を聞きました。ラップトップが楽器としてある程度の市民権を得るようになりましたが、この変化はバークリーのEPDプログラムにどのような影響を与えていますか?ラップトップを楽器として捉える考えはバークレーでも非常にホットな話題となっており、それがどんなことを意味するのか、定義を試みているところです。教育機関という枠組みで言えば、実質問題として、たとえばラップトップ・ミュージシャンの実技審査をどうするのか、というようなことになります。技能をどのように評価するのか、またどのように熟練度を高めるのか?課題曲は何になるのか?といったことです。ただ、ラップトップをピアノやバイオリンといったより伝統的な楽器のように考えると、うまく整合しません。結局のところ、何が楽器なのかという認識を新たにする必要がありますが、意味論の堂々巡りとなりかねません。私は、いくつかの基本的な考えにたどり着くに至りました。- コンピューターは、音楽を学び、新しい音楽のアイデアを発展させるツールとして、ピアノに代わる標準となりつつある。あらゆる音が音楽となり得るというアイデアを考察する場合、もはやピアノは、音楽における標準点としての期待に応えるものでない。- コンピューター単体では楽器と成り得ない。ソフトウェアとハードウェア・コントローラーにより、楽器と成り得るシステムを形成することができる。コンピューターは、非常に汎用な装置で、楽器を組み立てるプラットフォームとして機能する。- 楽器のデザインは、パフォーマンスの一部である。誰もが独自のシステムをデザインするため、個々のパフォーマーと一緒に新たな学習手法が発展する。ある意味、特定の練習曲を弾けるようになるようギターを練習するというより、作曲家/演奏者が想像するサウンドや表現行為を生成する楽器をデザインするようなものである。EPDは1980年代後半からバークリーで開講されていますが、当時はミュージック・シンセシス科という名前でした。バークリーはおそらく、電子楽器にフォーカスを当てた専攻を提供した初の音楽大学です。よりトラディショナルな楽器や作曲に対する学生の興味が高まっていると感じますか?コンピューターを楽器として学ぶことは、伝統的な楽器を習得したミュージシャンにとって、概して音と音楽をより深く学ぶことの助けになると思いますか?通常、従来の楽器を学んだ学生は、コンピューターでの音楽制作経験もある程度ありますが、本人たちには技術に詳しいとの自覚はないようです。音楽について学ぶ目的での学生たちのテクノロジーへの関わりには3段階あると思います。バークリーの学生がラップトップを使用し始めたとき、まず彼らは音楽をPDFで読むのに使用し始めました。どの合奏室にも、リード・シートが表示されたラップトップが置かれています。YouTubeで練習したい曲を検索すれば、どんな種類の曲も見つけることができます。多くの場合、演奏方法を教授するレッスンさえあるのです。そういう意味で、コンピューターは、主な伝統的楽器でのより豊かな体験を学生たちに提供していると思います。これは、テクノロジーを日々の学習に使用している他の分野とほとんど変わりません。学生たちは、エレクトロニックであろうとアコースティックであろうと、自分たちの作りたい音楽を制作する手段においてコンピューターが大きな役割を果たすということをより意識するようになるにつれ、制作プロセスを意識するようになりました。バークリーの学生にとって、「チーム論文」が曲であることはよくあることです。自らの音楽アイデアを制作することができる能力は、そのアイデアを共有し、コミュニケートするために不可欠です。 制作は繊細かつ洗練された作曲プロセスの一部であり、私たちはこの進化を評価し、興味深く見守っています。ピアノのレッスンでLFOをテンポに同期させる方法を学ぶことはありませんが、今日の音楽制作において、これは不可欠なスキルです。伝統的編曲においては、ロー・インターバル・リミットといって、この限界を超えると音の濁りが生じるという考えがあります。制作では、低音域において特定の音のまとまりでなぜサウンドが「濁る」のかについて議論します。サウンドと制作に関する知識を必要とするいろいろなアイデアや異なるアプローチについて話し合うのです。エレクトロニック・サウンドと音楽のアイデアを信奉する学生には、より深いレベルへと到達する者がいます。音楽表現のひとつであり、制作に特殊な技術スキルが必要とされる、エレクトロニックならではの音楽テクニックや効果―ウォブル、ドロップなど―には、ありとあらゆる種類があります。ピアノのレッスンでLFOをテンポに同期させる方法を学ぶことはありませんが、今日の音楽制作において、これは不可欠なスキルです。つまり、あらゆる種類の音楽装置が楽器の一部となり、サウンドとテクノロジーの深い理解が、単に技術エリートにとってだけでなく、より一般的なミュージシャンにとっても重要なものとなったのです。音楽教育の多くはメロディ、ハーモニー、リズムに焦点を置いていますが、形態の要素は、以前よりも重要な部分となっています。西洋音楽の伝統はメロディやハーモニーに、アフロカリビアンはリズムに焦点を置いていますが、現在のDJカルチャーや音楽は形態を扱っています。作曲家は一般的にリスナーを導く音楽体験を作り出しますが、DJはオーディエンスに呼応して音楽体験を作り出します。これは教えるのが困難ですが、現在の音楽において重要な部分です。独自の楽器を作り上げることは、作曲やパフォーマンスについて独自の思考を構築する上で重要な進化だと思います。楽器構築のプロセスについて、どのようなガイダンスと教授を行っていますか?また、そこからどのような結果が生まれていますか? ひとつ覚えておいていただきたいのは、私が持つ印象は必ずしもバークリーの主要カリキュラムの一部とは限らない点です。楽器の構築には、サウンド・デザインの要素と、インタラクティブなパフォーマンスの要素があります。サウンド・デザインでは、音楽的機能について、音楽におけるサウンドの機能について議論します。この議論は、メロディ、ベース、伴奏という伝統的な概念を中心に展開することも、リズム単位で音色が変化するサウンドについてなど抽象的な機能を中心に展開することもあります。EPD学科は30年前にミュージック・シンセシス科としてスタートしましたが、シンセサイザーの研究に学位を与えた世界初のプログラムでした。私たちは、シンセサイザー・パッチをデザインすることは、楽器をデザインすることと同じだと考えています。ある意味、楽器をミクロ・レベルで考えた、多数あるさまざまな組み合わせのひとつです。ラップトップを使用する場合、それだけではなく、マクロ・レベルでの合奏デザインも行えます。ひとつのサウンドをコントロールするに留まらず、ピッチ、音色、ラウドネス、リズムなどサウンド間の相互作用をあらゆるレベルにおいてコントロールします。デザインする楽器が汎用なもの、つまりさまざまな場において機能するツールなのか、または特定な目的を持つもの、つまり特定の作品やイベントに対してデザインされたものなのか、という問題もあります。モジュラー・シンセ・システムでは、通常、特定のパフォーマンスに対してパッチをデザインします。ラップトップ楽器では、さまざまなパフォーマンスに対して機能するテンプレートをデザインすることができます。それぞれ、デザインを考える上で異なるアプローチが必要となります。作曲家は一般的にリスナーを導く音楽体験を作り出しますが、DJはオーディエンスに呼応して音楽体験を作り出します。これは教えるのが困難ですが、現在の音楽において重要な部分です。先ほど、「もはやピアノは、音楽における標準点としての期待に応えるものでない」とのお話がありましたが、音楽教育機関はこの変化にどのように対応していますか?また、教育機関がこのパラダイム・シフトに後れを取っているとするならば、どのような問題があるでしょうか?音楽についての偏狭な理解を吹き込むというリスクを冒しているのでしょうか?こういったことの多くは、個々の機関の展望に関係があります。音楽学校や教育機関には、教育の評価基準として機能する合意規範があります。この規範が発展する可能性はありますが、その速度はゆっくりです。研究機関は新しいアイデアを発展させることができますが、こういった機関で教えられるのは、通常、研究の手法に関することです。音楽関連技術の博士号取得者で教職のポジションを探している者はたくさんいますが、履歴書に書かれている経歴は論文やカンファレンスでの演奏がほとんどで、商業リリースに関するものはありません。つまり、ミュージシャンが実際に行っていること、この分野において研究されていること、そして規範との間にはギャップがあります。これはあらゆる教育が直面している構造的問題ですが、分野によって状況は多少異なります。医学やビジネスの分野では、これらのギャップを埋めることは生き残りのために不可欠です。アートの分野ではそうとは限りませんが、教育コストが飛躍的に高騰する中、ほとんどのアート系教育機関にとってもこの重要性は高まるでしょう。バークリーは、その時々の音楽を通じて音楽を教授するというアイデアに基づいて設立されましたが、実際には、それは口で言うほど簡単なことではありません。バークリーでエレクトリック・ベースが専攻楽器として認められるのに、25年かかりました。(ジュリアードや他の音楽機関ほどではないにしろ)ターンテーブルのコースを設立するのにも、25年かかっています。それを考慮すれば、ラップトップやモバイル機器が楽器としてある程度認められるには、2025年を待たないといけない計算になります。もちろん、急いではいますが…。ここで示唆されている問題や議論は、EPD学科で私たちが積極的に考察を行っている部分であり、私たちが学生に提供すべきと考える教えを明確に示すものとなっています。重要な問いがここには含まれているのです。 バークリーのEPD学科についてさらに詳しく

Jace Clayton:グローバル・シチズン

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Jace Clayton:グローバル・シチズン

DJ /rupture名義で知られるJace Claytonは、多方面にわたり意欲的に活動するミュージシャンで、それぞれ独自の環境におけるサウンドの働きに鋭い耳を持っています。彼の作品は洗練度が際立っており、2001年に彼が制作しオンライン・リリースしたDJミックス『Gold Teeth Thief』で初めて披露された型破りなサウンド・ミックスが特徴的です。プレイリストにはその先見の明が表れており、ミッシー・エリオット、中東音楽、ドラムンベース、レゲエとジャンルを超えた混成の組み合わせで、しばしばすべてが同時にプレイされます。このようなスタイルが標準となり、オンラインDJミックスがありふれたものとなる前に発表された『Gold Teeth Thief』は大きな衝撃を与え、その影響は未だに消えていません。ClaytonはDJ /ruptureとして制作を続けていますが、他の活動も行っています。雑誌や専門誌のライターとしても成功を収めており、来年には新刊が出版される予定です。ライブ・バンドNettleへの参加のほか、本人名義でアヴァンギャルドな前衛作曲家Julius Eastmanのトリビュート・アルバムも制作しています。また、独特なサウンドを収録したプラグインを無償でオンライン提供するプロジェクトSufi Plug-Insでソフトウェアも作成しています。ニューヨーク・アッパーマンハッタンの自宅で、多岐にわたる活動とそれらの相互のつながりについてClaytonに話を聞きました。『Gold Teeth Thief』制作時のプロセスが、現在のミックス制作方法と比べてどのようなものだったか、お聞かせいただけますか?面白いことに、技術的なプロセスはそう違っていません。基本はミックスを生で録音する、それだけです。ツーテイクで終わらせて、MiniDiscに録音しました。Seratoやその他の機材を導入する前だったので、レコードと、CDの数トラックだけでした。カルチャー面からみると、かなり大きく変わったと思います。私のミックス手法は当時ほとんどの人にとって非常に新しいものでした。ある意味、今の私がここにいるのは、その手法があっという間に拡散したからです。あの種のつなぎやジャンプ、重ね合わせは、今やDJイングにおける主流のアプローチとなりました。また、当時はミックスを行う方が道理にかなっていました。DJミックスがオンラインにそれほど存在していませんでしたから。口コミが広がって、膨大な数の『Gold Teeth Thief』がダウンロードされたわけですが、実のところ、当時マドリッドに住んでいたので遠くの友人にも聞いてもらいたいと思い、CDを作成してある友人に送り、CDから作品をリッピングしてウェブのどこかに乗せて欲しいと頼んだのがきっかけだったのです。あらゆるものへのアクセスがオープンになり、ジャンル間の境界が曖昧になったことで、このような混成スタイルは衰退したと思いますか?はい。状況は変わりましたが、どのように変わったかをはっきり言うのは難しいですね。人々は同じ空間を共有することに慣れています。人々が一緒に作業を始めるとき、彼らの頭にどういう思いが巡っているのか、またどうやってそれぞれのポジショニングを行うのか、いったいどんなことを考えているのか、私はそこに興味がわくのです。すべてがそこにあるとき、次のステップとなるのはいったい何なのだろう?と。執筆中の新刊はどのような内容ですか?おおまかに「21世紀の音楽とグローバル・デジタル・カルチャー」についてと説明されていますが。タイトルはまだ決まっていませんし、タイトルも付いていないものについてあまり詳しく話すのもどうかと思うのですが、2016年7月に出版される予定です。ここ15~20年についての技術的変化(MP3、安価なラップトップ、ストリーミング視聴)と、この新しい状況を巧みに利用してこれまでにない方法で音楽を作成、実験、共有している人々について書こうと思っています。自分の経験と旅をインスピレーションにするつもりです。草の根的な技術に非常に興味を持っていて、グローバルな草の根的視点で書いています。これは学術書ではありません。新たな視点や思考を提供する文学作品のように読んでもらえればいいなと思っています。取り上げた事柄のひとつに、ベイルートのパレスチナ難民キャンプでの体験があります。政治的な意図があったわけではありません。ベイルートでライブがあったのです。本全体のアプローチもこのような感じで、変化がどのように感じられるのかを、単に技術的観点からだけではなく考察しています。この種のテーマを扱った本のほとんどは業界に焦点を合わせたもので、金の行方や、ストリーミングとは何か、といったことばかりです。こういったディベートのほとんどは、私にとって非常に退屈でつまらないものです。Sufi Plug-Insプロジェクトは、広範な世界を取り上げるという興味深い内容となっています。このプロジェクトはどのようにスタートしたのですか?スペインに6年間住んでいたのですが、その間にモロッコ人のバイオリニストAbdel Rahalといろいろな活動を行いました。彼は私のバンド・プロジェクトNettleに参加していたのです。モロッコ音楽の長年のファンだったこともあり、非常に興味深い体験だったのですが、あるとき、スペインに住んでいるのであれば、モロッコ人ミュージシャンと実際に仕事をし、さらに踏みこんだ活動を行うことも可能だと思いついたのです。セッションを初めてすぐ、音階に違いがあることが分かりました。彼はあらゆる種類の4分音のアラブの音階に違和感を感じることがありませんが、シンセやその他の機材はそうはいきません。美しくしなやかなモロッコ音楽のポリリズムについても同じで、コンピューターのシーケンサーは4/4、6/8などかっちりとした時間アプローチを取るよう作られており、ポリリズムが考慮されていないのです。また、逆でも同じ現象が起きました。制作中だったヒップホップのビートに合わせて演奏するようAbdelに頼んでプレイしてもらったとき、彼にはまったく異なる聞こえ方をしていたことが分かったのです。彼は、存在しない複雑なものを「聞き取」っていました。「ああ、この世にはまったく異なる面白い世界があるのだな」と思いました。Sufi Plug-Ins誕生のいきさつについてお聞かせください。Abdelと制作に摩擦を生み出して、アコースティック/エレクトロニック・サウンドをよりタイトに結び付けるものになればと考えました。つくづく、非西洋的観点から生まれたツールが少ないと感じていました。はじめは、パフォーマンスに使用できるツールを作成するのが目的でした。しかし、無償提供というのも悪くないと思いました。購入するとなると、人は「これは一体何なんだ?」「これを手に入れてどうする?」「カスタマー・サポートはどうなってる?」といったことを考えがちですが、無償にすれば、それは芸術作品のような存在になると考えたのです。美しい原ティフィナグ文字―2,000年も前の文字です―を使用して、スーフィー(イスラム神秘主義)の詩を説明のないまま表示させれば、興味深いインターフェースが作成できるな、と思いました。ユーザーにリアルな体験を提供したいと考えたのです。 マカーム・シンセサイザーBayati インターフェースにはスーフィーの詩が使用されていますが、これらの詩はどのようにして集めたのですか?もともと、詩の断片を集めていました。スーフィーの詩は膨大な数が残されています。プラグインでは、(カーソルで)マウスオーバーできるすべての要素で、ポップアップとして詩が表示されます。概してソフトウェアはどれも堅苦しく、すべてが灰色で、直線的です。ボリューム・フェーダーにマウスオーバーすると、「ボリューム」と表示されるのが常です。そこで私は、マウスオーバー時に何か別のものを表示させようと考えました。詩集からランダムに組み合わせたり、オンライン検索した言葉を使用しています。ルーミーは最も有名なスーフィー詩人ですが、400年にわたって英語に訳されてきたこともあり、その作品にはさまざまなバージョンが存在します。韻を踏むものもあれば、神について語ったものもあり、また全く非宗教的なものもあります。ペルシア語から英語への翻訳にはさまざまなバリエーションがあり、面白いです。 The Palmasハンドクラップ・ドラムマシン Sufi Plug-Insはさまざまなソフトウェア環境で動作しますが、開発時にLiveを想定していましたか?これも面白いんです。このプロジェクトに本格的に取りかかったのは、Max for LiveとしてMaxMSPがLiveに組み込まれてからでした。Maxは非常に興味深いプログラミング環境です。証券取引所からリアルタイム・データを取り込み、特定の音楽情報に変換するプラグインを作成したことがあります。Maxでは、こういったことが比較的簡単にできるのです。プログラミング知識は必要ですが、データをサウンドにマニピュレートするといった非常に変わったことを行うのに適しています。ただ、かなり扱いにくいのも事実です。アプリケーションを開いても、表示されるのはボックスや線ばかりで、ユーザーフレンドリーとは言えません。MaxがLiveに組み込まれたことで、オブジェクトをMaxで作成していた人たちにオブジェクトのケースが与えられることとなり、Maxはユーザーフレンドリーなプログラムになったのです。他にはLiveをどのように使用していますか?Liveは制作環境として使用しています。参加しているバンドのNettleでは、ライブ用のメイン・ツールとして使用しています。Julius Eastman Memorial Dinner(ニューヨークを拠点に活動していたアヴァンギャルド作曲家、故Julius Eastmanのトリビュート・アルバム『The Julius Eastman Memory Depot』のパフォーマンス・ショー)では、Liveを使用してライブ・プロセッシングを行いました。以前、音楽ソフトウェアのほとんどがアメリカとドイツで開発されていることについて語っていらっしゃいましたね。ソフトウェア使用の多くは私的なもので、海賊版も少なくありません。エジプトやボリビアでは、英語が一言も分からない子供たちが、Fruity Loopsでのビート作成方法を説明したビデオを観ながら、ソフトウェアの使用方法をなんとか理解しようと四苦八苦しています。文化的関連性のある新しいサウンドを中東やアフリカにもたらすことへの逸話としてSufi Plug-Insを説明されていましたね。それらのサウンドをその他の地域にも導きたいとお考えですか?アートとしての音楽ソフトウェアですから、非常に限定的な方法で非常に限定的な体験をユーザーに求めるものです。ただ、それをできるだけ広範囲に広めるというアイデアには好感を持っています。可能性の空間が広がるということです。ソフトウェアは、より高い立場にあるメーカーからより低い立場のユーザーにもたらされ、ユーザーはやりたいことを実現するため四苦八苦しなくてはならないといった存在である必要はありません。もちろん、そういった環境にも創造の可能性は広がっていますし、一概にはいえないのですが、クリエイティブなデジタル・ツールが局地的側面を有する、そんな世界を見てみたいと思うのです。楽器について言えば、どこへ行っても、さまざまな楽器がさまざまな方法で使用されています。一方、ソフトウェアには五指に余るほどのプラットフォームしかありません。膨大な量のクリエイティブなエネルギーと表現方法が、ほんの小さな蛇口に注がれている状態なのです。このプラグインが人気を得ているのは、これらが非常に独特で、他のすべての製品と異なっているからです。これをインスピレーションと捉えていただいているのならうれしいですね。 DJ /ruptureことJace Claytonは、Abletonによるミュージック・メイカーのためのサミットLoopに参加します。Jace Claytonの最新情報については、Jace Claytonのブログをご覧ください。Sufi Plug-Insを無償ダウンロードDJ/rupture名義でのJace Claytonのミックスの多くは無償ダウンロードとして入手可能です。